マーケターとWebデザイナーの共同作業はなぜうまくいかないのか?その理由と改善のヒント

デジタルマーケティング

マーケティングとWebデザインは、切っても切れない仲である。にもかかわらず、マーケターとWebデザイナーの共同作業が円滑に進まないのはよくあることだ。

なぜ、マーケターとWebデザイナー間のコミュニケーションは、うまくいかないのだろうか?

本記事ではその理由に迫りながら、状況を改善するためのヒントをご紹介する。

マーケターとWebデザイナーの違い

マーケターとWebデザイナーのギャップを埋めるためには、まず、2つの違いを理解する必要があるだろう。

マーケターの傾向として挙げられるのは、トラフィックやコンバージョンなどの数字やデータを重視することだ。マーケターにとっての成功は、リーチの範囲が広いことを意味する。また、見込み客とのコミュニケーションを効率的なものにするために、彼らを1つの集合体として捉えるのも特徴の1つだ。

Webデザイナーは逆に、多少のトラフィックやコンバージョンを犠牲にしてでも、役に立つ、価値の高いコンテンツを重視する。Webデザイナーにとっての成功は、ニーズを満たすコンテンツを提供することだからだ。人を個人として捉え、その1人を満足させようとする。

ありがちなのは、マーケターがWebデザイナーをアーティストのように見てしまうことだ。しかし、それは完全な誤解で、デザイナーの役割を理解できていないことになる。

HubspotのKeith Frankel氏はこう言っている。

「デザイナーの仕事は問題を解決すること。彼らはニーズを見て、それを満たすベストな方法を考えて、解決策を提供する」

マーケターとWebデザイナーの特徴は、どちらも欠かせないものであることがわかるだろう。マーケティングとWebデザインの融合は不可欠なのだ。そのためにも、マーケターとWebデザイナーは協力し合わなくてはならない。

マーケターとWebデザイナーがうまくいっていないサイン

「うちは対立もなく、うまくやっているから」と思っていても、実はうまくいっていないケースは多々ある。マーケターとWebデザイナーの間に問題がある場合のサインを挙げるので、チェックしてみていただきたい。

□お互いを信用していない

□打ち合わせでの姿勢が消極的 (質問はしているか? 最良の解決策を一緒に考えているか?)

□そもそも打ち合わせが行われていない

□お互いをパートナーと思っていない

□Webデザイナーがマーケティングチームからの案や指示を軽視している (案を無視していないか? 指示に従っているか?)

「当てはまるのは1つだけ」と安心してはいけない。1つでも当てはまれば、それはマーケターとWebデザイナーがうまくいっていない証拠だ。

これ以上問題を大きくしないためにも、早急に話し合いの機会を設けよう。

マーケターとWebデザイナーのギャップを埋めるヒント

それでは、マーケターとWebデザイナーの共同作業をスムーズに行うためのヒントを見ていこう。

  1. 明確なゴールを設定する プロジェクトを進める際には、初期段階から関わる人間全員が、同じ方向を目指していなくてはならない。 最初の打ち合わせで両チームが全てを明確にし、一緒に目標を設定することが重要だ。後に起こり得る混乱や不満を避けるためにも、最初に必ず話し合いの場を設けよう。
  2. お互いの役割を設定する 同じく最初の段階で、それぞれのチームの役割を明確にしておこう。 仕事内容を把握し合うことで、お互いの役割やニーズに対する理解を深めることができるだろう。それぞれの作業の期日も、この時点で決めておきたい。
  3. 情報を得る 同じく、最初の打ち合わせで明確にしておきたいのが、お互いの作業で必要になる情報だ。ターゲットオーディエンス・キーワード・クライアントの希望など、全ての情報を共有しておこう。
  4. 作業の記録を取っておく 「何でこの作業にこんなに時間がかかってるんだ?」という一言から、チーム同士の関係がぎくしゃくすることも。それを避けるためにも、最初の打ち合わせから全ての作業を通して、記録を取っておくことが重要だ。 そうすれば、どの作業にどれぐらいの時間やお金がかかったのかを、すぐに説明することができるだろう。
  5. ダメ出しと修正作業は覚悟しておこう Webデザインにダメだしと修正は付きものだ。ときにはマーケターから「ちょっと違うんだよなぁ」とか、「もっと何とかならないかなぁ?」のようなフワフワしたコメントが出てくる可能性もある。 そんなときは、もっと具体的な意見を引き出すように努力しよう。お互いが広い心で話し合うことで、より良いアイデアが出てくるはずだ。

最後に

「クライアントのニーズに応える」「できあがったサイトをより多くの人に見てもらう」「見た目も良く、人を惹きつけるサイトを作る」……これらはマーケターとWebデザイナーに共通する目標だ。

つまり、最終的に目指しているゴールは同じなのである。

「わかっていて当たり前」「言ってもわからない」といった思い込みは捨てて、とにかく話し合い、情報を共有し合おう。その努力がまずは歩み寄りの第一歩になるだろう。加えて、互いをリスペクトし、謙虚な気持ちで学ぼうとすれば、共同作業はもっとスムーズに進むはずだ。

参考元: Why a Marketer Should Think Like a Designer A Guide to Bridging the Gap Between Marketers and Designers

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