ファンとの関係構築とブランディングはセレブから学べ!SNSの正しい使い方

コンテンツマーケティング

「セレブはもともと知名度があって、苦労しないでも注目を集められるから、学べることなんてない」と思うのは間違いだ。多くのセレブはファンとのつながりをより強め、認知度をさらに高めるために、コンテンツマーケティングを活用している。そして、私たちが学べる点、参考にできる点も多い。

特に注目したいのが、ソーシャルメディアの使い方だ。本記事では、ビヨンセ、テイラー・スウィフト、ブリトニー・スピアーズらが、どのようにSNSを使っているかをご紹介する。

ビヨンセの場合

2013年12月、ビヨンセの最新アルバム『Beyonce』がリリースされる。プロモーションなどを全く行わずに、突然iTunesストア限定で発売されたことなどから注目を集めた。

結果は……たったの数日で100万ダウンロードを軽々と突破。もちろん、この成功はまぐれではない。

通常、アルバムがリリースされる際には、何らかの告知がされるもの。しかし、ビヨンセは宣伝を行う代わりに、ファンとの関係を深めていた。ソーシャルメディアを通じて、ファンが喜ぶコンテンツを提供していたのである。

彼女はFacebookやTwitterでもファンと交流しているが、特に重点を置いているのはInstagramとTumblrのようだ。

スマホが大好きなビヨンセは、セルフィー(自分撮り)の公開場所としてInstagramを利用している。また、前述の最新アルバムのニュースを最初に伝えたのは、Instagramのフォロワーたちだった。

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出典:ビヨンセのInstagramページ

他方、Tumblrは、彼女の人生を過去から現在まで追えるフォトブックだ。夫ジェイ・Zとの間に生まれた子供の最初の写真も、ここで見ることができる。

大好きなセレブの最新情報を真っ先に教えてもらえるのを、光栄に思うファンは多いだろう。ビヨンセは、自分のファンの喜ばせ方を熟知しているのである。

テイラー・スウィフトの場合

テイラー・スウィフトも、SNSでファンとの関係をより強固なものにしている一人。彼女はファンの発言を見つけて、リツイートする時間を惜しまない。

ファンにとってはリツイートされるのも名誉だが、自分の言葉を聞いて(見て)もらえることが一番嬉しいはず。これは、ビジネスとお客さんの関係にも通じる。

今年(2014年)行われた、最新アルバム『1989』のユニークなキャンペーンにも注目したい。Instagramで歌詞の一部を毎日見せていくという、13日間のカウントダウンを行ったのだ。

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出典:テイラー・スウィフトがInstagramで公開したアルバム「1989」の歌詞の一例

歌詞はテイラー・スウィフト自身の手で書かれており、ちょっとしたイラストが添えられているものもある。また、移動中の飛行機の中やエレベーター内などで撮影された画像なので、彼女の生活を垣間見られるのも魅力だ。手書きの歌詞だけでも十分に思えるが、そこにビジュアルを加えることによって、さらに強力なコンテンツに仕上がっている。

マーケティングの視点で見ると、これはカウントダウンキャンペーンと、あえて要点を伏せて注意をひくティーザーキャンペーンの組み合わせだ。しかし、一番のポイントは、ファンの心に語りかけられるコンテンツを提供していることだろう。

ブリトニー・スピアーズの場合

ブリトニー・スピアーズが、SNSを最も効果的に使いこなしているセレブの一人であることは、間違いない。

まず、息子や妹とのショット、旅行の写真など、私生活を写したコンテンツを惜しみなく提供している。ステージ上の自分だけでなく、舞台裏の素顔も見せているのだ。Instagramでは、休日に犬の散歩をしている動画なども公開している。

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出典:ブリトニー・スピアーズがInstagramで公開している動画の一例

また、マドンナ、マイリー・サイラス、リアーナといった大物たちともつながっており、誕生日にはお祝いメッセージを投稿したりもしている。ブリトニー・スピアーズをフォローすれば、彼女の交友関係をのぞけることも、ファンにとっては魅力だろう。そして、マーケターには、業界のリーダーとつながっておくことの大切さを教えてくれているのかもしれない。

最新アルバム『Britney Jean』のプロモーションも、もちろんSNSをフルに活用したものだった。Twitterで、ファンからの質問に答えるQ&Aキャンペーンを行ったのだ。「理想の1日は?」「好きな名言は?」「お気に入りのショップは?」などに答えることで、自分のプライベートや内面を見せている。

ブリトニー・スピアーズのSNSの使い方には、学べる点が他にもたくさんある。マーケティングのお手本として、フォローしてみるのもいいのではないだろうか?

ポイントは既存ファンの笑顔!

今回ご紹介したセレブたちがソーシャルメディアを使う第一の目的は、ファンをもっと増やすことではない。すでに自分を応援してくれているファンを喜ばせるために、数々のコンテンツを提供しているのだ。そして、ファンとの距離を縮め、ロイヤリティを深めるのに、SNSが最適なツールであることもセレブたちは熟知している。

お気に入りの有名人をフォローしたり、ブログをのぞいたりした経験があれば、そのときの気持ちを思い出してみよう。何が自分を、検索と閲覧に駆り立てたのだろう? どんなコンテンツに満足を感じただろうか?

きっと、その辺りにたくさんのヒントが隠れているはずだ。そして、そのモチベーションやときめきを忘れずに、ソーシャルメディア戦略を立てていただきたい。