話題の音楽アプリ「nana」開発者インタビュー!音楽で世界とつながる

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見知らぬ人同士が音楽を通じてコラボする、そんな音楽の新しい楽しみ方を体験させてくれるのが今回ご紹介する音楽アプリ「nana」である。
今回は、「nana」を作った文原明臣さんからこのアプリを作るに至ったきっかけと今後の展望についてお話を伺いました。
今回のインタビューには、nana のユーザーサポートやプロモーションを支援している柴木みずほさんにも参加頂いています。

話題の音楽アプリ「nana」開発者インタビュー!音楽で世界とつながるアプリ

音楽で世界をつなげたい

宗像:今年の8月にアプリをリリースされてから話題を呼んでいる「nana」ですが、文原さんがこのアプリを作られたきっかけは何だったのでしょうか?

文原(敬省略):2010 年に起きたハイチ地震の復興支援の一環で制作された「We AreTheWorld 25 for Haiti」の動画見たのがきっかけです。

歌を通じて人々がつながる事って素晴らしいなと思ったのです。ただ、We Are The World 25 for Haiti は、プロのアーティストも参加し、かなりの手間と時間をかけて作られている。同じ事をもっと低コストで、誰でも参加できる形で実現できないか?と考えたのです。

もう一つはやっぱり iPhone です。iPhone がリリースされた時に感動したんです。この小さなiPhone を持ち歩けば、誰でも曲が録音できる。音楽のすごい可能性がひろがるって思ったんですね。

それで、iPhone を使って、世界の人たちが音楽でつながるアプリを作ろうと思って出来たのが nana です。高価な機材は要らない。鼻歌感覚で歌う事が出来る。そして、誰かの歌に他の人が参加する。コーラスをかぶせたり、伴奏を入れたりできる。そんなアプリを作りたかったんです。

音楽には言葉の違いが無いんです。ハイチの時も一つの曲をみんなで歌う事で、世界中が一つになれた。音楽でつながる、それが nana なんです。

宗像:分かります。僕も、中学校の時にオリジナルの We are The World のビデオを観て感動しました。学校の文化祭で、生徒全員で歌ったんですけど、世界と近づいた感じがしましたよ。nana はまさに iPhone の アプリで、We are The World、世界はひとつ、を実現しようとしているのですね。素敵です。

サンデーミュージシャンのためのアプリ

宗像:では nana は現在主にどんな人たちに使われているんでしょうか?

文原:世の中には、音楽を趣味にしている人が実は沢山いるんです。僕は、サンデーミュージシャンと呼んでますが、そういう方々が多いです。歌を吹き込む人もいれば、ピアノ、ギター、サックス、三線、ボイスパーカッション、ドラムなど、色々な楽器で吹き込む人も多いですね。

宗像:柴木さんは何を吹き込んでいるのですか?

柴木:私は歌です。聖歌隊に参加したり、学生時代にはバンド組んだりしていたのでまさにサンデーミュージシャンですね。

文原:ちょっと試しに聞いて見ますか?こんな感じです。

nana_2.jpg
言葉にできない。ささやかに声で参加(^^).

http://hibari.nana-music.com/wp/caZ8QcO1KK/

宗像:おー、これはすごい。迫力ありますね。なんか僕も歌いたくなっちゃいました(笑)

宣伝を全くしていないのにファンが急増

宗像:ちなみに、アプリの宣伝はどうされたんですか?

文原:特に宣伝と呼べるようなことはしていなくて、Tech系のメディアさんに掲載されたのと、iTunesストアの新着に掲載された位です。ユーザーの方が勝手に見つけてくれて、自然にユーザーが増えて行っているという状態です。

宗像:へえー。それはすごい!

文原:はい、ユーザーの方からは、こんなアプリが欲しかった、作ってくれてありがとうという声を頂いています。nana を作って本当に良かったと思います。

宗像:nana は Twitter とも連動してるんですか?

文原:はい、TwitterやFacebookと連携させて自分が演奏した音楽を共有することもできます。またTwitterにもハッシュタグがあって( #nanamusic )ユーザーの方は、このハッシュタグで、作品の紹介をしたり、一緒に演奏する仲間を探されたりしています。

宗像:へえ、知らない人と Twitter で繋がって一緒に演奏するなんて、なんかジャムセッションをやっている感じで楽しいですね。

文原:そうそう、そういうイメージです(笑)

苦労の連続のアプリ開発

宗像:ところで、アプリ開発には相当苦労されたと聞きました。

文原:そうなんです。もともと、半年以上前にリリースする予定だったんですが、スケジュールが大きく遅れました。作業の進捗をちゃんとフォローできなかったのが主な原因でした。知人の紹介で、優秀なエンジニアと知り合う事ができて、一気に開発スピードが加速したんです。それでやっとリリースにこぎ着ける事ができました。

柴木:文原さんの周りには、どんどん応援する人が現れるんですよ。私も友人の紹介でチームに参加することになりました。

宗像:なるほど。ベンチャー支援をされている投資家の磯崎哲也さんも周囲の協力を得る事の大事さを力説されていました。まさに、文原さんは、周囲の協力を得る事が出来る人なんでしょうね。

世界展開を着々と

宗像:世界展開の予定はいかがですか?

文原:はい、11 月中にグローバル対応したアプリをリリースすべく準備をすすめています。

宗像:11 月?もうすぐじゃないですか?もう準備が大変でしょう?

柴木:そうなんです。アプリの開発、ユーザー規約の英語化、プレスリリースの準備など盛りだくさんです(笑)

宗像:そうですよね。ちなみに、海外での広がりはどの程度を予想されてますか?

文原:僕はかなりいけると思っています。We are The World の例のように、音楽は世界中の共通言語です。カラオケが世界中で流行っているのも追い風です。また、nanaは、コラボレーションや即興性が特 徴で、これってアメリカのジャズとかゴスペルなんかと共通してるんですよ。

宗像:確かに。僕は、良くジャズを聴くんですけど、nana の話しを聞いていて、なんかジャズっぽいなと思っていました(笑)そうなると、海外でも人気が出そうですね!とても楽しみです。応援していますので、頑張って下さいね!

文原・柴木:はい、是非ご期待ください。ありがとうございました。

まとめ

どうだろう?なかなか楽しそうなアプリではないだろうか?音楽を通して世界中の人がつながるのは、本当に素晴らしいコンセプトだと思う。また、今回、初めて文原さんとお会いしたのだけれど、彼のソフトな語り口、人なつっこい笑顔に触れて、一気にファンになってしまった。

彼を手伝いたいという人がどんどん増えていくのも、彼の魅力なんだろうと思う。nana に興味を持った方は、ぜひ、nana を試してみてみよう。

【AppStore へのリンク】

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【文原明臣さんプロフィール】
1985 年 10 月 31 日生まれ。26 歳。兵庫県神戸市出身。2006 年神戸高専機械工学科卒業。学生時代に独学で歌を学び、敬愛する Stevie Wonderを目標にシンガーを目指す。卒業後は歌とは遠く離れた別の道を歩むも、音楽への想いは尽きることなく、より良い音楽の在り方を求めて 2011 年に nana を創業。

【柴木みずほさんプロフィール】
1978 年 2 月 12 日生まれ。34 歳。長崎県長崎市出身。2000 年福岡教育大学 小学校教員養成課程卒業。2 児の育児まっさい中ながら起業したマムプレナー。nana のチームメンバーと親交があり 1 ファンであったが、iPhone アプリの制作を手がけていることと、持ち前のコミュニケーションスキルを買われ nanaチームに参画。