なぜ働くのか?仕事は割り切るべきか?20代へのメッセージ

経営・ビジネスハック

あなたは今の仕事に満足していますか?やりがいを感じていますか?

僕の直感では、日本人のビジネスパーソンで、満足していると答える人は2割を下回るのではないかと思う。
僕も、昔はすごく不満を感じながら仕事をしていた。

割り切って働くサラリーマンのパターン

日本のサラリーマンの典型的な行動パターンはこうだ。昼間は、とにかく我慢して働く。夕方8時になると居酒屋に行く。そして、会社や上司の愚痴をこぼす。土日は、家でごろごろして、平日の仕事の疲れを癒やす。

最近は、この行動パターンも少し変わってきているだろう。特に若い人はそうだ。若い人は、仕事は仕事と割り切っている。仕事は出来るだけ早く切り上げて、定時には会社を出る。そして、会社の先輩の飲みの誘いを断って、大学時代の友人と飲みに行く。

周りで何人かに聞いてみたけど、大体同じ行動パターンだ。

しかし、僕は疑問がある。

果たしてそれでいいのか?

そもそも、人生のうちで最も時間を使うのは仕事だ。仕事が楽しくなかったら、それは人生が楽しくないって事じゃないのか?仕事は仕事と割り切るのは、人生を割り切る事じゃないのか?それって自分の人生から手を抜いている事にならないか?

仕事に打ち込む事の大切さ

先日、ガイアックスというインターネット企業で働いている栗原さんとランチをさせて頂いた。インバウンドマーケティングについて、大変面白いブログを書かれているので、是非お話したいと思い、ランチにお誘いしたのだ。

彼は、大学1年の時からガイアックスでインターンをしていて、そのまま就職したという。彼は東大生だから他にも就職先はあったのだけれど、あえて、「仕事が沢山できる場所」として、ガイアックスを選んだという。

僕も、栗原さんに同感だ。僕は、仕事で成功する秘訣は、「とにかく仕事に打ち込む事」だと思っている。もっというと、「必死になって、長時間仕事をする事だ」

栗原さんは、22才という若さなのに、僕が14年かけてたどり着いた秘訣を知っている。将来、どんな大物になるのか、末恐ろしいとさえ思う。

繰り返しになるが、仕事で成功する秘訣は、「とにかく仕事に打ち込む事」だ。

仕事が出来る人に共通する特徴とは?

僕が将来一緒に仕事がしたいと思う人が3名いる。彼らに共通する特徴は、全員ハードワーカーである点だ。残業を厭わない。自分の仕事は、責任を持ってやりとげる。常に120%の成果を出そうとする。要領良く仕事をこなし、定時に帰る人は一人もいない。

誤解の無いように言っておくと、彼らはもともと仕事が早い。定時で切り上げて帰ったとしても、誰も文句を言わないだろう。だけど、彼らは定時には帰らない。自分の仕事にこだわりがある。妥協を許さないからだ。常にもっと高い成果を求め続ける。

僕が仕事を一緒にしたいのは、こういうタイプの人だ。

世の中には天才は居ない。ハードワーカーは居る

面白い話がある。
実は、ビジネスに限らず、スポーツや芸術の世界などでも、抜きんでた成果を出した人は、例外なくハードワーカーである。

日本が世界に誇るメジャーリーガーのイチローは、3才の時には、おもちゃのバットを振り始めた。小学校の時は、友達が遊んでいる中、毎日バッティングセンターに通い、バットを振り続けた。そして、彼は、今も人一倍トレーニングを積んでいる。

マイケルジョーダンも一緒だ。バスケの神様は、実は大学時代は補欠だった。しかし、人一倍練習した事では、彼はバスケの神様と呼ばれるようになった。

ジョーダンはこう言っている。
「とにかく練習したよ。誰よりも一生懸命やれば何とかなる。そう信じてやってきたからここまで来れたんだ」

みんなは、イチローがメジャーで活躍しているのは、彼が天才だからだと思っている。彼が特別な才能を持って生まれたからだと思っている。

これは大きな間違いだ。
イチローは、僕ら凡人と同じ才能を持って生まれてきた。彼がメジャーで活躍しているのは、人一倍努力しているからである。

天才研究が明らかにした事とは?

海外では、天才研究というものが進んでいる。ビジネス、スポーツ、芸術など様々な分野で活躍している人、いわゆる天才と呼ばれる人が、どのようにして天才になっているのかを調べるのだ。彼らは、生まれながらにして天才なのか?あるいは育った環境が影響してるのか?

答えは、明らかになっている。天才と呼ばれる人でも、過去を調べてみると、みな平凡な人間だった。特別な才能に恵まれて生まれた訳ではない。しかし、その後の努力で、みな天才になっていったのである。

最近は、天才の脳の研究も進んでいる。結局、天才になれるかどうかは、徹底的に練習をして、脳の回路を鍛えられるかどうかにかかっている。繰り返し、繰り返し練習する事で、正確で高速な処理をする脳を作り上げるのだ。

こちらの英語の記事が良くまとまっている。Google翻訳などを使って読んでみて欲しい。
http://money.cnn.com/magazines/fortune/fortune_archive/2006/10/30/8391794/index.htm

更に、この分野に興味のある人は、次の2冊の本を読むといい。英語だけなので、是非日本語訳が欲しいと思っている。

Talent is overrated.
http://www.amazon.co.jp/dp/1591842247

The Talent Code
http://www.amazon.co.jp//dp/0099519852

上記の本に繰り返し繰り返し出てくるのは、練習量の大切さだ。
集中状態を維持したまま、徹底的に練習するのだ。

仕事術はコモディティだ。差別化は出来ない

世の中には、ライフハック本や仕事術の本があふれかえっている。これらの本が売れるのは、仕事を早く切り上げて、プライベートを充実したいというニーズが強いからだ。

しかし、ちょっと待って欲しい。

効率良く仕事をして早く仕事を切り上げようとすればするほど、練習量は減っていく。その分野で成果を出す事から遠ざかっていっていく。この点を良く考えてほしい。本当に自分の仕事で一流になるには、人一倍時間を使うしかないのだ。

もちろん、仕事術を学び効率的に仕事を進めるのは重要だ。スマートフォンのアプリを使いこなすのもいいだろう。
しかし、こうしたノウハウは誰にでも手に入るものだ。誰にでも手に入るノウハウに依存している限りは、差別化は出来ない。

仕事術はコモディティだし、スマートフォンもコモディティだ。

本当に他の人と差別化を図るには、自分が仕事を通じて、汗をかき、身につけた経験やノウハウを使うしかないのだ。

現状を変えるためにアクションを取ろう

先日書いた記事で、ベンチャーキャピタルは、ビジネスアイディアではなく、エグゼキューションを評価しているという事を紹介した。これはまさに真理だと思う。

サラリーマンの仕事でも、これは当てはまる。会社の愚痴をこぼし、家でごろごろして、TVを見る暇があったら、今の会社で自分がやりたい事を実現する方法を考えてはどうか?

「うちの会社はもうダメだ。上司は判ってくれない。」と愚痴をこぼす暇があったら、どうやって会社を変えるか、上司を変えるか、考えてはどうか?

みんな会社や上司に何を言っても仕方がないと思い込んでいるけれど、そんな事は無い。会社は変えられるし、上司に影響を与える事も出来る。

社内政治のすすめ

あなたが本気でサラリーマンに取り組むのだとしたら、アドバイスが一つある。それは、社内政治の達人になる事だ。会社の中で誰が影響力を持っているのか、どのように意思決定が成されるのかを徹底的に研究し、自分が会社の意思決定に影響を与えられるようになるのだ。

社内政治というと悪い事、いけない事だと思い込んでいる人がいる。これは間違いだ。もし、あなたが今の会社で何かを成し遂げたいと思っているなら、一番の近道は社内政治の達人になり、会社を自分の思った方向に動かす事だ。

ジャックウェルチのサラリーマン術とは?

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GEの社長になり世界最高のCEOと呼ばれるジャック・ウェルチは、もともと、実は、コンサルタント出身でも、MBAでも無い。彼は、新卒でGEに入社し、社長になった。ジャック・ウェルチは、どのようにしてCEOまで登りつめたのか?

ある若者がジャック・ウェルチに質問をした。

「ジャック、僕はまだ会社に入ったばっかりで、どのようにキャリアを積んでいけばいいのか判らない。そんな僕にアドバイスをしてくれませんか?」

ジャック・ウェルチの答えはシンプルだった。

「自分の上司を出世させなさい」

彼は、このように説明する。
「普段から自分の上司の立場に立って仕事をしないさい。そして、上司が手柄になるように仕事をしなさい。例えば、資料を作る時には、そのまま上司が役員に説明できるようなプレゼンテーションに作りなさい。そうすれば、上司が出世をして、あなたを引き上げてくれるから。」

僕は、サラリーマンを10年間やったけど、これは真実だと思う。

「自分の上司を出世させる」これが、ジャック・ウェルチが世界最高のCEOになったサラリーマン術だ。

今まで、「会社はわかってくれない。上司はわかってくれない。」と愚痴をこぼしていた人。
そういう人は、このジャック・ウェルチの言葉を噛みしめて欲しい。

何故働くのか

20代のうちは上司を出世させるべし。そのために、徹底的に努力をするのだ。

僕は、最近の要領良く、スマートに生きたいという、世の中の流れに反対だ。なぜなら、要領良くやって結果を出す事は無理だからだ。むしろ、泥臭く、人一倍努力する事が大事なのだ。そして、自分のやりたい事を実現するために、会社の上司を出世させる仕事をする。それが、プロの仕事なのではないだろうか?

Photo Credit: US Pacific Fleet Brad Trent NY

記事執筆:(株)イノーバ。イノーバでは、コンテンツマーケティングのノウハウを詰め込んだ無料のebookや事例集をご提供しています。ダウンロードはこちらからどうぞ→https://innova-jp.com/library/