IoT(モノのインターネット)とは?活用事例の6つのアイディア

経営・ビジネスハック
最近、IoT(Internet of Things、モノのインターネット)という話を良く聞くのではないだろうか?特に、Ciscoは、IoTを積極的に推進していて、IoE (Internet of Everythings)というキーワードでこのトレンドを啓蒙している。今回、Ciscoのインタビュー記事で、活用事例を説明していたので、いくつかを紹介したい。
目次
IoTの活用事例
1 小売でのアイトラッキングデータの活用
アイトラッキングで店舗に来店している人の目の動きを追う。どんな商品を見ているのか?どの商品を手にとったのか?どの商品を購入せずに元の場所に戻したのか?などがわかる。更には、買わずに戻した商品に関しては、その場でプロモーションコードを発行するなどして、購入を促す事も。
2 空き駐車場を見つけて交通渋滞を緩和
交通渋滞の40%は駐車場を探す車が原因だとの事。センサーで空き駐車場を探知し、駐車場探しによる渋滞を解消。
3 自動でオンオフする照明で電気代を削減
屋外の照明や家庭の明かりなどをセンサーで自動オンオフ。人が近くにいる時だけ点灯するようにする。
4 センサーを活用してワイン製造を最適化
既に、ワイン農場ではセンサーが活用されている。温度、湿気、日射状況をモニターして、収穫のタイミングを最適化している。今後は、発酵状態、流通や店舗での 取扱いもモニタリングし、ワインの品質を維持する。
5 ウェアラブルで健康な生活をしている人をトラッキング
運動をして健康的な食生活を取り入れている人はローン返却率が高いというデータがある。ローンの利率などが、運動状況や食生活で決められるようになる。
6 オフィス家具にセンサーを埋め込む
オフィス家具にセンサーを埋め込み、体調管理を行う。生産性アップや社員の健康維持に役立てる。
IoTの市場規模は?
シスコの見積によると、2020年までにIoTの市場規模は19 兆ドル(2300兆円)の価値を生み出すと見積もっている。IoEでコネクトされる人、デバイス、モノの総数は500億になるとの事だ。上記の例を見た通り、センサーを組み込む事で、ビジネスチャンスが生まれる領域は広汎に渡っている。
宗像はこう考える
どうだろう?IoTというと、言葉が一人歩きしている印象があるが、こうして一つ一つの利用事例を見て行く事が大事なのだと思う。インターネットが生まれた時代にも、多くのネットベンチャーが生まれて倒産していったが、IoTにも同じ事が起きる可能性は大きい。しっかりと事例を研究しつつ、ビジネスチャンスを見極める必要がありそうだ。
記事執筆:(株)イノーバ。イノーバでは、コンテンツマーケティングのノウハウを詰め込んだ無料のebookや事例集をご提供しています。ダウンロードはこちらからどうぞ→https://corporate.clst01.innova-jp.net/library/
Source:SingularityHub
Photo Credit:kris kr?g
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