マムプレナーがマーケティング予算ゼロから1億円ビジネスを築き上げた!! EasyLunchboxes(イージーランチボックス)に学ぶソーシャルメディア活用法

コンテンツマーケティング
育児をしながら起業する女性(マムプレナー)は、年々増えている。
専業主婦の頭の中は、毎日の生活を効率よく、より住みやすいものにするためのアイデアで一杯だ。
EasyLunchboxes(イージーランチボックス)のCEOであり、3人の子供たちの母親でもあるケリー・レスターさんのマムプレナーとしての実績は、全て彼女のキッチンから始まった。
毎朝子供たちのお弁当を作り、1日の終わりには山のようなプラスチック容器を食洗機へ投げ入れる。サイズも形も違う大量の容器に、それぞれフィットするフタを探すのも一苦労。そこで考案されたのが「イージーランチボックス」。
再利用可能という環境に優しい、仕切り付きのプラスチック容器だ。健康志向の高まりから、弁当スタイルのランチが人気を集めているアメリカで、母親の目線から発明されたこのランチボックスは、空前の大ヒットとなった。
また、マーケティング予算ゼロから1億円ビジネスへと導いた独創的なソーシャルメディアの活用法は、マーケティング業界でも注目された。
彼女は、デジタルマーケティングにおいて重要とされる「ブランディング」「コンテンツ作成」「ネットコミュニティの構築」という、3つの分野に焦点を当てている。
ブランディング
発明したイージーランチボックスを、まず誰かに使用してもらおうと考えたレスターさんは、以前から交流のあった多くの弁当ブロガーたちに無料で配布し、レビューをお願いした。
その結果、何百ものレビューと一緒に、レスターさんのサイトはバックリンクされ、ブロガーたちのサイトで紹介された。また、弁当ブロガーたちは日常的にイージーランチボックスを使用し、ランチを詰めた写真をアップした。
これらの写真はPinterest で多くのユーザーにピンされ、クリックすると、レスターさんのブログや実際に商品を購入できるアマゾンサイトへとリンクされる。
質の高いコンテンツの提供
レスターさんが主に活用しているソーシャルメディアは、FacebookやPinterest、YouTube、そして、イージーランチボックスのWebサイト上に設置してある自身のブログだ。
どのソーシャルメディアにも彼女の写真や動画を見ることができ、ブランドの顔として表舞台に立っている。
提供されるコンテンツは、イージーランチボックスを使用したアイデアや効率的に家事をすませるためのコツなどといった、多くの女性にとって興味深く、そして役立つ内容となっている。
魔法の言葉でロイヤリティ強化
彼女が徹底して行っているのは、イージーランチボックスを利用し、写真をポストしてくれたブロガーたちに、必ず「ありがとう」とコメントし、それらの画像を自分の活用しているソーシャルメディアでシェアしたり、話題にしたりすることだ。
地道な作業ではあるが、これこそがブランドのファンを増やし、顧客のロイヤリティを向上させた要因である。
まとめ
デジタル化の進んだ今、自身のアイデアをシェアしてビジネスにつなげていくことは、決して困難ではない。難しいのは、そのビジネスを「維持」し、実際に収益を上げることだ。
自分の持っている知識やスキル、また、他のブロガーや企業の役立つコンテンツを惜しみなくシェアすることでお互いに恩返しをし、事業を拡大していくのもひとつの手段である。
あなたの会社もレスターさんのように、常に人間関係を大切にし、コミュニティ強化を図ってみてはいかがだろうか。
参考元:?How a Stay-at-Home Mom Built a Million-Dollar Business (from Her Living Room) through Passionate Online Marketing?Social Success Story: EasyLunchboxes Lessons in Branding, Content Creation & Community?Kelly Lester on HuffPost Live ? Mompreneur of the week
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