【4分でわかる】インバウンドマーケティングとは?特徴や手順をわかりやすく解説

インバウンドマーケティング

これまで、インバウンド・マーケティングという言葉を聞いた事があるだろうか?インバウンドマーケティングとは、海外では非常に注目されているマーケティングの手法だ。実は、私も3年程前にインバウンド・マーケティングの存在を知り、非常に興味を持って研究や実践を続けてきた。そして、昨年は、小規模ながらセミナーを開催していた。 そして、先日、インバウンド・マーケティングという言葉を作り出し世に広めた米国のハブスポット社が、日本に進出するというニュースもあり、今後、さらに注目度があがるものと予測している。 さて、今回は、インバウンド・マーケティングとは何か?という基本的な部分をご説明したい。

注目のインバウンドマーケティングとは何か?

まず、インバウンド・マーケティングについて説明する前に、アウトバウンド・マーケティングについての説明から始めたい。

アウトバウンド・マーケティングはなぜ嫌われるのか?

あまたは、今まで自宅に訪問販売のセールスマンが来た事があるだろうか?あるいは、マンションのセールスの電話を受けた事があるだろうか? その時の様子を思い出して欲しい。どのように感じただろうか? 「何か、売りつけられるようで嫌だ。」 「なんとなく騙されるのではないか?」 というような、ネガティブな気持ちになった人は少なくないはずだ。 これはなにも訪問販売や電話営業に限らない。 大量に送られてくるメルマガ、自宅のポストからあふれるDMやチラシなど、ほとんど読まないでゴミ箱に捨ててしまう人も多いのではないだろうか? このような、訪問販売、電話のセールス、ダイレクトメール、メルマガなど、何か商品を売る目的で、見込み顧客にアプローチする手法をアウトバウンドマーケティングと呼んでいる。簡単に言えば、「売りこみ」だ。 このような、アウトバウンド・マーケティングによる売りこみは、近年非常に効果が低くなってきている。 なぜなら、我々は、何か買い物をする時に、まずネットを活用し、WEBサイトやブログで情報を探すのが当たり前になってきているからである。つまり、我々の「情報武装」が進んだ結果、「何か売りつけられるかもしれない」という事を敏感に察知できるようになってきているという事である。そして、このような背景の中、インバウンド・マーケティングが注目を集めているのだ。

インバウンドマーケティングとコンテンツマーケティングの違い

インバウンド・マーケティングと混合されやすい用語としてコンテンツマーケティングが挙げられるが、インバウンドマーケティングはアウトバウンドマーケティングの対極にあるものとして生まれたマーケティング手法で、コンテンツマーケティングよりも大きく、プロセス全体に焦点をあてた概念だ。

コンテンツマーケティングはその名の通り、読者にとって価値のある「コンテンツ」中心に制作・発信をすることで見込み顧客のニーズを育成、購買を経て、最終的にファンになってもらうことを目指す一連のマーケティング手法である。

インバウンドマーケティングとコンテンツマーケティングは切っても切り離せない関係にあり、それぞれの意味を正しく理解することは双方の成功に繋がるだろう。

インバウンドマーケティングとコンテンツマーケティングの違いについて更に詳しく知りたい方はぜひこちらもご覧ください

インバウンド・マーケティングは売りこみをしない

インバウンド・マーケティングとは、アウトバウンド・マーケティングのように、見込み顧客に対して、商品を売り込むという事をしない。むしろ、WEBサイトやブログなどを通じて、役立つコンテンツを提供し、見込み顧客から「見つけてもらう」事を目標とする。この「見つけてもらう」というのが非常に重要なので、良く覚えて置いて欲しい。 では、見込み顧客に「見つけてもらう」ためにはどうするのか?それは、見込み顧客が必要としている情報、探している情報は何なのかを理解し、そのような情報を見つけやすい形で提供するのである。これがインバウンド・マーケティングの重要なポイントである。

インバウンド・マーケティングの5つのプロセス

では、インバウンド・マーケティングは具体的にどうやって展開するのか?一般的には、以下の5つのステージがあると言われている。

ステップ1:WEBサイトやブログで情報を提供する事でWebサイトへの訪問を増やす

ステップ2:Webサイトを訪問した人を見込み顧客にする

ステップ3:見込み顧客に、商品・サービスを購入してもらう

ステップ4:購入してくれた人をリピーターに育てる

ステップ5:改善点を分析する


どうだろう?なんとなく、インバウンド・マーケティングがイメージできたのではないだろうか?個々のステップについてはいずれ紹介していく。そして、この中でも、最初にもっとも大事なのは、ステップ1:情報を提供する事でアクセスを集めるというステップである。

とにかくコンテンツが大事

先ほども書いたように、消費者は、ますます情報を収集し、知識が豊富となっている。物を購入する前にインターネットを使って調べものをするのは当たり前である。 見込み客に適切なコンテンツを提供する事、そして、コンテンツをタイムリーに更新していくことが、ますます重要になっている。コンテンツを提供する事で、消費者に、商品やサービスを購入してもらう動機付けになるからである。 このため、インバウンド・マーケティングはコンテンツを中心に展開される。このため、インバウンド・マーケティングは、コンテンツ・マーケティングと不可分の関係にある。 ここで言うコンテンツとは、ブログ、ポッドキャスト、動画、eブック(PDF形式の小冊子)、メールマガジン、ホワイトペーパー(製品に関する最新技術動向や技術解説に関するドキュメント)などである。 そして、インバウンド・マーケティングにおけるもう一つの柱。それは、コンテンツをいかに見つけてもらうかという所になる。具体的には、SEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)という手法と、ソーシャルメディアの二つである。 SEOについて聞いた事が無い人は是非覚えておいて欲しいのだが、これはGoogle やYahooなどで情報を検索した際に、なるべく検索結果の上位に表示されるためのテクニック、ノウハウである。 一方のソーシャルメディアというのは、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを使って、コンテンツを友人やフォロワーなどに拡散させるための手法だ。 このあたりのテクニックもブログで解説していく予定だ。とにかく、今は、コンテンツが大事で、SEOとソーシャルでコンテンツを広めていくという風に理解してもらえれば良い。

インバウンドマーケティングのまとめ


  1. アウトバウンド・マーケティングの効果が低くなってきている。
  2. インバウンド・マーケティングとは、見込み顧客に見つけてもらう事である。
  3. 見つけてもらうためには、役に立つコンテンツを提供する事が大事だ。

まとめ

どうだろうか?なインバウンド・マーケティングが分かって頂けただろうか? インバウンド・マーケティングの特徴は、コンテンツやSEO、ソーシャルなど、ウェブマーケティングのテクニックを組み合わせ、見込み顧客に「見つけてもらう」という点である。 次回以降、具体的なやり方を説明していくが、インバウンド・マーケティングは、広告宣伝や高価なツールを使用しないため、集客コストが少なくてすむ。だから、お金の少ない中小企業にとっては、最高のマーケティング手法だ。これを活用しない手はない。 いままで、Webマーケティングに触れていなかった人は、知らない言葉が沢山出てきたかもしれない。しかし、安心して欲しい。今後、ブログ記事で解説していく。 興味を持った人は、是非、THE CONTENT MARKETINGの購読登録をして頂きたい。購読フォームにメールアドレスを登録して頂ければ、最新のブログ記事の連絡がメールで届くようになり、最新のWebマーケティングの情報をキャッチできるようになる。

記事執筆:(株)イノーバ。イノーバでは、コンテンツマーケティングのノウハウを詰め込んだ無料のebookや事例集をご提供しています。ダウンロードはこちらからどうぞ→https://innova-jp.com/library/


Photo Credit:wingedwolf

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