株式会社イノーバとしての再出発

ニュース
僕は、起業を増やす事で日本を変えるというビジョンの元に、2011年6月にZen Startupを創業し、起業家の朝食会であるZen Breakfastを主催したり、学生エンジニアの起業イベントであるブレークスルーキャンプの運営にかかわってきた。
これらの活動を通じて想いを共にする多くの仲間を得る事が出来たし、Zen Startupも、スタートアップやウェブ界隈ではそこそこ知られる会社となり、色々な方から応援して頂けるようになった。これは何者にも代えがたい資産で、心からありがたいと思っている。
一方で、過去1年間の活動を感じて、漠然と感じていた違和感、気持ち悪さがある。それは、「起業」自体がファッション、流行となっているという事だ。特に、若い人の間で、起業が格好いい、イケてるみたいな風潮が多くて、とりあえず起業しようという人が多い。
そういった起業家に共通する問題は2つある。ひとつは、whyが無い事。どのような社会の問題を解決しようとしているのか?なぜ、そのことにこだわりを感じているのかが見えないという事である。もうひとつの問題は、お金を稼ぐ事への執着が無い事。
海外と比べると、日本のVCもまだまだだから、 ビジネスプランを精査せずお金を出す人も居て、症状を悪化させている。 とりあえず、ソーシャルが流行っているから、ソーシャルなんちゃらアプリを出そうみたいなパターンが多い。
どうしてもぬぐえない違和感を感じる中で、昨年は、僕自身悩みが深く、「本当に自分のやっている事が正しいのか?」、「自分は何がやりたいのか?」という事を自問自答する日々であった。ただ、そのときに救いとなったのは、Zen Startupを通じて知り合った仲間や先輩のアドバイスで、もう一度、自分と向き合い、自分を再発見する事が出来た。
そして、僕は社名を変えて、再出発を図る事にした。諸事情あって、ZenStartupという名称は町田龍馬君に譲り、僕の会社の社名は「イノーバ」に変更した。これは、フランス語でイノベーションを意味するものだ。
イノーバという社名につけた想いとしては、僕自身がイノベーションを生み出す触媒の役割を果たすという事だ。
そして、今までよりもいっそうブログやFacebook、Twitterで情報発信をして、イノベーションの触媒としての役割を果たして行きたいと思っている。僕の得意技である海外情報の発信をしつつ、将来のビジョンを示していく事で、イノベーションを生み出していけたらと思っている。
まずは、新生イノーバのご報告という事で、みなさま、どうぞよろしくお願いします。
人気記事
関連記事