YouTubeを使い倒す!「動画サイトの王者」をマーケティングに生かすためのレッスン

デジタルマーケティング

もはや説明不要と言ってもよい動画サイトの王者、YouTube。

2005年の設立以来、爆発的にユーザーを増やし続けているこのサービスは、今やデジタルマーケティングにおいて欠かすことができない存在だ。にも関わらず、「動画におけるマーケティング」のノウハウは、日本国内で確立しているとは言い難い。

そこで今回は、明快な数字と分類を用いて、YouTubeをどのようにマーケティングに生かしたらよいのかを考えてみよう。

なぜ今さらYouTubeか?

YouTubeの創立以降、数多くの動画サイトが雨後の筍のように生まれてきた。しかし、YouTubeは規模においてまず別格だ。

それが、「なぜ今さらYouTubeか?」という疑問に対する答えだ。

何より、具体的な数字を観てみれば明らかだ。世界中から毎日10万もの動画がアップロードされ、全てを見るのに600年以上(!)かかると言われている。

1日に見られている動画は1億本。そして、3億のアカウントを有するYouTubeは、いまだ他のWebサービスの追随を許さない。2014年現在、YouTubeは世界で3番目に有名なサイトであり、Google に次いで2番目に有名な検索エンジンなのである。

よって、動画を用いたデジタルマーケティングを考えている全てのマーケターは、YouTubeを無視できないのだ。

YouTubeのアルゴリズムを推測する

YouTubeは当然ながら、自らの検索アルゴリズムを公表してはいない。だが、ヒントはある。

例えば、Pagetraffic社のCEOをつとめるNavneet Kaushal 氏は、サイト内とサイト外に分けて検索結果に影響するファクターを推測している。その一部をご紹介しよう。

まず、「サイト内ファクター」について。

まとめられたファクターのうちの多くは、「関連キーワード」「タグ」「タイトル」「サムネイル」など、大半の検索エンジンと同じものだ。注目すべきは、「トランスクリプション」と「チャンネルオーソリティ」の2つである。

「トランスクリプション」は、動画の内容や台詞を文章化したものだ。これを掲載することによって、ビデオの内容と検索がリンクできる。近年のGoogle やYouTubeは、動画内の会話や読み上げ原稿を自動で文章化し、検索とマッチさせるシステムを開発して、一部で試験的に実装されているという。

昨今のスマートフォンの音声検索を考えれば、驚くことではない。しかし、あらゆる言語に対応するまでには、まだ時間がかかる。いまだに、トランスクリプションの重要性は失われていない。

次に、「チャンネルオーソリティ」はブログと同じく、コンテンツクリエイターの信頼性を、継続性から問うものだ。クリエイターの関わるチャンネルのリンクを動画に付属させることにより、「質」を評価するYouTubeで探せるようになる可能性が高まる。動画とはいえ、単発ではコンテンツとして弱い。基本はブログと同じく、継続性と信頼性が重要なのだ。

また、しばしば忘れられがちなのが、「サイト外のファクター」だ。

外からYouTubeにやってくるユーザーのことを考えなければ、本末転倒というものだろう。こちらも大半は、通常のデジタルマーケティングの基本と相違ない。例えば、「閲覧数」「講読数」「お気に入り追加数」などのファクターが検索に影響を与えることは、今さら説明するまでもない。

ここで注目するべきは、YouTubeには「統計」という項目が設置されているということだ。動画の閲覧回数の上下がグラフ化されているので、「バズった」時期がはっきりとわかる。

SNSと連動させることにより、共有されやすいマーケティングの方法が把握できる。シンプルだが便利な機能なので、ぜひ活用したい。

動画サイトのマーケティングも基本は同じ

上記のファクターを総括すると、実はブログやSNSにおける戦略と、基本は驚くほど変わらないことがわかる。

YouTubeは他の動画サイトに比べて、トラフィックの管理、可視化がたやすい。あとは「映像」という検索できないものを、文章で可視化するなどの工夫を効かせればよい。

「動画サイトの王者」のユーザー数は莫大だ。このチャンスを逃す手はないだろう。

参考元: Navneet Kaushal: How to Make Your Videos Rank Better on YouTube

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