メール配信の最適な頻度を見極めて、最大限の効果を引き出そう!

マーケティングオートメーション
メールマーケティングでは、送る内容はもちろん大事だが、配信頻度も重要な要素の1つ。どのぐらい頻繁に配信するかが、開封率、クリック率、コンバージョン率、解除率にも影響してくる。
メール配信のベストな頻度を見極めるポイントを3つまとめてご紹介する。
目次
知っておきたい!メールマーケティングのポイント3つ
キャンペーンのメールは送りすぎると逆効果?
メールマーケティングを活用しようと言うものの、メールの数を多く送れば良いというわけではない。MailChimpが行った調査によると、キャンペーン告知メールの配信数が多いほど、コンバージョン率が下がることがわかった。
「キャンペーン」と呼ぶからには、何かお得で特別な内容であると期待するだろう。しかし、そんなキャンペーンメールが何度も届くとキャンペーンという名の単なる宣伝メールであると感じさせる。また、商品やサービスが安くなるというキャンペーン情報が常に送られてくれば、「今、急いで買わなくても、欲しい時に安い値段で買える」とユーザーを思わせてしまいかねない。
もし、自社のキャンペーンメールの反応率が悪いと感じるのならば、送りすぎていないか見直してみてはいかがだろうか。
メールを送るベストなタイミングはいつ?
メールマーケティングを行うにあたって、迷うのは「配信日」と「配信時間」である。メールを送る日と時間帯によってメールの開封率が変わるのであれば、最も効果的なタイミングでメールを送りたいと思うだろう。では、それはいつなのか?
Get Responseが行った調査によると、メールマガジンを配信するのに最も適しているのは、木曜日であることがわかった。そして、週末になるとクリック率・コンバージョン率ともに下がる傾向にあった。つまり、多くの人が休みである週末よりも、週の半ばにメールを送ったほうが読んでもらえる可能性は高くなるのだ。
さらに、同調査によると、配信時間に注目すると、「午前8時~9時」と「午後3時~4時」が最もクリック率・コンバージョン率が高くなることがわかった(業種にもよるが、平均値として)。
午前8時~9時は朝の通勤時間帯であり、電車の中など移動中にメールを読む人が多いことを示している。また、午後3時~4時はほっと一息、休憩をとれる時間帯であり、隙間時間にメールを読んでもらえるチャンスが高まるのだろう。反対に夜9時以降~翌朝6時までは反応率が下がるので避けたほうがよさそうだ。
メールマガジンの購読解除をされないようにするには?
せっかくメールマガジンに登録してもらえたのに、その後、メールの購読解約されてしまえば、せっかくのリストも台無しになってしまう。そんなことを避けるためには、解約率を抑える工夫が必要となる。
BlueHornetが行った調査によると、解約の一番理由は「メール配信の頻度」であることがわかった。キャンペーンメールが多いと反応率が下がるとご紹介したのと同じように、メールマガジンの数が多すぎると、購読解除される危機を招きかねないのだ。
では一体、何通送るのがベストなのだろうか? その答えは、企業のサービス内容や、ユーザーの属性によって異なり、一概に答えを出すのは難しい。自社のメールマガジンの配信数を最適化するためにも、反応率を記録しながらベストな数を導き出していくことをおすすめする。
メールマーケティングを最適化しよう
今回ご紹介した、最も効果の出やすいメール配信日と時間帯を一つの参考に、自社のメールマーケティングを最適化してみよう。
また、キャンペーンメールの効果を高め、解除されないようにするためにも配信数を考慮していくことが重要となる。さらに、その反応率を記録しておくことで、自社にとって最適なメール配信のタイミングとその頻度が見えてくるだろう。
参考元:?Sending Frequency: More Is Not Always Better! By John?Best Times to Send Email for Opens and Click-Throughs?Email frequency: how much is too much? By David Moth
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