三日坊主な自分を卒業するためのシンプルな方法とは?(海外研究の紹介)

経営・ビジネスハック

ダイエットをしよう、英会話を勉強しようと決意したものの、三日坊主で挫折する人のなんと多いことか。そして「どうせ自分には無理だ」と諦めてしまったり、自己嫌悪に陥ってしまうのだ。

 

しかし、「続かない」のがあなたのせいではないとしたらどうだろう?ちょっとした工夫で、解決できるとしたら?海外の研究成果から、この「三日坊主」問題を解決するためのヒントを紹介しよう。

 

誘惑に関する研究:「できません 」と「しません 」

最初に米国で行われた「誘惑」に関する実験を紹介しよう。この研究では学生を2グループに分けて、「誘惑」に対する反応を観察した。

 

最初に、一つ目のグループに、アイスクリームを見せた後で、「私はアイスクリームを食べることができません(I can’t....)」 と繰り返しさせた。もう一方には、同様にアイスクリームを見せた後で、「私はアイスクリームを食べません (I won’t...) 」と繰り返させた。

 

その後、うそのアンケート調査を行い、学生には実験は終了したと告げる。(しかし、実験は続いているのだ)

 

最後に、アンケート用紙を回収する際に、お礼として、カロリーの高いお菓子(チョコレートキャンディーバー)と、カロリーの低いお菓子(グラノーラ製のエナジーバー)のどちらかを選ばせた。

 

その結果、面白い事に以下のように差が出たのだ。

 

「できません」グループ:キャンディーバーを68%の確率で選択

「食べません」グループ:キャンディーバーを36%の確率で選択

 

つまり、「食べません」と繰り返す事で、健康を意識した選択を行ったと考えられるのだ。



習慣を続けるためのコツとは?


しかし、これは一回きりの実験だ。同じ事が毎日の習慣に通用するのだろうか?

 

そこで、健康にあこがれるOL30人を対象に実験を行った。運動を10日間続けてもらう実験だ。そして、運動する時に使う言葉で、3つのグループに分けた。

 

第一グループは、「運動をさぼったらダメ」というグループ、第二グループは、「さぼることはできない」というグループ、第三グループは「さぼりません」というグループだ。

 

最終的に、10日間、最後まで運動を続けることができた人数は、

 

さぼったらダメ:10人中3人(成功率30%)

さぼることはできない:10人中1人(同10%)

さぼりません:8人(同80%)

 

このように、圧倒的に「さぼりません」という言葉を使ったグループの継続率が高かったのだ。



誘惑に負けるのは、言葉の使い方の問題

 

この二つの実験で判ったのは、「できません 」よりも「しません 」の方が誘惑に強いという事だ。

 

コロンビア大学の動機科学センターのディレクター、ハイディ·グラント氏はこう語っている。

 

「『しない』という言葉は、自分の決意であり、意志の肯定、強化となる。一方、『できない』は、自らの意思ではなく、外部からの制限となる。そのため「できない」という言葉は、思考力と個人の主体性を奪い、脳のやる気を削ぐのだ。結果、モチベーションを維持できず、誘惑に負けたり、目標を達成できずに挫折してしまう」

  

宗像はこう考える

どうだろうか?今まで決意が長続きしないのは、自分の意思が弱いせいだと思ってなかっただろうか?それは間違いなのだ。決意が続かないのは、義務感、やらされ感が強いという事。さらには、言葉繰り返す事で、脳を鍛えていなかったからなのだ。

 

あなたは無意識のうちに、「やらなければ」と感じて行動してないだろうか?明日からは、義務感を捨て、「やりたい」、「やる」と決意し、紙に書き出して、繰り返し自分に言い聞かせよう。

 

思い出してみよう。実験では、自分に言い聞かせる言葉を変えるだけで80%もの人が運動を続ける事が出来たのである。あなたもこれで三日坊主のダメ人間を脱出出来るはずだ。

 

 記事執筆:(株)イノーバ。イノーバでは、コンテンツマーケティングのノウハウを詰め込んだ無料のebookや事例集をご提供しています。ダウンロードはこちらからどうぞ→https://innova-jp.com/library/

 

Source: Buffer blog、『スタンフォードの自分を変える教室』ケリー・マクゴニガル (著)

Photo Credit:BK