マーケティングが無い国、日本。

デジタルマーケティング

昨日、前職の同僚と会って話しをしました。日本の会社には、CMO(Cheif Marketing Officer)が居ない。だから、マーケティングの戦略的な投資が決められないという話で、盛り上がりました。

確かに、日本の会社ではCMOが居ない所が多いです。CMOに近いポジションにいるとしたら、宣伝部の部長というイメージでしょうか。でも、宣伝部の部長は、広告予算を預かっているので、基本はキャンペーンプランニングになってしまうんです。 アメリカの会社の社長は、けっこうマーケティング出身者がなるのですけど、日本では一部の会社をのぞいて、マーケ出身の人は社長になりません。かわりに社長になるのは、エンジニアか、営業出身者です。

ビジネスがグローバルになり、消費者がデジタルに移行している中で、マーケティングは、どんどん複雑に、高度になっています。マーケティングのIT化がどんどん進み、数年後には、企業のIT投資額よりも、マーケティングITの投資額が上回ると見られています。

これほど、マーケティングが重要な時代なのに、マーケティングに対して、組織的に取り組んでいない、日本企業って大丈夫なんだろうか?と本当に思います。何らかの形で、デジタルマーケティング、オンラインマーケティングに関わっている人なら、共通して感じる危機感ではないでしょうか?

マーケティングの分野で、日本はアメリカの最低2−3年は遅れています。分野によっては、10年位遅れていると言ってもいいと思います。

もともと遅れているのに、アメリカでは、マーケティングのIT化が進み、どんどん進化のスピードが上がっています。ここ2−3年のマーケティングの進化は、想像を絶するスピードで進んでいっています。このままいくとどうなるのかなと思います。

例えば、将棋の世界では、パソコンによって、過去の対戦DBが自由にアクセスできるようになった結果、羽生名人のような新世代のプレイヤーが多数現れました。

マーケティングの世界でも同じ事が起きています。マーケティングのIT化が進みむと、新しいプレイヤーが一気に現れると思っています。オンラインのマーケティングに積極的な会社は、過去のビジネスの序列を壊し、一気にトップに躍り出ます。

日本でそれをやったのは、おそらく楽天なんでしょう。でも、Eコマースは、結局リアルコマースの5〜10%しか取っていないので、影響は限定的です。今後、残り9割のビジネスに関して、マーケティングのデジタル化が急速に進みます。

その時代についていけるのか?どうやってついていくのか?企業のトップは考える必要があると思います。 Photo Credit:Madison Guy