10秒でインターネットユーザーを引きつける「マイクロコンテンツ」は、コンテンツ・マーケティングで必須のアイテムだ!実践例で見る「マイクロコンテンツ」の作り方

コンテンツマーケティング

パソコン、スマートフォン、タブレット、携帯電話と、さまざまな端末で同じ情報にアクセスできる現在のWeb環境では、ユーザーの情報にアクセスする際の態度が、以前とは明らかに変化している。

パソコンからしかインターネットに接続できなかった、2000年代初めまでに比べ、その後10年間のテクノロジーの発達に伴うWeb環境の急激な変化は、インターネットユーザーの思考と行動様式を大きく変えてしまった。

その証拠とも言える、驚きの研究報告がある。

「インターネットユーザーの50%以上が、Webサイトを10秒未満で離れる」

ドイツのハノーバー大学とハンブルグ大学の共同研究「Not Quite the Average: An Empirical Study of Web Use」で明らかになったこの現実に、私たちはどう向き合うべきだろうか? 10秒未満しかコンテンツを見てくれないユーザーに向けた、有効なコンテンツはあるのだろうか?

答えは「Yes」。そのキーワードは、マイクロコンテンツである。

3行でコンテンツの内容は要約できるか?

Twitterの140文字に慣れたネットユーザーは、長い文章を読み込む根気を失っているように見える。練りに練って、価値ある情報をコンテンツにしても、「10秒」で引きつけ、最後まで読ませるコンテンツを作ることは、至難の業(わざ)に近い。

あなたが、自社のプロモーションのためにコンテンツを作る立場にあるとしたら、どのような方法をとればいいのだろうか。

……インターネットユーザーの半分をターゲットからはずす?

幸いにも残りの半分は、10秒以上あなたのコンテンツに付き合ってくれる人々だ。半分を捨て、残りの半分をターゲットに定めてみるというのも、考え方としては間違ってはいない。間違ってはいないが、正しくもない。なぜなら、捨ててしまった「半分」の人々は、面白い情報を積極的にネット上で拡散するタイプの人々だからだ。彼らをあっさり諦めてしまうのはもったいない。

では、どうするか?

10秒で理解できる「マイクロコンテンツ」を作ればいい。

たとえば、コンテンツの内容を「3行で要約する」コピーライティングに力を注ぐ。あるいは、文章ではなく、画像で内容がわかるコンテンツをファーストビューに置く。もう一歩進めて、10秒程度で完結する「動画」をファーストビューで見せる。

「10秒」マイクロコンテンツ 3つの実践例

マイクロコンテンツの実際例を紹介しよう。ここで紹介するのはすべて、この記事の内容をテーマに作成したものである。雰囲気を感じていただくために、あえてわかりやすく作ってみた。

実例1.コンテンツの内容を3行で要約したコピー

すぐにできるマイクロコンテンツといえば、コピーライティングであろう。Webページのファーストビューに、コンテンツの内容を要約したコピーを載せる。ユーザーを引きつけ、次のアクションに結びつけるという意味で、効果的な方法である。

ここでは、このブログ記事の内容を3行で要約してみる。

<インターネットユーザーの50%以上が、コンテンツを10秒未満しか見ない!? こんな驚きの結果を受けて、あえて提案しよう。これからは「10秒」で引きつけるコンテンツ作りが大切だ。その鍵は「コピーライティング」「画像」「動画」にある!>

実例2.コンテンツの内容を動画にしてみる

ページを開いたとき、動画コンテンツがあれば、多くのユーザーは目に留めるだろう。ただし、その動画は30秒から40秒程度の短いものが望ましい。1分を超える動画は、閲覧率が極端に低くなっていくのだ。

この記事の内容を30秒の動画にしてみた。ご覧いただきたい。

実例3.動画をGIFにしてコンテンツに組み込んでみる

動画の場合、「再生する」というアクションが必要だ。そのアクションさえ面倒くさいと思うユーザーも、確実に一定の割合でいる。そこで、動画を自動的にループさせるGIF形式にして、ファーストビューに組み込んでみる。

実例2の動画を7秒でループするGIFアニメにしてみた。

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マイクロコンテンツは「10秒の予告編」である

ブログ、Facebook、Twitter、Google+ ……SNSの世界は広がり、多種多様なプラットフォームがWeb上で人々をつなげている。どのプラットフォームでも等しく使える「マイクロコンテンツ」の制作は、世界中の人々を自社のカスタマーにするためには、避けては通れなくなっている。

ただし、勘違いしてはいけないのが、マイクロコンテンツはあくまでも「きっかけ」である、ということだ。多くのインターネットユーザーが10秒未満でWebサイトを離れているといっても、それは10秒以内にユーザーの興味を喚起し、サイトの奥まで誘導できていない、という意味でしかない。つまり、マイクロコンテンツはコンテンツの内容の予告編なのだ。

10秒でユーザーの目を引き、魅力を感じさせ、コンテンツ本体まで誘導する「何か」を演出できればいいのである。マイクロコンテンツは、そのための有効な手段になる。

自社コンテンツを、今以上に多くの人々に訴求するために、あなたもマイクロコンテンツを導入してみてはいかがだろう?

参考元: ・5 Tricks For Making Viral Micro-Content ・Micro-content: The Best Way to Diversify Your Content Strategy ・Not Quite the Average: An Empirical Study of Web Use

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