「海外でウケる日本コンテンツ」から見る新しいアイディアの切り口とは?

コンテンツマーケティング

日々、様々なジャンルのコンテンツが生まれていくなかで、新しいコンテンツアイディアに頭を悩ませていないだろうか?

日本のコンテンツは「クールジャパン」として海外から高く評価されているが、日常のものをテーマにしたコンテンツも人気を集めている。日本では当たり前のものや、身近過ぎて見落とされがちなものも、アイディア次第では世界で注目されるネタになる。

身近なものをテーマにし、海外で注目されているジャパンコンテンツを紹介しよう。

カワイイ料理の動画レシピを公開!海外で人気のYouTube料理家

“ochikeron(オチケロン)”のハンドルネームで活躍する西村亜美さんは、世界最大の動画共有サイト「YouTube」にオリジナルレシピ動画を投稿し、海外から人気を集めている。人気の秘密は以下の2つだ。

1. レシピはすべて英語で作成

彼女のレシピはすべて英語で作られている。はじめから海外にむけて発信することを前提に作られており、材料の分量や細かな手順にも英語の字幕を入れている。

おでん、西京焼、ちらし寿司など日本ならではのメニューも英語で紹介している。

2. 日本の「カワイイ」をオリジナルアイディアで紹介

海外から人気の高い日本の「カワイイ」文化。彼女は、「キャラ弁」と呼ばれるキャラクターを象った弁当や、パンダ型のマカロンといったカワイイ料理のオリジナルレシピも紹介している。特に、カワイイスイーツのレシピは投稿ネタでも人気が高く、食器やランチョンマットまでこだわっている。

彼女は、2011年3月11日に起きた東日本大震災をきっかけに、レシピ動画を作ることを考えたという。震災を機に自分には何ができるかを考えた時に浮かんだのが「得意なもので日本の文化を世界に伝えたい」という思いだったそうだ。レシピ動画は、趣味の料理と得意の英語を組み合わせた、彼女ならではのアイディアだ。

2014年4月24日現在、チャンネル登録者は35万8182人、再生回数は3613万2393回! 毎週火曜日と金曜日に定期的に投稿しているのも人気の理由だ。

ochikeron


ochikeron Youtubeチャンネル

オシャレすぎる!?若者のファッションが海外で大人気

ファッションのトレンドは海外からやってくる一方で、日本人の若者のファッションが海外から注目を集めている。

原宿や表参道を歩く若者たち。そのファッションのスナップショットを集めたコンテンツが海外から注目され、多くのコメントが寄せられている。若者のファッションセンスや彼ら独自の着こなしに加え、それを寛容する日本という国に対しても賞賛の声が上がっている。

Japanese Street Fashion 1

若者ファッションの発信地として特に人気の高い原宿・竹下通りでは、外国人観光客向けに、ファッションモデルが原宿の「カワイイ」ショップを案内するツアーを考案。原宿神宮前商店会は、経済産業省クリエイティブ産業課や渋谷区などの協力を得て、「外国人ファッションガイドツアー」を開始した。

また、公益財団法人東京観光財団が、東京における誘致コンテンツの一つとして取り組んだ『Tokyo Fan Week』(2014年1月~2月に実施)では、ファッションやメイクの実体験のほか、東京七宝や江戸切子、東京銀器の製作をはじめとする日本文化体験プログラムを実施した。

危険な「歩きスマホ」の予測動画が全世界から注目

携帯電話やスマートフォンの普及に伴い、外出先や移動中の空き時間に、手軽にコンテンツを楽しめる時代になった。便利になった一方で、街中や駅のホームで、スマートフォンの画面を操作しながら歩く人が増加している。

「歩きスマホ」と呼ばれるこの行為について、株式会社NTTドコモは2014年3月28日、歩きスマホによる事故防止とマナー向上の取り組みとして、『全員歩きスマホin渋谷スクランブル交差点』と題する動画をYouTubeで公開した。これは、渋谷のスクランブル交差点を渡る通行人が、全員「歩きスマホ」をしていたらどうなるかというシミュレーションCG動画である。

衝突や転倒などの予測される事故をCGで検証して動画コンテンツとして提供するというアイディアで、「歩きスマホ」の危険性を訴求し、一つのコンテンツとして注意喚起を行っている例である。

「歩きスマホ」は日本だけでなく海外でも問題視されており、このコンテンツは海外でも話題になっている。

全員歩きスマホin渋谷スクランブル交差点:もしもスクランブル交差点を横断する人が全員歩きスマホだったら?

新しいアイディアは既存のものから生まれる

普段何気なく使っているもの、日常食べているもの、日本では当たり前と思っているものでも、視点を変えてみることで新しいコンテンツアイディアの切り口になる。新しいコンテンツアイディアを生み出そうと思っても、なかなか思い浮かばない人も多いだろう。何かを生み出すことは非常に困難である。

だが、アイディアは常に「すでにあるもの」同士の組み合わせから生まれる。かけ離れたもの同士を組み合わせることで、意外なアイディアや面白いコンテンツが生まれるのである。

参考元:
コンテンツの海外展開施策について
日本の「カワイイ」を世界へ--海外で人気集めるYouTube料理家
海外「日本人オシャレ過ぎ!」 日本の若者のファッションが外国人に大人気
ファッションの街・原宿で外国人おもてなしツアー 英中韓に対応
訪日観光客向けのキャンペーン“Tokyo Fan Week” がスタート!