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イノーバマーケティングチーム2024/02/05 15:11:42< 1 min read

マーケティングオートメーションの市場規模やツールのシェアとは

近年、マーケティングオートメーションを導入する企業の数は国内外で増えており、市場規模は年々拡大し続けています。各社から新しいマーケティングオートメーションが次々と開発され、用途に応じて様々な種類から選ぶことができるようになっています。

本記事では、そんなマーケティングオートメーションの市場規模やツールのシェア状況について、国内外それぞれに分けてご紹介していきます。

★そもそもマーケティングオートメーションって?という方はまずはこちらの記事から

マーケティングオートメーション(MA)とは何か?機能と導入のメリット

 

マーケティングオートメーションの市場規模

海外でのマーケティングオートメーションの市場規模

マーケティングオートメーションは、アメリカで2000年代前半に注目され始めました。以降、マーケティングオートメーションはアメリカで次々と導入が進んでおり、BtoBのマーケティングオートメーションシステムの市場規模は2009年におよそ1億ドル (およそ110億円) だったのが、2017年にはおよそ33億ドル (およそ3600億円) にまで成長しました。

また、世界中での市場規模は2017年におよそ114億ドル (およそ1兆3千億円) で、今から5年後の2023年にはおよそ251億ドル (およそ2兆8千億円)へ の規模成長が見込まれています。

日本でのマーケティングオートメーションの市場規模

長年、日本企業は、飛び込み営業や電話でのセールスによって売り上げを伸ばしてきました。しかし、近年はインターネットの普及により、顧客側がオンライン検索をして商品を注文したり他店との比較をしたりという購買方法がBtoBの分野でも当たり前になりつつあります。 
そんなインターネットを利用する見込み顧客の増加に対応するために、日本でもマーケティングオートメーションを導入する企業が2014年から少しずつ増加を続けています。

マーケティングオートメーションを導入している企業の資本金の内訳は、3千万から1億円未満と1億から10億円未満がそれぞれおよそ25%ずつで半数を占めています。次に多いのが1千から3千万円未満で18%となっています。

資本金-2 
また、導入企業の内訳を業種別で見ると、マスコミ・情報通信関係がおよそ31%で最多、続いて製造・機械がおよそ18%、そして卸売業とサービス業がそれぞれおよそ11%となっています。

導入企業の業種-2 
市場規模に注目すると、2018年度は前年度に比べて21%増の196億円の予想となっており、3年後の2021年度には2018年度の42%増加の270億円と予想がされています。また、これまではBtoBよりもBtoCの方が成長が大きく、今後もその状態が続く予想です。

 

マーケティングオートメーションツールのシェア

海外でのマーケティングオートメーションツールのシェア

世界にはおよそ200種類ものマーケティングオートメーションツールがありますが、以下では数あるツールの中でも特に人気の3つのツールをご紹介します。 

  • Oracle Marketing Cloud

Oracle Marketing Cloudは、9月9日現在で14万3千以上のドメイン数を誇る、世界で最も人気があるマーケティングオートメーションツールの1つです。世界中のツールの中でのマーケットシェアの割合は18.11%と、全体のおよそ5分の1を占めています。

  • HubSpot

HubSpotは、9月9日現在のドメイン数が13万5千以上と、Oracle Marketing Cloudの次に多いマーケティングオートメーションツールです。なお、マーケットシェアの割合は17.11%です。

  • Adobe Marketing Cloud

Photoshopなどで有名なAdobeが提供しているAdobe Marketing Cloudというマーケティングオートメーションツールも人気です。9月9日現在のドメイン数はおよそ11万7千、マーケットシェアは14.84%となっています。

 

日本でのマーケティングオートメーションツールのシェア

以下では、日本での主要なマーケティングオートメーションツールのうち5種類をご紹介します。 

  • SHANON MARKETING PLATFORM

SHANON MARKETING PLATFORMは、株式会社シャノンという日本企業が提供しているマーケティングオートメーションツールです。国内における導入実績数は900以上で、キャンペーン実績数は22万以上を誇っています。
NTTコミュニケーションズ、ソフトバンクなどの大手日本企業も導入しているツールです。 

  • SATORI

SATORIは、SATORI株式会社のマーケティングオートメーションツールです。見込み客の一元管理や自動メールによるアプローチなど、集客および顧客開拓に強いツールとして人気です。
アデランス、パソナテックなど200以上の企業が導入しています。

  • List Finder

List Finderは、株式会社イノベーションが提供している国内BtoBシェアNo.1のマーケティングオートメーションツールです。誰でもマーケティングオートメーションを始めやすい価格帯とサポート体制、シンプルで操作がしやすいデザインなどで人気です。
SBSロジコム、ターゲットメディアなど国内で1,200社以上での導入実績があります。 

  • Kairos3

Kairos3は、カイロスマーケティング株式会社のマーケティングオートメーションツールです。初期費用1万円で始められるので小規模な企業でも導入がしやすい点、画面上に操作ガイドが表示されるのでマニュアルが一切不要な点などが注目されています。
LIXIL、株式会社JTBビジネストラベルソリューションズなどが使用しているツールです。 

 

まとめ

2000年代にアメリカで注目され始めて以降、マーケティングオートメーションの市場規模は年々拡大を続けています。2014年から日本でも徐々に導入が進んでおり、現在では海外製のみならず日本製のマーケティングオートメーションツールも多く開発されています。 
飛び込み営業や電話営業などから、インターネットを介してのマーケティングが主流となっていく今後数年間のうちに、日本でのマーケティングオートメーションの市場規模は200億円を超えるだろうと予想されています。 
海外ではHubSpotやOracle Marketing Cloud などのマーケティングオートメーションツールが人気ですが、日本では言語面での使いやすさやサポート体制などの理由から、主にSHANON MARKETING PLATFORMやCloud CMOといった日本製のツールが人気となっています。

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イノーバマーケティングチーム

株式会社イノーバの「イノーバマーケティングチーム」は、多様なバックグラウンドを持つメンバーにより編成されています。マーケティングの最前線で蓄積された知識と経験を生かし、読者に価値ある洞察と具体的な戦略を提供します。