実例付き「スマホで動画制作」~動画コンテンツでコンバージョン率を高めよう!

コンテンツマーケティング

動画は強力なコンテンツだ。

文章では伝えることが難しい情報も、動画なら数十秒で伝えられる。さらに、特殊効果をつけたり音楽に凝ったりすることで、視聴者を楽しませつつ、伝えたい情報を発信することだって可能だ。

ちょっと思い付くだけでも、「製品案内」や「経営理念発信」、「営業案内」、「ブランディング」、「ファン作り」、「リクルーティング」など。ビジネスユースに限定しても、あらゆる情報発信が動画で行える。おまけに、SNSなどでも話題になりやすく、コンバージョン率も高まる。

多くの人の目を引き付けるコンテンツとしては、無敵な存在だ。すばらしい! そんなすばらしいコンテンツを使わないのはもったいないのではないか?

スマホを使った動画作りを手取り足取り教えましょう

とはいえ、動画作成には手間とお金と編集技術が必要だ。誰もがちょちょいと、「おやじ、蕎麦1枚くんねえ」と、蕎麦を気軽に注文するような気分で動画を作れるわけじゃない。

……と、私もそう思っていた。ところが、最近のテクノロジーの進歩ときたら、スマホ搭載カメラで撮影した動画でも、少し以前のプロ用機材なみの画質クオリティだ。誰もが気軽に編集を楽しめるスマホのアプリや、パソコンの編集ソフトがそれこそ山ほどある。

その気になれば、誰でも「おやじ、蕎麦1枚くんねえ」てな感じで、ちょちょいと動画を作れちゃうわけである。

「便利な世の中になったもんだ。俺、映像の仕事をやめてよかった」

と、遠い目をしながらため息をつく私は、実はかつて映像作家として、ごく限定的にブイブイ言わせていたオトコである。さらに、もっと限定的に「きみ、ひょっとしたら天才じゃない?」と、言われたこともある。威張るわけではないが、海外の映像コンテンツのコンペで入賞(金賞受賞)したし、製作したCMが2年連続で「広告批評が選ぶ年間ベスト」にランクインした経歴もある。

というわけで、かつての映像作家として、最近のスマホ界隈における動画作成事情に非常に関心を持っていた。実際にスマホで動画を作ってみたところ、「おお! これはひょっとして、コンテンツマーケティングのとんでもない武器になるのではないか!?」と、あたふたした。

そこで、このブログのネタに困っていたのをもっけの幸い、「スマホを使った動画作りを手取り足取り教えましょう!」というテーマで、今回のブログ記事のネタにしてみたわけだ。長い前置きで、すみません。

スマホでこんな動画も作れる!

論より証拠。私がスマホで作った動画を2種類紹介しよう。

猫の写真だけで作ってみた動画(45秒)【猫日和】

http://youtu.be/u4et2BcqkTY

企業の人材募集CM風動画(15秒)【募集中】

http://youtu.be/QUL1Z0MGqQI

両方ともスマホで撮影し、スマホのアプリだけで編集した動画である。なかなかではないか、と自画自賛したくなる出来栄えである。

2番目の「募集中」は、実は昨年、ある製造系中小企業の社長からの依頼で制作した「人材募集CM風動画」だ。これまでにも、何度か同社の映像コンテンツを手掛けており、この動画はその1本である(掲載許可は取ってあるが、社名は希望により匿名にする)。

ちなみに、この動画は撮影時間2時間、編集時間3時間で完成させた。この動画を観て、1週間で30名の入社希望者があり、その中から3名を採用したそうだ。スマホ、すごいぞ!

動画製作のための「映像文法」基本の3つ

さて、いよいよここからが本題だ。スマホの機能を使って、どうすれば魅力ある動画が作れるか?

映像には文法がある。いろいろあるが、ここでは基本の3つを紹介しよう。

  1. 映像の基本はカットつなぎ 動画編集アプリや編集ソフトには、さまざまなエフェクト機能が備わっている。つい多用したくなるが、そこはぐっとこらえて、カットの畳み掛けだけで映像に意味を持たせてみよう。先ほどのサンプルのうち、「募集中」を参考にしてほしい。

  • ズーム、パーンといったカメラの技法を多用しない これも「募集中」の動画をご覧いただくとわかるだろう。フィックスで撮影した映像を短くつなぐことで、テンポと奥行きが生まれる。アマチュアはついカメラを動かしたくなるが、じっと我慢しよう。プロとアマチュアの最大の違いは、このカメラ操作である。

  • 映像と映像をつなぐことで新しい意味が生まれる たとえば、「逃げ惑う人々」「驚きの表情」「転ぶ人」というカットの積み重ねの後に、「銃を構える兵士」「走る戦車」「飛ぶ戦闘機」のカットが続くと、「戦場の情景」が作り出される。だが、さらにその後に、「暗闇の中で食べるポップコーン」「カップルの姿」「劇場のスクリーン」というカットがあると、「戦争映画を観ているシーン」になる。

このように、映像の組み合わせ次第で、さまざまな演出効果と意味が生まれるのだ。これを、「モンタージュ効果」と呼ぶ。

モンタージュ効果は、映像製作の基本中の基本だ。この原理を知るだけで、ワンランク上の動画が作れるはずである。

スマホで動画コンテンツを作ろう

最後に、今回の動画を編集した、便利なアプリを紹介しておきたい。有料のものもあるが低価格で導入でき、それなりに高機能な編集が可能である。

「ビデオ・コラージュメーカー」 「Animoto Video Maker」 「AndroVid Proビデオエディタ」

ぜひあなたも、自社コンテンツに動画を導入してみてはいかがだろう。スマホだけでも、これだけのものが作れるのだ。試してみる価値はある。

関連記事: 10秒でインターネットユーザーを引きつける「マイクロコンテンツ」は、コンテンツ・マーケティングで必須のアイテムだ!実践例で見る「マイクロコンテンツ」の作り方 その使い方ではもったいない!YouTubeを効果的に利用してマーケティングを成功させる方法