SEO対策における画像の重要性とは?画像ならではの役割と具体的な対策について解説

SEO

SEO対策には、Googleなどの検索エンジンに対する「テクニカルSEO」や、ユーザーへの対策となる「コンテンツSEO」などの種類があります。

それぞれのSEO対策を講じることで自社サイトの検索順位が高まり、多くのユーザーの流入が期待できるようになるでしょう。

SEO対策では「テキストにキーワードを入れること」や「見出しの設定」などが基本となりますが、「画像の最適化」も重要です。

画像SEOを徹底することで、より検索エンジンやユーザーに対して理想的なサイトを構築できるでしょう。

こちらではSEOの意味、SEO対策における画像の必要性や、具体的な対策方法を紹介します。

そもそもSEOってどんな意味?

SEOとは「Search Engine Optimization」の略称であり、日本語訳で「検索エンジン最適化」という意味になります。


Googleなどの検索エンジンを通してWebサイトをより多くの人に訪れてもらい、成果を出すために検索するユーザーのニーズに応えられるサイトを最適化していくことを指します。

SEO対策における画像の必要性とは?

SEO(検索エンジンの最適化)においては、文章や見出しだけでなく画像も評価の対象となっています。

キーワードや見出しの設定を行った上で、画像を正しい方法で選択・配置することで、SEO効果をさらに高められるのです。

多くのWebサイトでは既に画像表示による装飾が一般的となっていますが、SEO対策としてはただ画像をアップロードするだけではなく、専用の対策が必要です。

対策方法を知ることで他社のWebサイトと差別化でき、自社のWebサイトを上位表示につなげられます。

画像をきっかけに流入するユーザーが増える可能性もあるので、SEO対策を徹底するのなら画像の正しい導入方法を把握する必要があるでしょう。

SEO対策における画像SEOのメリット

SEO対策における画像SEOは、自社Webサイトと閲覧するユーザーに多くのメリットを提供します。

以下を参考に、画像SEOの導入におけるメリットを確認してみましょう。

<SEO対策における画像SEOのユーザー視点でのメリット>

ユーザーが何のサイトなのか理解しやすくなる

画像をSEOに最適化することは、ユーザーに自社サイトの特徴や有効性をスムーズに伝えられるメリットがあります。

「何を解説・紹介しているサイトなのか」を画像で説明できるので、ユーザーにサイト全体の趣旨を簡単に理解してもらえるでしょう。

画像によってより詳しい情報を提供できる

画像を使うことはSEOの最適化だけでなく、ユーザーに詳しい情報を提供することにもつながります。

取り扱っているコンテンツによっては、文章だけではその意図や意味を正確に伝えきれないことも考えられます。

例えば図や表などを取り入れた画像を使って補足解説することで、情報のスムーズな提供が行えるでしょう。

ユーザーのことを考えたサイト作りに活かせるのも、画像SEOのメリットです。

<SEO対策における画像SEOの企業視点でのメリット>

画像検索時に自社サイトが表示される可能性がある

SEO対策に準じた画像設定を行うと、Googleの「画像検索」の際に自社サイトが表示される可能性が高まります。

テキスト検索だけでなく、画像検索を行うユーザーもターゲットにできるのです。

画像をきっかけにサイトへの流入を増やせるので、新たなユーザーの獲得につながるメリットもあるでしょう。

自社サイトを認識してもらいやすくなる

SEO対策で画像を最適化することは、自社サイトを認識してもらいやすくなるメリットがあります。

例えば画像で自社特有の雰囲気(メインテーマ)を作ったり、オリジナルキャラクターなどを使って独自の画像を作成できれば、自社の認知度は高まるでしょう。

リピーターやサイトのフォロワーを増やし、集客アップやCV率アップにつなげられるほか、ユーザーとの長期的な関係構築を狙えるのがメリットです。

SEO対策における画像の最適化方法

SEO対策における画像の最適化には、いくつかの方法があります。

各詳細を把握して実践することが、画像SEOにつながるでしょう。

以下を参考に、具体的な最適化方法を確認してみてください。

自社Webサイトに合った画像を選定する

SEO対策における画像最適化のためには、まず自社Webサイトに合った画像を選定します。

コンテンツの内容に関連した画像を探して、サイトを装飾していきましょう。

一般的にフリー画像サイトや、画像を販売している専門サイトに登録して画像を入手します。

ただ人気の画像や見た目が綺麗な画像を選ぶのではなく、あくまで自社コンテンツと関連する画像を選択しましょう。

オリジナル画像を作れる場合、他サイトと差別化ができるためSEOの評価が高くなることもあります。

ユーザーが画像に既視感を覚えるとサイトから離脱する可能性が出てくるため、オリジナル画像の導入を検討してみましょう。

alt属性をタグで付与する

選定した画像には「alt属性」のタグを付与して、SEO対策を行います。

alt属性とは、Googleの検索エンジンに画像を「テキストで説明」するための機能です。

alt属性を使って「この画像は〇〇です」と分かりやすくする説明することで、検索対象として認識してもらえるようになります。

alt属性を付与するには、コード「”画像内容の説明”」をHTMLで記載します。

ワードプレスの場合には、画像の「代替テキスト」に入力することで、簡単にalt属性を付与することが可能です。

alt属性が適切な内容に設定されているかどうかは、専用のチェックツールを使うことで確認できます。「画像ALTチェッカー」やGoogle Chromeの「​​Alt & Meta viewer」を使って、定期的に画像のalt属性をチェックしておきましょう。

画像のファイル名を変更する

Googleは、画像のファイル名も参考にして内容の判定を行っているため、分かりやすいものに変更しておくことがポイントです。

通常画像ファイルには識別のための数字やアルファベットが設定されていますが、それだけではGoogleに画像の意味を正確に理解してもらうことは難しくなります。

「IMG.1234567」といったデフォルメのファイル名のままではなく、alt属性と同様に画像内容を解説するテキストに変更しておきましょう。

ファイル名が分かりやすくなっていると、その後自社サイト内で画像を管理しやすくなるメリットもあります。

画像の形式をGoogleが指定するものにする

画像のファイル形式をGoogleが指定する標準のものにすることも、SEO対策の一環です。

現在Googleは、以下のファイル形式を標準のものとして取り扱っています。

・JPEG

・GIF

・PNG

・BMP

・WebP

画像SEOを徹底する際には、上記のファイル形式で保存しておきましょう。

XMLサイトマップに画像情報を追加する

検索エンジンにスムーズに画像を把握してもらうためには、XMLサイトマップに画像情報を追加しましょう。

サイトのページ数や画像数が多いと、Googleは探索に手間取って画像情報を認識するまで時間がかかるケースがあります。

あらかじめXMLサイトマップに画像情報を登録して、確認までの時間を短縮することもポイントです。

また、XMLサイトマップには以下のようなコードを使うことで、画像の詳細情報を付与することもできます。

:画像に関するキャプションや説明

:都市名、州名、国名など画像の地理に関する情報

:画像タイトル

:画像のライセンス先を示すURL

上記の情報をプラスして、さらに分かりやすく画像を設定してみましょう。

SEO対策で画像の最適化を行う際の注意点

SEO対策で画像最適化を行うのなら、事前に注意点を確認することも重要です。

以下を参考に、画像最適化の際にマイナスの効果を出さないように注意しましょう。

画像サイズと容量に注意

自社Webサイトに画像を掲載する際には、サイズと容量に注意しましょう。

サイズが大きすぎると肝心のテキストが読みづらくなり、容量が大きすぎるとサイトが重くなる原因になります。

とはいえ、サイズを小さくしすぎたり容量を節約しすぎて低画質になったりすると、サイトの質が落ちてユーザーからの評価が下がってしまいます。

ちょうど良いサイズ・容量を設定できるように、いくつかのパターンを試して自社コンテンツに最適な画像スタイルを探してみましょう。

画像はテキストの近くに設置する

基本的に画像は、テキストのすぐ近くに設置します。

近くのテキストに関係のない画像を設置したり、画像を立て続けに並べたりすると、サイトが見づらくなってユーザーの離脱の原因になるでしょう。

見出しに合わせて画像を1枚設置するなど、基本的なルールを徹底するのがポイントです。

モバイルフレンドリーを意識する

現在はスマホユーザーが増えているため、スマホ画面で見やすいサイト作り(モバイルフレンドリー)を意識して画像を設置するのも重要です。

スマホ画面で画像がはっきり見える、標準のスマホサイズに対して画像が大きすぎないなどをチェックして、スマホユーザーに不便なサイトにならないように注意を払いましょう。

実際に作成したページをスマホの実機で確認し、細かい修正を加えるのがおすすめです。

画像の使い方に注意する

SEO対策でWebサイトに画像をアップロードする際には、著作権に十分配慮しましょう。

無断で他社の画像を使用したり、有料サイトのサンプルデータを掲載したりすると、賠償金などの問題に発展する可能性があります。

フリー画像や購入した画像だけを使うように心がけ、引用する場合には「引用可能なのか」を確認した上で引用元を明記しましょう。

SEO対策の一環で画像の設定を今一度見直す

SEO対策はテキスト、キーワード、見出しなどの設定だけでなく、画像も重要な要素になっています。

画像SEOにつながる設定と手法を理解することで、自社Webサイトの検索順位の上昇が期待できるでしょう。

この機会に、SEO対策における画像の重要性と、具体的な対策手段をチェックしてみてはいかがでしょうか。


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