ランディングページ(LP)にパーソナリティを加えてコンバージョン率を高めよう!

デジタルマーケティング

ランディングページ(LP)とは、検索や広告などによって外部からやって来るWeb訪問者が最初にたどり着くページのこと。商品の販売ページ、サービスの申し込みページや、無料オファー、無料レポート、メールマガジンなどの登録ページも含まれる。

つまり、訪問者にアクションを起こしてもらうことを目的としたページということだ。サイト運営者にとっては、勝負の場とも言えるだろう。

本記事では、ランディングページにパーソナリティを加えることでコンバージョン率(成約率)アップを狙う方法をご紹介する。

パーソナリティは「性格」「人格」「個性」などと訳せるが、「人間味」と捉えてもいいかもしれない。ランディングページに「個性」や「人間味」を加えるとはどういうことかを見ていこう。

画像や動画を使った視覚的なアプローチ

画像や動画など、視覚的なものを使ったアプローチ法は、訪問者の信用を得るのに効果的だ。例えば、無料レポートの申し込みを目的としたランディングページであれば、レポートの表紙の画像を載せるといいだろう。訪問者は実際にもらえるレポートをイメージできる方が、申し込みボタンを押しやすいはずだ。

しかし、人物を登場させればさらに「人間味」が増すだろう。画像であれば写真素材を使うのもいいが、自社スタッフなど、リアルな人物の画像も検討したい。モデルよりも、リアルな人物を使った画像の方がコンバージョン率が高いことは、多くの研究で証明されている。「お客様の声」に顧客の写真を添えるのもいいだろう。

また、1人だけの画像よりも複数の人間が写っている方が効果的である場合が多いが、これはビジネスにもよる。

1人のみの場合は女性、または男性のどちらがコンバージョン率が上がるか?  本当に複数の方が反応がいいか?  真面目な表情と笑顔。効果的なのはどちらか?  目線は正面がいいのか? 

いろいろ試してみて、どれが一番成約率が高くなるか測ってみよう。

動画は動きも入ってくるので、さらに「人間味」やリアルさを加えることができる。商品の紹介動画や、実際に商品を使っている映像もいいだろう。顧客にサービスの感想を述べてもらう、社員を紹介する、または社長自らが商品を説明する、といった動画も考えられる。

商品やサービスが複雑で、さらなる説明が必要な場合は、ライブチャット機能を用意するのも1つの手だ。こうすることで、見込み客はその場ですぐに質問をすることが可能となる。担当者の名前と顔写真が表示されるようにすることをお忘れなく!

メッセージや言葉遣いを意識

タイトルでも、コピーでも、文章でも、ランディングページで一番意識すべきことは何か? それは商品の特長ではなく、お客様のメリットをアピールすることである。商品の素晴らしさや安さを押しつける代わりに、お客様がどれだけ楽になるか、楽しめるかなどを教えてあげるということだ。

例えば、「データ容量は12GB」と「大好きな歌2000曲をらくらく保存!」という説明があったとしよう。どちらの方が良い印象を持つだろうか? 自分が得られるメリットをイメージできるだろうか?

「システム導入にPHPやSQLは不要」と「プログラミングの知識は全く必要ありません! ワンクリックで誰でも簡単にシステムを導入できます」ではどうだろうか? 

申し込みボタンの文言でも同じことだ。人間味を感じられない「購入する」「登録する」では何だか冷たい印象を受けるだろう。「今すぐ○○を手に入れる!」「今すぐ問題を解決する!」などの方が、メッセージは伝わるはずだ。

申し込み後のページにもひと工夫

ランディングページの次のページにも、パーソナリティを加える意識をしたい。申し込みをしてくれたということは、その訪問者はあなたを信頼してくれたということ。その熱が冷めないうちに、もうひとつアピールしておこう。

「お申し込みありがとうございました」の無機質な1文だけでは、寂しいだろう。代わりに、登録者に対する心からの感謝を込めた手紙を載せてみてはいかがだろうか?

手紙ではなく、メッセージ動画を見せることもできる。リアルな人物が直接語りかける方が感謝の気持ちも伝わり、良い関係を築きやすくなるはずだ。

また、ウェビナー(Webセミナー)や無料トライアルなどで、さらなるオファーをすることも可能である。興味を持ってくれている間がチャンスなので、お客さんからの信頼を深める努力をしておこう。

最後に

人は、訪れたページに留まるか、去るかという決断を、3秒から8秒で下しているという。

その決断の基準には、「価値があるかどうか」もあるが、印象、つまり「好きか嫌いか」も大きい。良い印象を与えられるかどうかという点においては、パーソナリティが重要になってくる。

しかし、今回ご紹介した方法はどれもコンバージョン率アップが保証されているわけではないことも、覚えておいていただきたい。ランディングページの最適化は、とにかく自らテストを繰り返すしかない。本記事を参考に様々なバリエーションを試し、コンバージョン率を最大限まで高められるパターンを見つけていただきたいと思う。

参考元: Adding Personality and Trust to Your Landing Pages Can Maximize Conversion Rates Post-Conversion Landing Pages: Your Secret Weapon Landing Pages 101: 8 Tips To Guarantee Landing Page Success

関連記事: 4秒で顧客の心をつかめ!ランディングページ(LP)のファーストビューにストーリーをまとめてアクション率を高める方法 ユーザーがつい反応!「その気にさせる」CTAボタンの作り方 コンバージョン率を劇的に改善するためのCTAのチェックポイント

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