顧客の「自分撮り(セルフィー)」が成功のカギ!海外のユニークなキャンペーン5選

コンテンツマーケティング

「自分撮り(セルフィー)」は、間違いなくトレンドのひとつ。Instagramにハッシュタグ「#selfie」のついた写真が投稿されている数は、なんと1億7700万(2014年10月時点)だ。

セルフィーはFacebookやTwitterなど、多くのソーシャルメディアで広がりを見せている。もちろん、世のマーケターたちがこのトレンドを見逃すはずはない。セルフィーを取り入れているブランドやセルフィーのコンテストも、去年の1年で3倍以上に増えた。

企業がセルフィーを取り入れる場合、顧客に自社商品を使っている写真や、特定のテーマに沿った写真を投稿してもらうなどの方法がある。本記事では、そういったキャンペーンの中から、ユニークな海外事例をいくつかご紹介する。

1 セルフィーと引き換えにクーポンを提供

how-5-companies-use-selfie-marketing_2.png
出典:How 4 companies use selfie marketing to reach customers

Urban Degreeは、南アフリカのファッションブランド。『自社商品を身につけたセルフィーをハッシュタグ「#UrbanSelfie」をつけて投稿してください』というキャンペーンを行った。

ここまではわりとありがちだが、Urban Degreeの場合は、セルフィーの投稿と引き換えに10ドルの割引クーポンを提供。さらに、最もリツイートされた投稿者には1000ドル分の買い物ができる権利をプレゼントしたのである。

2 セルフィーを季節のイベントと結びつける

セルフィーキャンペーンは、季節のイベントに合わせて行うという手もある。

男性用化粧品ブランドのAxeがバレンタインデーを狙って行ったのが、「#KissForPeace」キャンペーンだ。これは、お客さんにキスをしているセルフィーを投稿してもらうというもの。さらに、選ばれた投稿者には、Axeの商品やベルリンへの旅が贈られた。

このキャンペーンで投稿されたツイートの数は、3万4000件以上だったそうだ。これを参考にして、これからやってくるクリスマスにちなんだキャンペーンを考えてみてもいいかもしれない。

3 セルフィーが雑誌の表紙に!?

how-5-companies-use-selfie-marketing_3.png
出典:The best social media campaigns that leveraged selfies

雑誌『WIRED(ワイアード)』のイギリス版は、2014年1月号の表紙に、BuzzFeedの設立者Jonah Peretti氏のセルフィーを起用。翌月には、ユーモア溢れるセルフィーキャンペーンを開始した。

それは、WIRED提供の無料のアプリを使うと、まるでWIREDの表紙に登場しているようなセルフィーを撮影できるというもの。読者は「#wiredgoesviral」というハッシュタグをつけて、ソーシャルメディアでシェアすることができる。

優れた作品は『WIRED』の次の号で取り上げられるということなので、読者のモチベーションも上がるだろう。

4 スモールビジネスにもセルフィー!

セルフィーキャンペーンを展開しているのは、大きな企業ばかりではない。例えば、ローカルなお店でも取り入れることが可能だ。

イギリスのハンプシャー州サウサンプトンで美容院を経営するRebecca Hunt氏も、セルフィーをビジネスに活用している一人。新しいヘアスタイルの写真をソーシャルメディアに投稿してくれたお客さんに、ヘアケア商品を無料で提供している。

普段、私たちが雑誌などで目にするヘアスタイルの写真は、修正などが施された魅力的なものばかりだ。そのため、気後れしてしまったり、自分には不可能と思ってあきらめてしまったりする人も多いだろう。

Hunt氏がセルフィーキャンペーンを始めた理由は、まさにそこにあった。実際のお客さんの自然な写真の方が、人は共感したり、参考にしたりできるというわけだ。

美容院はキャンペーンを毎月行い、順調に新しいお客さんを獲得しているとのこと。とてもシンプルで、お金もかからないこの手法は、スモールビジネスにおいてこそ試してみる価値があるのかもしれない。

5 セルフィーをチャリティーキャンペーンに取り入れる

how-5-companies-use-selfie-marketing_4.png
出典:Johnson & Johnson のDonate a Photo公式サイトより
 

最後にご紹介するのは、Johnson & Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)の「Donate a Photo」キャンペーンだ。これは、ユーザーが公式サイトにセルフィーを一枚アップロードするごとに、1ドルが寄付されるというもの。

参加できるプロジェクトは複数ある。一例を挙げれば、上の写真のように家族がきれいで安全な水を飲めるようにするプロジェクトがある。

このキャンペーン専用のアプリが用意されており、撮影したセルフィーが、何のプロジェクトに協力したかが自動的に表示される仕組みだ。

参加者がこのセルフィーをシェアすることで、キャンペーンを知る人や協力者はどんどん増えていくだろう。とても強力で、効果的なキャンペーン手法ではないだろうか?

セルフィーを最大限に活用しよう!

人にアクションを起こしてもらうことは簡単ではない。しかし、自分撮りはユーザーたちが日常的に行っていることなので、多少ハードルは低いはずだ。

キャンペーンが上手くいけば、彼らは優秀なマーケターとなり、自動的に口コミを広めてくれるだろう。そして、ブランドのメッセージとイメージは、自然と拡散されていく。

今、旬であるセルフィーをマーケティング戦略に取り入れることを、ぜひ検討してみてはいかがだろうか?