顧客のニーズにそったコンテンツ制作を実現するCloud CMOの「キーワード分析機能」

マーケティングオートメーション
こんにちは、イノーバ代表の宗像です。
これからのSEO施策のポイントは、自分たちでコンテンツをつくっていくこと。そこで着実に成果をあげるには、結果の把握と改善が必要です。
今回は、そんなコンテンツの効果測定および改善に活用できるCloud CMOの「キーワード分析機能」についてお話しします。
「キーワード分析機能」の使い方
キーワード分析機能というのは、まさに、SEO施策を自分たちで行うためのツールです。
キーワード分析機能にキーワードを入れておくと、そのSEOキーワードに則したサイトの順位が出ます。それが前の週に比べて上がったのか、もしくは下がったのかを把握することができます。
使い方としては、狙いたいキーワードを任意の数だけ入れておくだけ。あとは、狙ったキーワードの記事を書き、一定期間すると、順位に反映されているのが確認できます。
そのようにして順位を確認し、上がっていなければ「もうひとつ記事を書こう」「記事をリライトしよう」という対策を講じられます。つまり、キーワード分析機能を使えば、確認から改善まで、自分たちで実施できるのです。
前回紹介したキーワードサジェスト機能がキーワードを確認するツールなのに対して、キーワード分析機能は主に記事の効果測定に活用できます。キーワードサジェスト機能で書く記事を決め、キーワード分析機能で改善及びその後の施策を考える、という流れになります。
また、SEO施策の成果が目に見えるかたちで把握できるので、担当者のやりがいにもつながります。とくに記事を継続して更新するには、担当者のモチベーション維持は欠かせません。
コンテンツの定点観測に活用できる
これまでのSEO施策と異なり、これからのSEO施策は、コンテンツを自分たちでつくっていかなければなりません。
しかし、ただ闇雲につくればいいというわけではないんです。
「ブログをずっと書いているんですが、なかなか成果が上がりません」という相談をよく受けます。そのほとんどは、単純に、キーワードが意識されていないことが原因です。それでは検索に引っかかりません。
そこで、なるべく手間をかけずにキーワード対策を実現するツールとして、キーワード分析機能を開発しました。やはり、定点観測できるツールは、記事の改善及びSEOの効果測定においては必須です。
また、僕ら自身がコンテンツ・マーケティングを実践して思うのは、コンテンツの蓄積効果が大きいということ。記事が10本のときはあまり成果が出ませんが、記事が100本になると検索に引っかかりやすくなる。
おそらく、Googleのアルゴリズムがサイトのコンテンツ量やコンテンツの質を見ているためだと思いますが、そういったことをリアルに意識するには、目に見えるかたちで成果を把握できなければなりません。
そのような意味でも、キーワード分析機能は活用できるかと思います。
軽視できないロングテールキーワードへのアプローチ
SEO施策としては、即効性はなくとも、重要なのが「ロングテールキーワード」の対策です。ロングテールキーワードの対策とは、具体的にいうと、アクセス数の少ないキーワードもきちんと対策していくということ。
アクセス数の少ないキーワードを数多く対策していくと、アクセスグラフが動物のしっぽのように長くなります。そのことから「ロングテール」と呼ばれています。
実はこのロングテールキーワード。すべての検索ボリュームを足すと、全体の8割にもなります。いわゆる人気キーワードは、全体のたった2割ほど。しかも、どれも競争が激しいです。
さらに、ロングテールキーワードは細かい検索なので、ターゲットが絞り込まれています。そのため、転換率(アクセス数に対する商品の売れる数。コンバージョン率)が高いのが特徴です。
つまり、ロングテールキーワード狙うというのは、理にかなった戦略なんです。
EX) 当ブログのロングテールキーワード。検索量が少なく、かつ上位表示されています。
加えて、コンテンツで検索上位を狙うのであれば、狙っているキーワード数を増やすことも重要です。そのため、ターゲットキーワードが100個しかなければ「500個にするにはどうしたらいいだろう」と考える必要があります。(キーワードを増やすには、キーワードサジェスト機能が活用できます)
そのうえで、質についても考慮できれば、徐々に検索上位は実現されていくはずです。数で成果が出ていないのなら、質を向上させるために、コンテンツをリライトするのも有効な対策となるでしょう。
EX) 以下の「btobマーケティング」のURLはヒットしているが、表示順位の低いので、リライト対象として考えましょう。
すでにたくさんの記事を書いているのであれば、複数の記事を組み合わせて、より良いコンテンツをつくるということも可能です。
ユーザーのニーズにそったコンテンツの作成
キーワード分析機能を使えば、ユーザーが探している情報に対して、より適切なコンテンツをつくれます。つまり、ニーズとコンテンツとのマッチングが可能となるのです。
たとえば、マニアックな専門知識をもっていた場合。一般の人は検索しないかもしれませんが、ニッチな情報を得たいという欲求をもっている人が検索する可能性があります。検索の絶対数は少なくとも、結果的にベストマッチへとつながるのです。
EX) たとえば以下の「コンテンツ制作とは」は、検索数は少ないですが、順位は高いのでコンバージョンさせるべく、適切なコンテンツをつくりましょう。
ユーザーのニーズは必ずしも一定ではありません。同じ商品、同じサービスでも、お客さんによってニーズは異なります。そうした細かなニーズに対応するためにも、キーワード分析機能を役立てていただけるとうれしいですね。
特定のユーザーに訴求できるキーワードを量産できれば、結果的にサイトパワーも向上し、1つ1つの記事がより評価される可能性があります。効果測定と改善のサイクルで、SEO効果を高めていきましょう。
まとめ
キーワード分析機能で分析しつつ、より最適なコンテンツを配信し、ロングテールもしっかり対策していくこと。それが、これからのSEO施策における基本パターンです。キーワードサジェスト機能とキーワード分析機能をあわせて使うことで、よりその効果を実感してもらえるはずです。狙ったキーワードで上位表示を実現するために、ぜひ活用してみてください。
Cloud CMOについての連載は以下をご覧ください。
第一話:「売れないWebサイト」をなくしたい。僕がCloud CMOを作った理由。
第二話:市場調査をSEOで。企業が内製化すべき理由とCloud CMOの「キーワードサジェスト機能」
第四話:集客力のある企業サイトを作成・運用するCloud CMOの「ブログ作成機能」
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