Facebookでも、嫌われずに商品の宣伝をするためのヒントは「ひとけ」にあった【Facebook事例 喜一工具株式会社】

コンテンツマーケティング
Facebookでは、商品の宣伝投稿は「いいね!」がつきづらく、反応が薄いと言われています。しかし、だからといって全く商品のアピールをしないわけにもいかないですよね。
たしかに宣伝色が強い投稿は、ファンに嫌がられる傾向にあります。では、その宣伝色を薄めることはできないのでしょうか。
今回は、商品紹介がファンに受け入れてもらいやすくなる投稿のポイントをご紹介します。
事例として取り上げるのは喜一工具株式会社 国産工具 輸入工具のFacebookページです。
↑喜一工具株式会社 国産工具 輸入工具のFacebookページ
目次
「ひとけ」を出すことで宣伝色を緩和したセール告知
喜一工具株式会社では年始から3か月かけて、全品50%OFFの「半額祭」を実施していました。Facebookで投稿されていた一連の「半額祭」の3種類の投稿を、ポイントとともにお伝えしていきます。
(1)開始前の告知でチラシのチラ見せ
「半額祭」の開始前に、事前の告知をすることで、より多くの人に知ってもらうことができます。
ポイントとしては【今年もお世話になりました!】という見出しでの投稿に、「追加」で告知しているところです。
これが、【年明けから「じぇじぇじぇ!」なセール企画が始まります】という見出しの投稿だったら、宣伝色が強くなりすぎてしまいますよね。投稿自体は一年の感謝を伝えるもの、セールのお知らせはあくまでも「ついで」という風に見えるのです。
しかし、使用している写真にはしっかりチラシが写っています。しかも、チラ見えしているぶん、余計に興味がそそられますね。
(2)半額商品の魅力を丁寧に解説
使ってみて初めて、その商品の価値を感じるであろう工具。セールのチラシだけで、魅力を伝えきるのは難しいはずです。
そこで、商品の魅力を丁寧に解説する投稿を行っています。活用方法や写真だけではわからない機能についても、しっかり説明していますね。
この商品紹介投稿はシリーズになっていて、ファンからのコメントも見受けられるので、きちんと興味をひきだしているということが伝わってきます。
また、いきなり商品の魅力から話をはじめないというところもポイントです。右の投稿では、この時期に話題になっていたソチ五輪の話から始まり、「盛り上がる」というワードでうまく「半額祭」の話につなげています。これも、宣伝色が強くなりすぎないためのポイントですね。
(3)リマインドにも「ひとけ」を加えて
「半額祭」が残り4日の時点で、リマインドの記事を投稿しています。この投稿の宣伝色が不思議と緩和されているポイントは「ひとけ」です。
写真に注目してください。「SALE 残り4日」という手書きの紙と手が写りこんでいます。
これがもし、チラシだけだったらどうでしょう。無機質かつ、いかにも宣伝な感じ。文字も細かくてわかりにくいし、もしかしたら「やっつけ」だと感じてしまう人もいたかもしれません。
しかし、そこに手書きの紙と手が入るだけで、がらりと印象を変えることができます。手書きの紙は丁寧に色づけまでされていて、あたたかみを感じます。手も、人の存在を感じられる要素ですよね。
なにか、宣伝の印刷物だけを撮影することがあれば、こういった「ひとけ」の伝わる一工夫ができないか考えてみるとよいでしょう。
人物を主役にすえた商品紹介
ルアービルダーや釣り、車の車検、整備、鈑金塗装など、プロで工具を使っている人の取材記を投稿しています。
宣伝というよりは、プロの方の紹介を交えながら、彼らのこだわりを伝えるような、人物中心の内容です。商品の使用感や特徴に言及しているあたりに注目です。
取材対象となるプロの方々に憧れる人がいるであろうと考えると、通常の「お客様の声」とはまた別の、「おすみつき」効果が期待できますね。
単なる宣伝投稿ではなく、読み物として楽しめるといったところが、投稿のポイントです。
普段から「想い」を伝えることの大切さ
【FB喜一工具社員紹介】を定期的に投稿しています。単に「どんな仕事をしているか」だけではなく、社員のことを色々な角度から紹介する内容です。読んでいるうちに、その人の性格がなんとなくわかり、親近感がわいてきます。
また、好きな工具ブランドや仕事のモットーといったことも書かれているので、工具に対する愛情や仕事への想いが伝わってきます。
このように、喜一工具株式会社 国産工具 輸入工具のFacebookページでは、喜一工具株式会社自体へ好意を抱かせるような投稿を行っているのです。
好意的に思っている相手から、本当に良いと思っているものをすすめられると、あまり嫌な印象は受けないのではないでしょうか。
Facebookページも同じことです。投稿自体の宣伝色を薄めることも重要ですが、普段からしっかり関係性を築くことができれば、宣伝投稿も受け入れてもらいやすくなります。
あなたも、まずは「想い」を伝えることから初めてみませんか。
※本記事はFacebookを活用する企業事例を集めたブログ「Facebookプロモーション国内事例集」からの転載です。一部内容を編集してお届けしています。
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