事例に学ぶ商品パッケージについて抑えるべき7つのポイント

コンテンツマーケティング

あなたの会社の製品は、パッケージに、どれほどお金や手間をかけているだろうか?

「いやいや、わが社の製品は、中身が命。パッケージは、あくまでもサブ」なんて、思ってはいないだろうか? 

実は、テレビ広告やオンラインのレビュー、友人からの勧めよりも、購入のトリガーになっているのが、パッケージング。興味を持つか持たないかは、パッケージ次第と言っても過言ではないのだ! 

そこで今回は、ビジネスインサイダーの調査などをもとに、パッケージに関するさまざまな事実を紹介したい。

パッケージにまつわるあれこれ

・パッケージに、会社のアイコンが入っているとお客さんの心をつかむ

・買うか買わないかの決断が下される時間は、たったの7秒

・パッケージが気に入って、どんな商品かあまり考えず“パケ買い”したことがある人は、64%

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出典:ティーバッグが鳥のかたちをしているグッドデザイン

・製品を購入したきっかけは、「テレビ広告」27%、「インターネット上のレビュー」31%、「友人からのすすめ」31%に対して、「パッケージに惹かれて」が、37%。

・オンラインショッピングでは、特別仕様のパッケージだと、およそ52%がまた購入したくなる。

・購入したときのパッケージや箱を再利用する人は、約90%

・注目されるパッケージに変更すると、関心度が30%上がる

・オンラインショッピングで購入した製品のパッケージを、ソーシャルメディアでシェアしたいと思う若者(18歳~25歳)は、74%

・パッケージがユニークであったり、まるでギフトのような装飾であったりする場合、全年齢層において、およそ40%が写真をソーシャルメディアに投稿する傾向がある

・パッケージが投稿されると、短時間でシェアされ、新規の顧客につながる

パッケージで成功するための7の法則

以上のあれこれをまとめてみると、パッケージングで成功する法則は7つ。

1.シェアしたくなるデザインに

かわいい・斬新・クリエイティブ……。さまざまなアプローチで、顧客が思わずシェアしたくなるパッケージにする。パッケージを通して、既存客と見込み客のハートをがっちりつかもう。

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出典:遊びゴコロのあるパッケージはソーシャルメディアでシェアしたくなる

2.地球に優しいパッケージ

地球に優しいパッケージは、顧客ウケもよい。リサイクルできる素材なら、会社にも環境にもよい。

3.捨てるのは、もったいないデザインに

購入後も、すぐに捨てずに、再利用したくなるデザインにしよう。

4.プレミアム感を出す

高級な製品では、高級感を出した素材やデザインだと、顧客により贅沢な気分を味わってもらえ、製品の価値もより高まる傾向にある。プレミアム感を出しつつ、過剰包装し過ぎない、エコとのバランスが重要だ。

5.ブランドのロゴを忘れずに

ロゴによって、製品のイメージが瞬時に伝わるような工夫をする。色やフォントも、イメージに合うものに。ロゴの魅力は、ときに国境をも超えるのだ。

6.シンプルであれ

文字は最低限にしつつ、保護材は、中の製品が壊れないようにしっかりと。パッケージを一目見て、どこの会社の製品なのか、はっきりわかるデザインに。

7.「見る」以外のアクションを顧客にしてもらう工夫を

見ただけで、思わず「ヨダレが出そう」なおいしそうな写真を使う・パッケージが「遊べる」ものになっている、などなど。顧客に、パッケージを「見る」以外のアクションを起こさせる工夫を。

この7番目の法則をうまく利用し、話題になっている国内企業を、以下に3つ紹介する。

【成功事例】パッケージがうまい会社

1.「コレクションしたくなる」スターバックス・コーヒー・ジャパン

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出典:スターバックスのご当地タンブラー

ロゴを見ただけで、スタバの商品だとわかる。また、シーズンごとに限定発売されるマグカップやタンブラーなどは、コレクションしたくなるかわいさで、ファンも多い。

タンブラーをお店に持って行くと値引きされるうえ、使い捨てのカップの削減につながり、地球にも優しい。

2.「自分の名前を探したくなる」日本コカ・コーラ

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出典:2014年4月に行われた「ネームボトル」のコーラ

コカ・コーラのボトルは、形が特徴的。あの瓶は、植物由来の素材でつくられているので、地球にも優しい。

2014年の4月には、ラベルに名前をプリントしたネームボトルが発売され、店頭でパッケージを選ぶという新しい楽しみを生み出した。

3.「台紙で遊べる」江崎グリコ

【動くぬりえ】スマホアプリ紹介

 

 

 

2014年に公開された、ドラえもんの映画「STAND BY ME」とタイアップしたポッキーの大袋は、中の台紙が“ぬりえ”になっており、専用のアプリをかざすと、ドラえもんが立体的に浮かび上がるというものだ。

子どもだけではなく、大人も楽しめるパッケージで、インターネットでも話題になった。

まとめ

製品において、内容や品質が最も重要だということはもちろん、パッケージングも同じほど力を注ぐべき重要なファクターであることが、再確認できたのではないだろうか。

また、中身の品質を証明する役割「+α」のパッケージングを工夫をすることによって、より多くのファンを獲得できるようだ。ソーシャルメディアの拡散力が、それを後押ししている。

パッケージは私たちが思っている以上に、企業の顔であり、オフィスであり、従業員であり、コンテンツであり、あなたの会社自身を象徴するのだ。