ソーシャルメディア上のコンテストで、メルマガ登録者を増やす方法

コンテンツマーケティング
企業にとって顧客のEメールアドレスを入手することは、関係を築いていくためにとても重要だ。しかし、ただ「メースアドレスを教えてください」と訴えかけたところで、その成功率が低いのは当然である。
そこで今回は、ソーシャルメディア上で参加するコンテストをうまく活用し、消費者に楽しんでもらいながらメルマガ登録者を増やしていく方法を考えてみたい。
SNS上でコンテストを開催するにあたり、どうやって消費者の警戒心を解いていくか、どうやって情報を拡散していくかなどの問題点をクリアする方法を学んでみよう。
コンテスト実施の3ステップ
ではまず、Social Media Examinerが教えてくれる、SNS上で有効なコンテストの実施方法について見ていこう。以下の3つを押さえれば、消費者はより気軽にコンテストに参加してくれる。そして、情報の拡散によって、より多くのメールアドレスを入手し、メルマガ登録にもつながっていくだろう。
1.当選も夢じゃないと思わせる賞品を用意
海外旅行や車など、大きな賞品は確かに魅力的である。しかし、SNS上でのコンテストの賞品は、消費者にとって現実味があるものがオススメだ。食品系の企業ならば無料サンプル、エンターテイメント系ならば無料チケットなど、自分の業界に関係する賞品を用意しよう。
賞品は、複数用意するのも重要だ。もし大きな賞品が一つしかなければ、人々は自分のチャンスを減らしたくないために、コンテストの存在自体を内緒にし、情報が拡散しにくいだろう。また、拡散を期待するならば、コンテストを設計するうえで、「消費者の興味がある賞品」と「皆でチャレンジしたいイベント」の絶妙なバランスが重要になる。
2.投票者にもチャンスを
メールアドレスはコンテスト参加者だけでなく、投票者からもぜひ入手したい。もっとも多く投票してくれた10名の中から2名に賞品を与えるなどの宣伝を行い、より多くの人にメールアドレスを登録してもらうようにしよう。
「投票するたびに賞品獲得のチャンスが向上する」などのボーナスも、消費者の興味を引く良い方法である。
3.シェアをプラスに
上でも触れたように、人々は、自分が商品をもらうチャンスが減るようなことはしたくない。そこで、情報をシェアした場合にプラスになるような設定を考えることが大切になる。
シェアを行うとエントリーできる回数が倍になったり、追加ポイントが加算されたりなど、消費者が意欲的にシェアをしてくれるような設定を用意しよう。
コンテスト開催のタイミング
次に、SNSコンテスト用ツールを提供しているRafflecopterが教えてくれる、コンテスト開催のタイミングについての詳細を見てみよう。
なぜタイミングが重要になるかというと、「あ~! コンテストが始まってもう3日も経っているから、今さら参加しても無駄だな」と思われてしまっては、参加者数は増やせないからだ。
キーとなるタイミングは、コンテスト開始48時間前・開始・実施中・終了48時間前の4つである。
開始48時間前
コンテスト開始に向けて大々的に宣伝をしよう。「前回のコンテスト参加を逃した皆さんに朗報! セカンドチャンスがやってくる」など、消費者の興味を引くフレーズを使ったり、ティーザー(断片的な情報開示)となる画像・動画を有効に使ったりしよう。
開始
コンテストへのエントリー率は、最初の数日間のほうが、その後に比べて高いのが一般的だ。この時期に、「コンテスト開催中!」「エントリーして賞品を勝ち取ろう!」など、ダイレクトな宣伝を行い、賞品の写真やグラフィックもどんどん活用しよう。
このとき、参加条件や参加方法、コンテスト開催の理由(ファンへの感謝、新商品発売など)を紹介しておき、メールアドレスの入力欄をわかりやすい位置に表示することも忘れずに行おう。
実施中
コンテスト実施中は、継続的に宣伝を行うことが大切だ。中だるみしないよう、「まだ間に合う!」「コンテスト期間の中間点」「賞品をもらったら何をする?」などの宣伝文句が定期的に人々の目につくようにしよう。シェアを促し続けるのも重要である。
終了48時間前
コンテスト終了間際も、駆け込みエントリーが増える傾向にある。「ラストチャンス! 最終のお知らせ」「終了まで○時間!」など、見た人に「今エントリーしなきゃ」と思わせるキャッチフレーズを提示しよう。
コンテストツールの活用
SNSでコンテストを開催するためのさまざまなツールを提供してくれるサービスも、豊富に存在する(例えばRafflecopter、VIRALSWEEP、WOOBOXなど)。
いろいろ管理が大変なSNS上での投稿も、こういったツールをうまく取り入れていけば、より効果的にコンテストを実施していくことができる。ぜひチェックしてほしい。
企業と消費者がウィン・ウィンとなる
企業と消費者の両者に利益があるSNS上でのコンテストは、まさしく「ウィン・ウィン」で、両者にとってメリットとなるのではないだろうか。
企業は新規顧客のメールアドレスを入手し、知名度を上げて自社への興味を持ってもらえる。そして、消費者はコンテストというイベントを楽しみ、新商品や新サービスを賞品としてゲットしたり、友人と話題のシェアで盛り上がったりすることができる。
メーリングアドレスの登録数を伸ばしてみたいあなた。ぜひ、今回学んだ方法を生かしつつ、人々の話題になるコンテストをSNS上で発信して、その効果を試してみてほしい。
参考元:?How to Capture More Email Leads With Social Media Contests?6 Simple Strategies To Double Your Email List Using Facebook?Rafflecopter?When to Promote Your Giveaway?Woobox?Viralsweep
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