起業家精神を持った人たちが集うイノーバ朝食会

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起業に際して、最も大切な要素は何であろうか。優れたビジネスプラン?潤沢な資金?いろいろな答えが想像できるが、私は最も大切な要素は「人」だと考えている。
創業のパートナーとなったり、もしくはアイディアのヒントを与えてくれたり、現状の打開策そのものを持ってきてくれるのは、いつも「人」だからだ。
目次
朝食会から始まる、ヨコのつながり
人とのつながりには、組織内での上司部下、経営者と従業員といった「タテのつながり」と、組織をまたいだ同僚、企業外の知人・友人といった「ヨコのつながり」の2つがある。
かつての上司や経営者といった「タテのつながり」がクライアント担当者や協業パートナーになる、といったことも業種業態によってあるかもしれない。
ただ、こと独立・起業に関して言えば、「ヨコのつながり」を築いておいた方が、よりチャンスを広げられる可能性が高い。
2003年10月から始まったイノーバ朝食会では、この「ヨコのつながり」を築くことができる。
その「ヨコの幅」も広く、ベンチャー企業で働く20代、学生向け教育サービスの起業に奮闘する男性、働く女性向けのCtoCプラットフォームを立ち上げ準備中の女性、MBA留学から帰ってきたばかりの男性、外資系消費財メーカーのマーケター、ベンチャーキャピタリストなどのメンバーが参加している。
「起業家精神」という1つの共通項の下、多種多様なメンバーが集い、情報交換や活発な議論を交わす場所。それが、イノーバ朝食会である。
ベンチャー創業期に必要なのは、1にも2にも人脈
イノーバ朝食会を主催する宗像さんは「シリコンバレーと比べると、日本にはベンチャー創業期を支えあう起業家コミュニティーが少ないのではないか」との考えから、起業を志す人々がつながる場を作るため、イノーバ朝食会を開催している。
自身の会社の創業期、朝食会を通じて出会った仲間に助けられ、勇気づけられてきた実体験から、この朝食会の開催を決めたそうだ。課題の多い創業期こそ、友人の起業経験者や投資家などに気軽に相談できる環境が何よりも貴重なのである。
余談だが、私が宗像さんに初めて会ったのも、朝食の場であった。私が独立したての頃、Twitterで連絡を取り合い、朝食をご一緒させて頂いたのだ。
その後も交友関係が続き、起業に関するアドバイスをもらっている。
もしベンチャーを立ち上げ中の方がいれば、この朝食会に参加してみてはいかがだろうか?
イノーバ創業者の宗像氏を始め、かつて同じ悩みを抱えていたメンバーが、親身になって相談に乗ってくれるはずだ。
起業家精神とは変化を当然と考えて行動する姿勢
「起業家精神」と聞くと、スティーブジョブスや本田宗一郎といった、一部の限られた人間に備わった資質と誤解されがちだ。
しかし、起業家精神とはそんな特別なものではなく、「変化することを当然と捉える」ことであり、「変化をふまえて行動すること、姿勢」である、とピーター・ドラッカーは説いている。
先ほど、「起業家精神」を持っている人々がイノーバ朝食会に参加している、と書いた。
しかし、この起業家精神は何もお高いものではなく、ドラッカーの定義する「世の中の変化を受け止め、主体的に行動する精神」を指している。
会社を立ち上げようとしている人に限らず、会社内で新しい事業を起こそうとしている人など、起業家精神を持ち合わせた方の参加も大歓迎である。
起業家精神をお持ちの方へ
ビジネスプランを構想中だったり、起業したばかりで大小さまざまな課題を感じていたり、はたまた起業家を支えるような仕事をしているという人は、まずは気軽にイノーバ朝食会に足を運んでみることをオススメする。
冷たいプールのど真ん中で、熱い体温を保ち続けるのは難しい。
起業がすでに生活の一部になっていたり、当たり前のように自分事として考える人たちに囲まれる環境を作ることで、まずは孤軍奮闘状態から抜け出すべきだ。
以下が概要となるので、少しでも興味を持った方は、ぜひアクションを起こしてみて欲しい。
イノーバ朝食会 開催概要(2013.12.4現在)
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