Instagramマーケティングに欠かせないKPI、指標の具体例とうまくいかないときにチェックしたい3つのポイント

KPI/効果測定

Webマーケティングにおいて欠かせない存在となったInstagram。独特の「おしゃれ」な世界観は特にファッションや流行に敏感なユーザーからの支持が強く、Instagramに投稿するための写真を撮りに出かける人が増えたり、「インスタ映え」という新しい用語が生み出されたりするなど、人々の消費行動に大きな影響を与えるまでに至りました。

こうした一連の動きはマーケターにとって見逃すことのできないものですが、WebマーケティングにInstagramを取り入れても思ったように効果が出ないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そんな時は、 KPIを設定して計画的・戦略的に取り組むことをおすすめします。InstagramマーケティングにおけるKPIの設定の仕方や具体的な指標の例、うまくいかない場合にチェックしたいポイントなどをまとめました。 

InstagramのKPIはどのように設定する?

KPIとは「Key Performance Indicator」を略したもので、日本語では「重要業績評価指標」と訳されます。一般的にビジネスでは売上高や顧客満足度、ブランド認知などさまざまな要素を軸にして目標が設定されますが、その目標に向かって着実に歩みを進めているかどうかを評価する指標がKPIとなります。

KPIと並んでよく使われる言葉にKGI(Key Goal Indicator)があります、こちらは「重要目標達成指標」と訳され、ビジネスにおける目標を指す言葉です。ビジネスの最終目標であるKGIを達成するために、マイルストーンとして置かれたたくさんの小さな目標がKPIと考えると分かりやすいでしょう。

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このKPIとKGIの関係はInstagramマーケティングにおいても変わることはありません。売上高や顧客満足度、ブランド認知などビジネスの目標として設定されたKGIを達成するために、Instagramでは何ができるかを基準にしてKPIを設定します。そのため、基本的にはフォロワー数やハッシュタグの投稿数などがその指標となるでしょう。一例として、KGIやKPIには以下のようなものが考えられます。

KGI:

・来年度の売上を前年比30%アップさせる

KPI:

・Instagramからキャンペーン用LPへの流入を半年で20倍に増やす

・ハッシュタグ増加率を半年で20%アップさせる

・Instagramのフォロワーを3カ月以内に3倍に増やす

・1投稿あたりの平均「いいね!」数を3カ月以内に3倍にする

ここで重要なのは、あくまでKPIはKGIを達成するために必要な指標であるということです。「いいね!」やフォロワーを獲得することはSNSでは重要ですが、もしもブランド認知や売上の向上につながらないと判断する場合、KPIとして設定するのは適切ではありません。
特にInstagramはTwitterなど他のSNSと比べるとクローズドで拡散力が弱く、「いいね!」を集めることが必ずしもブランド認知につながらないケースもあるため、注意が必要です。 

InstagramマーケティングにおけるKPI指標

InstagramマーケティングにおけるKPI指標にはどのようなものがあるのでしょうか。一般的な指標それぞれについてここでご紹介します。

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フォロワー数

Instagramマーケティングにおいて最も基本的な指標はこのフォロワー数です。フォロワーの数が多ければそれだけ多くの人にリーチできるため、広告効果も高まります。「いいね!」数やコメント数、自社Webページヘの流入数など他の指標にも大きな影響を与えるため、まずはフォロワー数を増やすことに注力するといいでしょう。

「いいね!」の数

投稿に付けられる「いいね!」の数も重要な指標のひとつです。この数が多ければそれだけユーザーに受け入れられていることを示すため、ブランドイメージ構築のためには重視したい項目といえるでしょう。

ただ、Instagramの場合はTwitterと異なり、あるユーザーが「いいね!」をクリックしても、そのフォロワーのタイムラインに投稿が流れるわけではありません。そのため、「いいね!」数と拡散力が必ずしも相関しないことに注意する必要があります。

関連ハッシュタグの投稿数

Instagramで拡散力を期待するなら、重視すべきは「いいね!」よりもブランドや製品に関連したハッシュタグの数です。Instagramのタイムラインに流れてくるのは自分がフォローしているユーザーの投稿のみのため、それ以外の投稿を見たい場合はハッシュタグをたどって他人の投稿を見るという方法が使われます。そのため、ハッシュタグの投稿数が増えれば、それだけアカウントが拡散されていることにつながります。

自社Webサイトへの流入数

自社Webサイトへの流入数もしっかりとチェックしておきたい指標のひとつ。特にInstagramをキャンペーン告知に利用している場合は、自社サイトのキャンペーン用ページやLPなどへの流入数は非常に重要です。もしもこの数が伸びなやんでいる場合は、A/Bテストなどでより効果の高い写真を探る必要があります。

施策がうまくいかない!チェックするべき3つの項目は?

KPIを設定して運用・分析を続けても思うように効果が出ないケースもあるかもしれません。その時は以下の項目をチェックしてみましょう。

KGIとKPIの関連性が薄い

これはInstagramに限ったことではありませんが、KPIはビジネスの目標であるKGIを実現するためのマイルストーンである必要があります。いくらKPIを達成しても、それがKGIの実現と関連していない場合は意味がありません。

例えば「来年度の売上を前年比30%アップさせる」というKGIを掲げても、新規顧客を増やすのか、リピーターを増やすのか、それとも商品価値を上げて単価を上げるのかでは求められるアプローチは異なります。InstagramのKPIに落とし込むと、新規顧客を増やすならまずフォロワー数を増やすべきですし、商品価値を上げるならブランドイメージ構築のために「いいね!」数を重視する戦略が考えられます。まずはKGIの実現に必要なKPIが設定されているかをチェックしてみましょう。

投稿がユーザーから受け入れられていない

記事の導入部分でも触れましたが、Instagramは独特の「おしゃれ」な世界観がユーザーに受け入れられているのが大きな特徴です。そのため、投稿する際はブランドの世界観を表現することはもちろん、写真そのもののクオリティに気をつける必要があります。いくら投稿数を増やしたいからといって、質の低い写真ばかりを投稿し続けていたのではユーザーは離れていきますし、ブランドイメージを損なう結果にもなりかねません。

KPIの数値が現実的でない

KPIを設定する際は、そもそも指標として設定された数値をクリアすることが可能かどうかをしっかりと考慮する必要があります。例えば「Instagramのフォロワーを3カ月以内に3倍に増やす」ことは努力によって可能かもしれませんが、それが「1週間で3倍に増やす」であればほぼ不可能と考えていいでしょう。
KPIはビジネスの目標であるKGIを達成するには不可欠なものですが、だからといって実現可能性の低い数値を設定してしまったのでは、チームメンバーのモチベーション低下の原因にもなりかねません。

InstagramマーケティングにはKPI指標が欠かせない

写真がコンテンツのメインとなるInstagramはFacebookやTwitterなどと少し勝手が違うため、少し苦手意識を持っている人も多いかもしれません。ただ、ビジネスの目標を達成するための手段として考えた場合、KPIの設定やその分析方法は他のSNSと何ら変わるところはありません。Instagramマーケティングに取り組む際は、ぜひKPIを取り入れてみてはいかがでしょうか。