Facebookページをニセのファンから守る!フェイクアカウントの見分け方

コンテンツマーケティング
Facebookが2014年2月に発表した内容によると、月間12.3億人のアクティブユーザーのうち、11.2%がフェイクアカウントであることがわかった。
Facebookは、2012年頃から、スパムやフェイクアカウントへの対策を強化し始めたのだが、取り除いても雑草のように後を絶たない。ユーザーとの真のエンゲージメントを築くため、妨げとなるニセのファンは早めに発見し、被害が拡大する前に対策を立てる必要がある。
そのために必要な、フェイクアカウント(偽者)の見分け方や対処方法を紹介しよう。
1.フェイクアカウントの見分け方
Facebookは、スパミー(スパム的)な書き込みや嘘の情報などを、ペナルティとしてニュースフィールドから削除している。例えば、作為的に買われた「いいね!」などを、Facebook側は見分けることができる。
小規模なビジネスの場合などは、うまく騙(だま)せるように思われるケースがあるが、実際は、そうはうまくいかない。短期間で、桁違いの「いいね!」を獲得している場合などは、プロモーションが成功したというよりは、「いいね!」が買われたと疑ったほうがよい。
まず、フェイクアカウントを見分ける方法は、ロケーションだ。
ビジネスでFacebookのアカウントを運営している場合、あきらかにビジネスがターゲットとしている層とは違う、インドやバングラディシュといったエリアのファンが多ければ、まず、フェイクアカウントによって水増しされていると思ってよいだろう。
次に、プロフィールやプロフィール写真も、フェイクアカウントを見分けるポイントだ。
スパマー(スパムを送信する人や組織)やフェイクファンのプロフィール写真は、完璧すぎるか、逆に、目立たないようにしていることが多い。疑わしい場合、プロフィール写真で検索をかけてみるのがよい。他のソーシャルメディアなどで違う名前で登録されている場合、それは、間違いなくフェイクアカウントだ。
その他、バラクーダラボの調査によると、フェイクアカウントの特徴として、その97%が女性を名乗っていることがわかった。また、Facebookの調査では、43%のフェイクアカウントが、ステータスのアップデートを行っていないとのことだ。
2.フェイクアカウントから守る方法
フェイクアカウントを見つけたら、即削除しよう。方法は、いたって簡単だ。友達・ファンリストから、フェイクアカウントと思われる相手の名前をクリックして、削除するだけだ。
そして、フェイクアカウントからFacebookページを守る方法としては、自身のページにアクセスできる国を制限することだ。バングラディシュ・インド・インドネシアなどが、フェイクアカウントの温床だ。こういった国からのアクセスを拒否するか、国内だけのアクセスに制限するといった方法が有効だ。
Facebookを使ったプロモーション(コンテストや懸賞など)やハッシュタグは、ファンやエンゲージメントを増やすのに効果的だが、「諸刃の剣」で、フェイクアカウントに狙われやすくなる。
公式ルールや、提供条件・資格(年齢や居住地などの条件)などを絞り込み、フェイクアカウントからのアクセスを防ごう。AgoraPulse・Woobox・ShortStackといった、第三者のサービスを利用すると便利だ。
Facebook広告を利用する場合は、ターゲット設定オプションを利用し、ターゲットとする特定のグループを明確に設定するのが効果的だ。特に、エリアなど、ターゲットオーディエンスをより正確に設定することで、フェイクアカウントからのアクセスを防ぐことができる。
まとめ
Facebookページを狙う「ニセ」のファンによる被害は、ビジネスの妨げになるどころか、真のユーザーも失う可能性がある。
フェイクアカウントからの攻撃を防ぐために、まずは、防御を徹底することと、早期発見・早期排除をオススメする。
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