何を優先する?ホームページ作成ソフトウェア選定で大切なこと

ホームページ制作

ホームページ作成ソフトウェアを選択する際、企業のホームページ担当者はたくさんの選択肢の中から、一体何を優先して選択すればいいのでしょうか?知名度が高く操作も簡単なWordpressを例にあげながら、考えてみます。その上で、おすすめのホームページ制作ソフトを紹介します。

ホームページ作成ソフトウェアの選定ポイント

たくさんのホームページ作成ソフトウェアやツールがある中で、選定ポイントとなる点をいくつかあげてみます。

HTMLやCSSの知識は必要か?

専門知識がないと扱えないソフトウェアは、自社内での制作、管理や更新がしづらくなります。自社に専門のスタッフを確保できない場合は、外部に委託するなどの方法をとる必要が出てくるかもしれません。

サポートは充実しているか?

トラブルが発生しても、サポートが充実していれば安心です。電話やチャットサポートがあれば、トラブルが起きてもすぐに解決できます。

制作会社は数多く存在するか?

メジャーな作成ソフトウェアを選択すれば、何かあった時に依頼可能な制作会社が見つけやすく、サイト運営上のリスクが低減できます。反対にマイナーな作成ソフトウェアでは、制作会社が扱えなかったり、学習コストが見積もりに上乗せされるケースもあります。

WordPressの落とし穴

Wordpressは日本と世界で上位のシェアをしめるCMSです。CMSは専門知識がなくても、比較的簡単にサイトがつくれます。Wordpressは知名度が高いCMSで、制作会社も数多く存在しますが有力候補となるのでしょうか?

メリット

1.      ある程度知識があれば、サイト制作と管理ができる

テンプレートからイメージに近いデザインを選べ、プラグインがあれば複雑なコードを書かなくてもカスタマイズできます。

2.      ネット上で情報がみつかりやすい

利用者が多いため個人ブログや企業のメディアでたくさんの記事がみつかります。

3.      オープンソースで開発されている

無料で利用できコストが抑えられます。自由にカスタマイズできるのも魅力です。

デメリット

1.      本格的なカスタマイズには知識がいる

テンプレートからカスタマイズするので、他社と類似したデザインになる可能性があります。自社の独自性を打ち出そうとすると、本格的なカスタマイズが必要です。

2.      公式サポートはフォーラム

拡張性が高く一般的に多く使われているWordPress.orgの公式サポートはフォーラムで、コミュニティ依存になりやすい傾向があります。

3.      ハッカーの標的になりやすい

オープンソースなので攻撃者が脆弱性を見つけやすく、シェアが高いことも狙われる要因となります。

ホームページ作成ソフトウェアおすすめ6選

先に述べたことをふまえて、セキュリティ面も考慮しながら、おすすめのホームページ作成ソフトウェアを紹介します。

WordPress

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WordPress Foundationが提供するオープンソースのブログ作成用に開発されたCMSです。
CMSをダウンロード提供する「Wordpress.org」とブログサービスの「Wordpress.com」の2種類があります。「Wordpress.org」の方が拡張性が高く使い勝手がよいのでおすすめです。また、一般的に多く使われておりWordPressの意味合いで話されるのは「Wordpress.org」になります。

管理画面がわかりやすく、ある程度の知識があれば記事の投稿や編集ができます。豊富なテーマからデザインが選べ、プラグインで機能を追加できるため、ブログだけでなくECサイトや企業サイトなど色々なサイトに使われています。サーバーにインストールするので、ネット環境があればどこでも使えて便利です。

問題点は、ハッカーの標的になりやすいことです。そのため、バックアップを定期的に取る、セキュリティ対策のプラグインを使う、セキュリティ機能があるサーバーを借りるなどの対策が必要になります。
プラグインは公式なものから非公式なものまであり、悪意のあるコードが含まれる場合もあるので、よく調べないで使うのは危険です。

ホームページ・ビルダー

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株式会社ジャストシステムが提供する国産のソフトウェアです。パソコンにソフトをインストールしてサイトを制作します。専門知識がない初心者でもテンプレートを選んでパーツをドラッグ&ドロップで配置するだけで簡単にホームページがつくれます。

BiNDup

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株式会社デジタルステージが提供する国産CMSです。デザイン性の高いテンプレートと特許取得のブロック編集から、専門知識がなくてもホームページが作成できます。

パソコンにインストールするデスクトップアプリとWEBブラウザからログインして使うWEBアプリが、利用環境に応じて使い分けられます。

Dreamweaver

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アドビ株式会社が提供する、中級~上級プロ向けのソフトウェアです。HTMLやCSSの知識があることを前提に設計されているため、専門知識がないと使いこなすのは難しいです。パソコンにソフトをインストールしてつかいます。ソフトは、Creative Cloudを介して使用環境での最新版にアップロードできます。料金体系は、毎月料金を支払うサブスクリプション版です。

CMS Hub

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HubSpot Japan株式会社が提供する、ウェブサイトのホスティングに特化したクラウドCMSです。あらかじめ用意してあるテーマを利用し、ドラッグ&ドロップエディターでコードをかかなくてもページの作成や更新ができます。

さらに、マーケティング・開発・ITの各部門のニーズに答えられる拡張性を保持。基盤にHubSpot CRMという一次的なデータベースが実装されているので、必要なデータを利用して営業部との連携も可能です。HubSpotのサーバー上でCMSを使いサイトを構築するので、サーバーの用意やソフトインストール、セキュリティ対策は不要です。

Movable Type

シックス・アパート株式会社が提供する国産CMSで、国産のCMSの中では高いシェアを誇ります。テーマのカスタマイズやプラグインの利用で、専門知識がなくても比較的簡単にサイト制作ができます。

オンプレミス用のソフトウェア版、クラウド環境にインストール済みCMSを利用できるクラウド版、エンタープライズ用の上位版、アマゾンAWS環境構築用のAMI版、ライト利用・Webサービス型のMovable Type.netがあり、用途に合わせて選択できるのが魅力です。

セキュリティの高さと豊富なプランから官公庁や大学、小規模サイトから大規模サイトまで、幅広く使われています。プラグインは提供企業のパートナーもしくは提供企業と情報共有されたものなので、信頼性が高く安心です。

ホームページ作成ソフト選定に求められる観点

旧来、ホームページは企業情報や代表プロフィール、商品カタログなどを掲載する役割が求められていました。しかし、最近は「オンライン上で購買が完結する」「ウェブサイトで個人情報を獲得する」というような発展的な使い方をされるようになってきています。

その結果、「お客様の重要な個人情報がウェブサイトに格納される」ようになりました。万が一、セキュリティ対策の不備によりこれらの個人情報が流失すれば、企業への信頼感は失われてしまいます。

そうならないためにも、企業のホームページ担当者は、「安ければいい」「使いやすい」という理由でソフトウェアを選ぶのではなく、「お客様の大切な個人情報を守るためにはどうしたらいいか」「サイトを中長期的に運用するにはどうしたらいいか」という観点から制作ソフトを選ぶべきではないでしょうか。

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