インバウンドマーケティングとコンテンツマーケティングの違いとは?

インバウンドマーケティング

どの業界にも業界用語というものがある。 その業界で働いている以上は「知っていて当たり前」という雰囲気があり、イマイチわからないけれど今さら人に聞けない……誰に聞けばいいかわからない……ということも実は意外とあるだろう。

我々が働くマーケティング業界でも「インバウンドマーケティング」や「コンテンツマーケティング」という、最近メジャーになってきた用語があるのだが、この二つは同意語として捉えられていたり、そうでなかったりなど、その使い方や意味が微妙に違うことが多い。 そこで、今日はこの二つの用語について、その意味と違いをわかりやすく説明していこう。

※インバウンドマーケティングの意味や定義は下記の記事に詳細を記載しています。
5分でわかる!インバウンドマーケティングとは?総論と実践のポイント

皆はどう思ってる? ハブスポットの調査結果

インバウンドマーケティングの先駆者と言えばHubSpot。2006年より、オンラインビジネスで最も効果的なマーケティング戦略として、インバウンドマーケティングの存在を世に広めてきた企業である。 そのHubSpotが行った「インバウンドマーケティングとコンテンツマーケティングの違い」の意識調査では、マーケター、HubSpotの顧客、Facebookサーベイ参加者などの多くは「コンテンツマーケティングはインバウンドマーケティングの一部である」という理解を示していることが判明した(下の棒グラフの一番左)。 inbound-marketing-and-content-marketing_2.png出典:The Difference Between Content Marketing and Inbound Marketing (and Why It Matters)  インバウンドマーケティングとコンテンツマーケティングの違いについて、現在マーケターらがどう考えているかは、おおよそ把握していただけたと思う。 では、HubSpot自身はどう考えているのだろうか。HubSpotは、インバウンドマーケティングとコンテンツマーケティングは共存するものであるということを強調している。つまり、インバウンドマーケティングとコンテンツマーケティングは「or」(二律背反)ではなく、「and」でつながれるべき共存関係にあるというのだ。 なぜそうなのかという理由を知るために、まず、それぞれの意味と特徴を知っておこう。

インバウンドマーケティングとは?

電話セールスやダイレクトメールなどの売り込み=アウトバウンドマーケティングの対抗概念で、見込み客から見つけてもらうスタイルのマーケティング(参考:インバウンドマーケティングとは何か)。 他にもさまざまな定義があり、例えばHubSpot社の「Inbound Methology」によれば、「一般消費者を特定の商品やサービスに対する顧客に育て上げていくための、全てのステップやツール、ライフサイクルの総称」とされる。ステップやツールを含めた、プロセス全体にフォーカスした概念と言えるだろう。 inbound-marketing-and-content-marketing_3.png出典:Inbound Methology

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、「ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供し、購買行動へ結び付けるWebマーケティング手法」のこと。良質なコンテンツを継続的に発信することによって「自然検索」や「ソーシャルメディア」からの集客を図り、見込み客を顧客へ変えてリピーターとなるように促す(出典:当サイトのサービスページ)。 また、そのコンテンツとしては、画像、動画、ブログ、インフォグラフィックス、ホワイトペーパー、ケーススタディーを含むさまざまな形式が存在する(出典:What is Contents Marketing?)。その名の通り、「コンテンツ」を中心に置いた概念だ。

共存させることに意義がある

インバウンドマーケティングとコンツンツマーケティング。上で見たように、同意語のようで、実はそれぞれ意味するところが違う。しかし、この二つは先に述べたように二律背反でなく、共存させることに意義がある。 インバウンドマーケティングで成功を収めるためには、コンツンツマーケティングが欠かせない。コンテンツマーケティングがうまくいかなければ、インバウンドマーケティングは遂行できない。 テクノロジーの進化や消費者の嗜好の変化により、常にマーケットは変わり続ける。それに伴い、マーケティング自体も日々進化を遂げている。そのなかで、新しい業界用語やテクニックが生まれていくのは当然だが、大切なのは、最新情報について学ぶだけでなく、実践を通してその内容をしっかりと理解していくことである。 インバウンドマーケティングとコンテンツマーケティングもその例外ではない。実践によって、理解が深まっていくことは間違いないだろう。

 

記事執筆:(株)イノーバ。イノーバでは、コンテンツマーケティングのノウハウを詰め込んだ無料のebookや事例集をご提供しています。ダウンロードはこちらからどうぞ→https://innova-jp.com/library/