「リミット」があるほうがコンテンツ制作力がアップする!? 逆転の発想でコンテンツマーケティングを成功させる方法

コンテンツマーケティング

一般的には、時間やリソースがたっぷりあれば、充実した内容のコンテンツをつくれる。しかし、ときには、時間やリソースなどに制約があることで、かえってコンテンツの制作力がアップする場合もある。

では、いったい、どのように「リミット(制約)」がプラスの方向に働くのだろう? 3つの理由をご紹介していく。

コンテンツマーケティングにリミットが効く!3つの理由

1.【文章の長さの制約】→わかりやすく、まとまりのあるコンテンツになる

記事の文章は、長ければいいというわけではない。もちろん、SEOの観点で考えると、長いページが効果的だと言われることもある。しかし、私たちが一番に考えるべきなのは、検索エンジンのアルゴリズムではなく、読者の心理である。

つまり、記事の文章の理想は、読者に、わかりやすく伝えられる長さが一番良いのであり、簡潔にまとめてあるほうが、読みやすいというメリットがある。

ダラダラと、長文にする必要はない。1000文字以内でも、写真や見出しで装飾されていれば見栄えもよくなるし、欲しい情報が、すぐにわかる。詳しく書きたいことがあるのなら、何度かに分けてシリーズにし、ポイントごとにまとめるという方法もある。

結果として、他のページも読んでもらえる機会が増え、PV(ページビュー)数をアップさせることができるのではないだろうか。

2.【ネタを収集する時間の制約】→業界人ならではの情報を発信できる

忙しいと、一から新しい情報を集め、記事にまとめて、コンテンツを発信するのは大変な作業である。しかし、その業界に携わる人なら、わざわざ新しいことを調べて書こうとしなくても、日々の経験や出来事からネタを拾えば、十分読み応えのあるコンテンツになる。

筆者が、ある優秀な経営者にお会いした時、その方は、「私は、ビジネス書を読む時間がない」とおっしゃっていた。「ビジネス書も読まずに、どうしてこれだけ知識が豊富なのだ」と不思議になり、尋ねてみると、「お会いする経営者から、話を聞いている」のだという。

なるほど、インターネットにも書籍にもない情報こそが、「どこにも落ちていない、生の情報」であり、価値があるというわけだ。

コンテンツのネタは、日々のなかから見つけ出すようにしよう。そのほうが時間もかからないし、結果として、「いいネタ」に出会える可能性が高くなる。

3.【社内リソースの制約】→外から新しい発想と刺激をもらえる

自社に、コンテンツを制作するリソース(人的資源)がないのなら、思い切って、外に助けを求めてみよう。社内にいる者同士は、どうしても考え方が似てきてしまう。そうすると知らぬ間に、頭がカチカチになってしまうのだ。

しかし、社外から意見を求めてみると、あっと驚くような新しい発想に出会えることがある。新鮮な視点は、単に、コンテンツマーケティングの価値を高めてくれるだけでなく、社内のマーケティングのアイデアとしても役に立つ。

また、その業界の権威者と言われる人にコンテンツの執筆を依頼することで、これまでとは違ったユーザー層を自社のメディアに流すこともできるし、ゲストブロガーのサイトからリンクをもらうことで、SEO対策としても効果を期待することができる。

忙しさも、武器にしてしまえ

「忙しくて、コンテンツマーケティングが思うように進まない」。

おそらくどこの会社でも、同じような悩みを抱えているはずだ。しかし、忙しさを理由に手を動かさないでいては、何も始まらない。

今回ご紹介した3つのポイントを参考にして、質の高いコンテンツを早く生み出せるように、工夫をしてみてはいかがだろうか。

参考元: 7 Ways Limitations Can Boost Your Content Creation Productivity By ROGER C. PARKER How to Overcome Content Marketing Limitations by Stuart J Davidson

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