ポストNot Provided時代のウェブ解析方法

SEO

「一体どのキーワードを使って、ユーザーは検索しているのだろう…?」 Google アナリティクスを使ってウェブ解析をしている方は、こんな疑問を抱いたことがあるのではないだろうか?

オーガニック検索(リスティング広告などを含まない検索エンジン経由の流入)の訪問者がどのキーワードを打ち、Webサイトに辿り着いたか調べたい場合、多くのキーワードは「not provided」(=提供しない)と非表示になっている。これにはGoogle アカウントにログインしているユーザーのプライバシーを守る、という意図がある。

最初は約10%の訪問者のキーワード情報が非表示されると言われていたが、Google アカウント所有者が増えたことにより、現在は90%以上が「not provided」となってしまっている。自社のWebサイトがどのキーワードで探し出されているか、他の方法で調べることはできないのだろうか?

さらに苦しめられるマーケターWebサイトやブログコンテンツの効果を測りたいマーケターにとって「not provided」のシステムは非常に厄介である。今月に入って、Google はこのシステムを強化する旨を発表した。さらなるプライバシー保護強化のため、Google アカウント所有者全員のオーガニック検索キーワードを非公開にする、と発表したのだ。

このシステムが導入されたあと、どのようにSEO対策を行えば良いのだろうか?コンテンツの効果はどのように測定すれば良いだろう?

以下では、Google の規制強化に際して講じるべき、5つの手段をご紹介したい。

1.過去の記録を保存しよう!

Google がアカウント所有者の情報を完全にシャットアウトする前に、今まで公開されていた上位のオーガニック検索キーワードを記録しておこう。将来、これらのキーワードがGoogle アナリティクスのキーワード一覧から消えても、それはおそらく「not provided」に含まれるキーワードであり、効力を無くしたキーワードではないことが推定できる。

2.Google アナリティクスのランディングページを見逃すな!

Google アナリティクスにログインし、「オーガニック検索」項目内に「ランディングページ」がある。ここでは検索キーワードは「not provided」と表示されたままになっているが、訪問者がどのページに到着(ランディング)したか調べることができる。この表によって、Webサイト内の人気コンテンツ(ページ)を察知→コンテンツの検索キーワードを予測できるというわけだ。

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3.Google ウェブマスターツールでWebサイトのチェックを行おう!

アクセス解析以外に、無料のGoogle ウェブマスターツールを使えば、Webサイトがどのように「生きている」のか把握できる。このツールの機能の幅は広く、サイトリンクやサイトテーマの確認、外部からのリンク統計、Webサイト内部のリンク情報やGoogle+1ボタンが押された回数なども調査できる。

4.Yahoo!のアクセス解析ツールを活用しよう!

日本ではGoogle に並び、Yahoo!も人気な検索エンジンである。Google アナリティクスのみに頼らず、Yahoo!のアクセス解析ツールも使うことをおすすめする。

5.検索エンジン別に解析できるツールを利用しよう!

4.に記載したYahoo!は日本国内においては利用率が非常に高いが、海外ではそうではない。米国では約70%のインターネットユーザーがGoogle を用いている。Yahoo!やBingは残りの30%に入るというわけだ。海外からの訪問者が多いWebサイトを運営している場合には、Yahoo!のアクセス解析ツールだけを用いるのは効果的でないだろう。

代わりに、Web CEOという特定の検索エンジンに属さないツールがある。Web CEOは検索エンジン別にオーガニック検索キーワードをランキング化し、解析してくれる。また同じキーワードを含む他Webサイトも紹介してくれるので、自分の「ライバルWebサイト」を認知しやすい。

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出典:Content Marketing Institute
(検索エンジン、キーワード、月間別にランキングが表示される。)

まとめ

いかがだっただろうか?

たとえGoogle アナリティクスの規制が厳しくなっても慌てないでほしい。幸いなことに、ウェブ解析方法は他にもある。

まずは今までの解析情報を保存することから始め、現在のオーガニック検索キーワードをきちんと把握し、Google アナリティクスに依存しすぎない、次のステップを踏んでもらいたい。そうすれば、キーワードのほぼ全てが非公開になってしまっても、精度の高いウェブ解析ができるだろう。

参考: ・12 Ways to Measure Content Effectiveness After Google's "Not Provided" DecisionOptimize Your Content Marketing Strategy with 8 Keyword Tracking Tips検索キーワードに表示されるnot providedとは?Google アナリティクス

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