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イノーバマーケティングチーム2024/03/18 3:52:551 min read

LINE広告の特徴とは?メリットや注意点を確認して出稿の準備を進めよう

既に国民的な連絡ツールとして定着しているLINEアプリは、広告を出稿する媒体としても注目を集めています。

LINEの使用率や日々の利用頻度などを考慮すると、LINEへの広告出稿には多くのメリットがあると考えられるでしょう、

こちらではそんなLINE広告の特徴と、利用時のメリットや注意点を解説します。

LINE広告とは?

LINE広告とは、メッセージアプリの最大手であるLINEアプリやその関連アプリに出稿する広告のことです。

LINEアプリはメッセージのやりとりを行うだけでなく、ニュース配信やショッピングなど、さまざまな機能を搭載しています。

そのため広告として利用できる枠が数多くあり、企業にとっては自社コンテンツをアピールする魅力的なプラットフォームとしても注目されているのです。

LINE広告の特徴はその規模の大きさ

LINE広告が注目される理由のひとつに、アプリとしての規模の大きさがあります。

LINE株式会社が発表した2021年1~6月期版のデータによると、国内の月間アクティブユーザー数は8,600万人、アクティブ率は85%と高水準です。

日本の人口の約68%が活用していると試算できるので、既に生活インフラの一部として捉えられるでしょう。

 

アプリ利用者を年齢で確認すると、10~50代の80%以上がLINEを使っていることが分かります。

性別でも男性が47%、女性が53%とほとんど均一で、幅広い層に利用されているのです。

さまざまなユーザーを広告のターゲットにできることから、多くの企業にとってLINE広告は魅力的な広告媒体となり得るでしょう。

LINE広告のターゲティング・配信機能

LINE広告には多数の種類があり、それぞれに特徴が備わっています。

以下を参考に、LINE広告で利用できる広告のタイプを確認してみましょう。

デモグラフィック配信

年齢、性別、地域、興味関心といった各種属性でターゲティングを行い、セグメントに合わせた広告を配信する方法です。

地域情報は市区町村を指定するだけでなく、特定のエリアを指定してその範囲内にいるユーザーへの配信も行えます。

例えば実店舗近くにいるユーザーを対象にするなど、リアルの生活重視の広告配信も可能です。

オーディエンス配信

蓄積されたユーザー情報を利用して、セグメントに合わせた広告配信を行うスタイルです。

購入履歴を参考に端末識別IDを管理できるので、リピート購入を促す広告の配信などにも使えます。

友だち追加

自社のLINE広告アカウントに友だち追加してもらうための広告で、追加ごとに課金が発生するシステムです。

自社コンテンツに関心の高いユーザーを引き込めるので、その後のアプローチがしやすくなるのが魅力となっています。

LINE公式アカウントのオーディエンス配信

自社のLINE公式アカウントを友だち登録してくれたユーザーを対象に、広告配信を行える機能です。

広告設定には「ターゲットリーチ(ブロックされていない友だち)」「ブロック中の友だち」の2種類があり、各種オーディエンスに向けて最適な広告を配信できます。

もっと単純に広告主のLINE公式アカウントの友だちに向けて、クーポンや広告メッセージを送信することも可能です。

そのほか、友だち登録されている情報を元に「類似オーディエンス」を作成できるので、まだ接触していないLINEユーザーに向けての広告配信も行えます。

類似配信

あらゆる情報内容に類似したユーザーを対象に、広告配信ができるシステムです。

類似元のデータには、コンバージョンに成功したオーディエンスや自社がアップロードした顧客情報などが利用できます。

LINE内から新規で対象となるユーザーを発掘できるので、広告の配信先を広げられるでしょう。

リエンゲージメント配信

アプリのインストール後に休眠状態となっているユーザーを特定し、再起動を促す広告を配信できます。

自社アプリ内で実際にユーザーが行った行動に合わせてターゲティングができるので、アプリの再起動につながる可能性の高いセグメントにアピールが可能です。

自動最適化配信

LINE広告には機械学習機能が搭載されているため、自動で広告入札の最適化が行えます。

設定した目標に合わせて入札金額を自動調整してくれるので、手間をかけることなく広告配信が実施可能です。

予約型広告

配信画面、期間、広告内容などをあらかじめ決めた上で、広告配信を予約する方法です。

予約型広告には以下の2種類があり、それぞれに特徴が備わっています。

  • リーチ&フリークエンシー:「LINE VOOM」の広告に月1回以上接触している4,900万人のユーザーを対象に、優先的に広告を配信できる
  • ブランドリフトサーベイ:広告に接触したかどうかでユーザーを分類して、各ユーザーに対してブランドリフト調査(ブランディングを目的とした広告の成果を測定すること)を行う

LINE広告の配信面

LINE広告は、LINEアプリからアクセスできる各サービスが配信面となります。

具体的には、以下のサービスの画面に広告を配信可能です。

LINEトークリスト

LINEによるメッセージ機能を使用する画面で、全サービス中もっとも使用率が高いのが特徴です。

画面最上部に位置する「トークリスト」に広告が配信されるため目につきやすく、大規模なプロモーションに活用できます。

LINE VOOM(旧タイムライン)

LINE VOOMとは、ユーザーの投稿に対して「いいね」や簡単なコメントなどを残せるタイムラインサービスで、こちらの画面にも広告を配信できます。

自社の公式アカウントがブロックされていても問題ないので、幅広いユーザーに広告を見てもらえるでしょう。

LINE NEWS

リアルタイムでさまざまなニュースを掲載するサービスで、トップページ、記事一覧ページ、そのほか340媒体(2021年4月時点)のアカウントメディアの一覧ページに対して広告が掲載可能です。

月間アクティブユーザーが7,500万人(2020年4月時点)と豊富なのも特徴で、広告の閲覧数を伸ばすことに期待できます。

LINEマンガ

スマホ向けの電子書籍サービスで、2020年8月時点で専用アプリのダウンロード数が2,800万件を突破するほどの人気があるのが特徴です。

15~19歳の利用率が27%、20~30代が60%と、若年層の利用率が高いので若者向けの広告配信に適しています。

LINE BLOG

LIENが運営するブログ執筆・閲覧サービスで、人気有名人や多数の公式ブロガーがさまざまな情報を発信しています。

ユーザー属性を見ると男女比率が3:7で女性が多く、20~40代の幅広い年代の人たちが利用しているため、特に女性ユーザー向けの広告出稿が検討されるでしょう。

LINEショッピング

LINE内で約250社、1憶点を以上の商品を対象に購入できる通販サービスです。

20代後半~40代前半の利用者が多く、  約7割のユーザーが女性なので、ターゲットを明確にして広告を出稿できます。

LINE広告ネットワーク

月間アクティユーザー数1.1億人(2020年9月時点、LINE広告ネットワーク内の重複を除く配信先アプリの数値)に配信が行えるアドネットワークです。

LINEが提携する各種アプリへの広告出稿が可能で、数多くのジャンルを対象に豊富なデータを活用してのターゲッティングが行えます。

LINEプロモーションスタンプ

LINEに広告費を支払うことで、ユーザーにオリジナルのスタンプを配信できる機能です。

ダウンロードされたスタンプはユーザーの日常会話で利用されるため、多くのユーザーに自社コンテンツやキャラクターを宣伝して広告効果の向上につなげられます。

自社のオリジナルスタンプになるようなキャラクターがいなくても、広告タイアップが行えるクリエイターと契約してスタンプの制作を代行してもらうことが可能です。

LINEポイントAD

LINE公式アカウントの友だち追加や動画の視聴などを行ってくれたユーザーに対して、LINEポイントを付与する広告手法です。

LINEポイントは、LINE上のコンテンツ購入やLINE Payでの買い物などに使えるので、ユーザーにお得さを提供しつつ自社コンテンツのアピールが行えます。

LINE広告などで収集したデータを活用したクロスターゲティングに対応しているので、幅広いユーザーにアプローチが可能です。

LINE広告のメリット

LINE広告には、以下のようなメリットがあります。

なぜLINE広告が注目されているのかを、この機会に確認してみましょう。

配信対象となるユーザー数が多い

LINEアプリはアクティブ率が非常に高いため、多くのユーザーを広告の配信対象として想定できます。

利用しているユーザーの年齢層も幅広く、性別も良いバランスになっているので、あらゆるコンテンツの宣伝に活用できるでしょう。

母数が多いとセグメント設定に合わせた特定のユーザーに向けての広告配信の際にも、多くの人が対象になると予想できます。

多数のユーザーに広告を見てもらえる可能性が高い点は、LINE広告のメリットのひとつです。

インフィード広告で悪目立ちしない自然な広告が出せる

LINE広告は、コンテンツの隙間に自然と広告を配置する「インフィード広告」が利用できます。

悪目立ちせずに自然な形でユーザーの視線を捉えられるので、過度な広告による嫌悪感を引き起こすリスクが少ないです。

静止画と動画の両方を配信できるため、自社コンテンツの内容に合わせてインフィード広告を設定できます。

少額の予算からでも広告が配信できる

LINE広告は、少額からでも広告配信をはじめられる点がメリットです。

最低出稿金額は設定されていないため、極端な話では入札価格を1円に設定しても広告配信が可能です。

もちろん1円などの低予算では広告枠を購入できないため、実際に広告配信を実現することはできません。

それでも自由に金額を決められる点は、広告予算が少ない場合にはメリットになるでしょう。

LINE広告には「クリック課金」と「インプレッション課金」の2種類があり、こちらも自由に利用者側が設定できます。

オンラインだけで簡単に申請が行える

LINE広告は、オンラインによる申請だけで簡単にはじめることができます。

「ログインアカウントを発行」→「アカウント作成を行なう」→「広告掲載を実施する」→「支払い手続きを行う」といった基本となる流れは、全てオンラインで完結するのです。

時間をかけずに広告配信を開始できるので、実際に成果を出すまでの時間短縮も狙えます。

LINE広告の注意点

LINE広告を使う際には、いくつか注意点を把握しておく必要があります。

途中で問題が起きないように、事前に注意点をチェックしておきましょう。

掲載できないジャンルがある

LINE広告には、あらかじめ掲載を禁止されているジャンルがあります。

例えば宗教関連、探偵業、たばこ・電子タバコ、生体販売、整骨院、接骨院、鍼灸院、情報商材や自己啓発セミナーなどは、掲載自体が不可能となっているのです。

こちらの公式ホームページで掲載不可能なジャンルを確認し、自社コンテンツがその内容に当てはまらないことを把握しておきましょう。

商品によっては定められた文言の記載や忌避事項がある

LINE広告として配信は可能でも、定められた文言の記載や忌避事項を守る必要があるジャンルもあります。

例えば通販サイト、古物商、アルコール飲料、コンタクトレンズ、公営ギャンブルなどは、決められた文言や忌避事項を確認した上で、広告審査に臨む必要があるでしょう。

LINE広告のメリットを活かして広告成果を最大化する

LINE広告にはその規模やアクティブユーザー数を活かした、魅力的な広告フォーマットがあります。

さまざまな広告スタイルを選択できるので、この機会に自社コンテンツにマッチした広告配信方法がないか確認してみてはいかがでしょうか。

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株式会社イノーバの「イノーバマーケティングチーム」は、多様なバックグラウンドを持つメンバーにより編成されています。マーケティングの最前線で蓄積された知識と経験を生かし、読者に価値ある洞察と具体的な戦略を提供します。