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イノーバマーケティングチーム2024/02/02 14:44:021 min read

ホームページに利用するドメインの仕組みと重要性

ホームページを制作する際に必要となる「ドメイン」をみなさんはどのように決めていますか?実はドメインを決めるところからSEO対策がスタートしているといっても過言ではありません。今回はドメインの仕組みや取得の際のポイントを紹介していきます。
 

ドメインとは?

インターネットに接続しているコンピューターの居場所を特定するための、住所のようなもの

ドメインはひとつひとつのサイトがインターネット上のどこに存在するのかを特定するために使用されます。ドメインを住所とすれば、サーバーは土地のようなものです。住所登録だけしても土地がなければ建物が建てられないように、取得したドメインでサイトを公開したりするには、情報処理を行ってくれるサーバーの存在が必要になります。

IPアドレスではなく、覚えやすい文字列にしておくことができる

本来パソコンやサーバーは、ドメインではなく固有に割り当てられたIPアドレス(192.XXX.XXX.XXXのようなもの)という数字の羅列でサイトを特定しています。数字を見ただけではユーザー(人間)にはどこにつながっているのか分かりにくいです。そのため覚えやすい「企業名.com」のような文字列に変換されています。

DNSとは?

DNSとはドメインネームシステムの略で、前述のドメインをIPアドレスに変換するためのシステムです。ドメイン名が入力されると、そのドメインに結びつけられたIPアドレスがどこのサーバーで運用されているかを照合します。
  

ドメインの仕組みと種類

ドメインの仕組み

前項で説明したDNSがIPアドレスの特定を行う際、「.(ドット)」で区切られた順に右側から検索を行っていきます。「.com」や「.jp」などの最も右側に位置するものをトップレベルドメインと呼び、さらに第2レベルドメイン、第3レベルドメインといった形で分かれていった先でIPアドレスがわかるようになっています。

TLDによる違い

ドメイン名をドットで分割した際の最後の項目(「○○.jp」の「.jp」部分)であるTLD(トップレベルドメイン)の違いによりいくつかの種類に分類されています。ここでは「gTLD」「ccTLD」ついて解説していきます。

●    gTLD(generic TLD、分野別トップレベルドメイン)

gTLDは世界中どこからでも取得可能なドメインで「.com」「.net」「.org」などがあります。これらは用途の制限なく個人でも取得可能です。取得にかかる費用は安価になっていることが多いです。

●    ccTLD(country code TLD、国別コードトップレベルドメイン)

ccTLDは「.uk」や「.jp」といった国を表すドメインで、国ごとに割り当てがされています。gTLDとは違い該当の国で登記されている企業でなければ取得できず、一企業で一つしか取得できません。つまり信頼性の高いドメインと言えます。取得の際の費用は最も高くなります。

マイナードメインはSEOの観点で見るとデメリットがある

「.com」や「.jp」の他にマイナーなドメインも多数ありますが、知名度が低いものだと「怪しい」「覚えにくい」などと思われてしまう可能性もあります。またマイナードメインだとインデックスが遅い、されない場合もあるようです。ドメインはサイトの看板として企業の信頼やブランドを形成していくものですから、コーポレートサイトであれば基本的には「co.jp」(日本で法人登録された企業のみ使用可能で信頼性が高いとされる)等を使用するのが一般的でしょう。サービスサイト等、コーポレートサイト以外であれば、自由に検討しても致命的な問題はないと思います。
  

独自ドメインについて

〇〇.jpや〇〇.comの〇〇部分は任意の文字列を選択できる

基本的にドメインの中身部分は任意の文字列を選択できます。ただしすでに使われているものは取得できません。同じ企業名やサービス名ですでに登録されていた場合には、ハイフンなどの記号を付けることや、名前そのものを全く違うものに変更するといった対応が必要になります。

無料ドメインと異なり、取得や維持に費用が発生し、サーバーの初期設定も必要となる

無料ドメイン(共有ドメイン)であればドメインの取得費用がかからず、DNSサーバーやレンタルサーバーの設定もドメインを貸してくれる会社がやってくれますが、独自ドメインを設定する場合は取得・維持のコストが発生し、サーバー設定も自分で行う必要があります。

独自ドメイン取得のメリット

先着順にはなりますが、他社と被らない完全にオリジナルのドメインとなりますので、独自ドメインを取得しておくことで企業イメージのアップにつながります。また、他ユーザーとドメインを共有する無料ドメインとは違い、検索エンジンの評価対象は自社サイトに掲載しているコンテンツのみになりますから、SEOの観点でも有利であるといえるでしょう。
 

サブドメイン、サブディレクトリについて

サブドメインとは

サブドメインとは、元となるサイトを「〇〇.co.jp」だとすると、「××.〇〇.co.jp」のように文字列を挿入して、ひとつのドメインを用途に応じて分割するために使われます。一般的には1つの企業が新しいサービスや事業を始めた際に、ドメインの評価を受け継いでサイトを立ち上げたい時に使用します。例えば楽天の場合、メインのサイトは「rakuten.co.jp/」ですが、楽天トラベルは「travel.rakuten.co.jp/」となっています。

サブディレクトリとは

サブディレクトリはサイトの構造を細分化していくページにつけていくものです。「www.XXXX.co.jp」というサイトに新しくブログページを作る場合に「www.XXXX.co.jp/blogといった形にします。この「/」以下の「blog」の部分がサブディレクトリにあたります。
 

ドメインの取得方法

無料ドメインサービスもあるがおすすめではない

無料ドメインサービスで取得できるドメインもありますが、大きなデメリットがあります。まずはそのドメインサービスが停止してしまった場合にアクセスできなくなります。さらにドメイン名が一般的に知られていないものになることから、企業イメージとしてよくない印象になることがあります。「国内にないのだろうか」「怪しいサービスをしているのではないか」と警戒される可能性があるため、企業サイトやECサイトでは特に避けた方がよいとされています。

独自ドメイン取得サービスを利用してSEO対策

ドメインの違いによって大きく検索順位が変動することはありませんが、今後サブディレクトリやサブドメインを利用してサイト運営をしていくことを考えると、元のドメインの評価を受け継ぐことができる独自ドメインを取得しておくことが、企業としてのSEO対策になります。

ドメインの取得や更新時の注意点などについては、下記記事も参考になります。より詳しく知りたい方はご参照ください。

富山工房|ドメインとは?ホームページにおける仕組みと正しい決め方(外部サイトにリンクします)

関連記事:SSLとは?その仕組みと導入メリット

まとめ

ホームページやサイト制作を始める際に悩むのがドメイン選びです。「とりあえず使えればいいか」と安易に無料のドメインを使ってしまうとホームページの効果を十分に発揮できず、後にドメインを取得し直して移行するにも手間がかかります。企業として正しくホームページを運用していくために、サイト制作を始める時からドメインについて十分に検討していきましょう。

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イノーバマーケティングチーム

株式会社イノーバの「イノーバマーケティングチーム」は、多様なバックグラウンドを持つメンバーにより編成されています。マーケティングの最前線で蓄積された知識と経験を生かし、読者に価値ある洞察と具体的な戦略を提供します。

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