ゲストブログに挑戦してみよう!押さえるべきポイントはこんなトコ

コンテンツマーケティング
自らのブログにトラフィックを集めるための手段として、一見矛盾するようだが、ゲストブロガーとして、別のブログに記事を書くことは有効である。
自分で運営していない他のブログへの記事の投稿により、そのブログの読者を自らのブログへ呼び込むことができ、さらにその読者による、ブログ記事のソーシャルメディアへの拡散も見込める。やがては上質な被リンクが自然と増え、検索エンジンへの高評価につながる可能性もある。しかし、これが意外に難しく、やみくもに寄稿するだけでは成功しない。
そんなゲストブログに挑戦したい人が知っておくべきポイントを、TechCrunchやMashableといった有名サイトへ100回以上ゲスト投稿をした経験を持つNeil Patel氏や、フリーランスライターであるKristi Hines氏の記事を基に紹介しよう。
目次
1.ゲストブログの目標を決定し、投稿先を吟味する
まずは目的を決定し、投稿先のブログを吟味しよう。多くのゲストブロガーの主な目標として、以下の3つが挙げられる。
- 業界に自分の名前を精通させたい
- トラフィックを増やしたい
- 被リンクを構築したい
1つ目の目標を達成するためには、投稿先のブログと自分のブログの関連性が重要だというのは明らかだが、実は2つ目の目標についても同じことが言える。
そのブログの読者を最終的に自分の顧客にしたいのであれば、さまざまなジャンルのユーザーが訪れる、トラフィックが多いメディアなどよりも、自らのブログとの関連性が深い、ニッチなテーマに絞ったブログに投稿する方が効果的だ。
また、エンゲージメントも吟味すべきポイントである。月に数万のユーザーが訪れるブログであっても、ソーシャルメディアでコンテンツをシェアする文化がないようでは意味がない。シェアやコメントが活発に行われているものを選択しよう。
さらに、3つ目の目標(被リンクの構築)を達成したいのであれば、強力なドメインオーソリティ、つまり検索エンジンでの評価を重要視するべきである。ドメインオーソリティについては無料で調査できるツールがあるため、そちらも使用しながら探すといいだろう。
2.ゲスト投稿ができる場所を見つける
目標が決まった後に、ゲスト投稿ができる場所の見つけ方を紹介しよう。
まずは、その業界の多作ゲストブロガーを探すと良い。業界のキーワードと、「ゲストブロガー」「ゲストブログ」などのキーワードを合わせて検索することで見つけられるだろう(英語の場合だと「guest post by」など)。見つかった多作のゲストブロガーを手がかりに、その人が投稿している先のブログで投稿できるチャンスがあるかもしれない。
ゲストブロガーの多くは、ソーシャルネットワーク上でゲスト投稿記事を共有しているはずなので、twitter上で「ゲスト投稿」のキーワードを検索することで、あなたの業界の最新のゲスト投稿を見つけられるだろう。
投稿を受け付けてもらうための調査も必要である。そのブログのゲストブロガーがどんなタイプの人物なのかを調査し、自己紹介する際に反映させるといった工夫や、ソーシャルメディアにより多く拡散されている記事を探してテーマの参考にするなど、地道な調査が必要となる。
また、そのブログのコミュニティで馴染みの顔になっておくことも重要だ。1~2週間ほど最新の投稿にコメントをすれば、オーナーと顔馴染みになることができる。
3.最低でも6カ月間は投稿せよ!
ゲストブログを数回したところで、大きな成果は見込めない。少なくとも週に1回、6カ月以上の期間、投稿を続けると効果的だ。
6カ月前に投稿されたコンテンツは徐々に検索エンジンの評価を受け、最終的に大きな効果を発揮するだろう。Neil Patel氏によれば、あるチームが1年以上ゲスト投稿を続けた結果、それらのゲスト投稿記事から毎月数百のリード(サインアップ)が得られるようになったという。
4.コメントに参加する
自分の記事にコメントがついたら、全てのコメントに返信すべきである。
コメント欄は自分自身のブランディングにとても有効で、自分の記事をフォローしてもらうきっかけになり得るからだ。新たな顧客を得る戦略として、ぜひ実践したい。
5.不自然な被リンクにならないように操作をする
不自然な被リンクに対する検索エンジンのペナルティは、日に日に厳しくなっている。過去にゲスト投稿で自分のサイトへリンクを組み込んだ結果、後々ペナルティの警告が来た担当者は少なくない。
自分の記事内に自分のサイトへのリンクを設定する際は、「このページのリンクをたどらない」という指示を検索エンジンに与える手段である、「nofollow」の設定をすることが望ましい。あくまで自然なリンクを集めるための投資だという認識の下、投稿をするように心がけたい。
6.双方向のゲスト投稿を
ゲストブログは、投稿する側だけでなく、投稿される側にも有益になる。新鮮で関連深い記事を自らのブログに掲載できることに加え、投稿する側の読者を連れて来られるからだ。
したがって、ゲスト投稿させてくれたオーナーやそこのゲストブロガーたちを、自らのサイトにも招待することを忘れてはいけない。ゲストブロガーのコミュニティから新たな顧客を得られる可能性も広がり、お互いにとても有益な状況を作れるだろう。
ポイントを押さえて効果的なゲストブログ発信をしよう
ゲストブログというアプローチ方法を知らなかった人も、このポイントを押さえてぜひ挑戦してみてほしい。もちろん、そのブログの読者の属性を十分に調査した上で、読者にとって有益な記事を書くことは、自らのブログの場合と同様の必須事項である。
自分にとって有益な情報ばかり書くのではなく、そのブログの読者のためになる情報発信を地道に続けることによって、半年~1年後に驚くべき効果を発揮するだろう。
参考元:?What I Learned About Guest Posting From Blogging at Entrepreneur Magazine, TechCrunch, and Mashable?The Ultimate Guide to Guest Blogging
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