Google パンダアップデート4.0を実施。eBayの自然検索トラフィックが大幅減少か?

EC(Eコマース)

2014年5月20日(日本時間21日)、米Google が検索アルゴリズムの更新を実施。通称“Panda Update 4.0(パンダアップデート4.0)”と呼ばれるこの更新により各所に影響が出ているようだ。

なお、パンダアップデートはGoogle が2011年より段階的に進めている一連の検索アルゴリズムアップデート。同社は現在、パンダアップデート実施時に公式なアナウンスは出していない。Matt Cutts氏による上記のような表明は例外的な措置と言え、今回は小規模なデータリフレッシュにとどまらない、アルゴリズム自体の更新を伴う比較的大規模なアップデートであると見られている。

また、パンダアップデート4.0とほぼ時を同じくして、特にスパムの多い検索クエリに対処するアルゴリズム、通称“Payday Lone Update(ペイデイローンアップデート)”の実施も表明している。

eBayの自然検索トラフィックが8割減?

今回のパンダアップデート4.0実施速報を伝える米Wordstream社CEO、Larry Kim氏の記事によると、同アップデート実施後、米オークションサイト大手のeBayへの自然検索トラフィックがロングテールキーワードを中心に約8割も減少しているとのことで、大きな話題となっている。

同記事によれば、今回の検索順位低下はeBayが設置していたDoorwayページ(誘導ページ)と、過剰な内部リンクが原因ではないか、とのことだ。

誘導ページとは、ユーザーを特定の商品ページや資料請求ページなどに誘導することだけを目的として設置されたページ。多くの場合、共通のテンプレートを使用し、キーワード部分だけを差し替えたような“ユーザーに独自の価値を与えていない”ページとされ、Google によって“ガイドライン違反”であると定められている。

現時点で、eBayのこの自然検索トラフィック減少が、パンダアップデート4.0の検索アルゴリズム更新による直接的な影響とは断定できない(eBay自身による、内部リンク構造の変更が原因かもしれないとする記事も見受けられ、手動でのペナルティも疑われている)。

詳細は引き続き調査中であるため、続報があれば追記したい。

高品質なオリジナルコンテンツをそろえるサイト運営者には追い風

Google が長期にわたり進めている検索アルゴリズム更新“パンダアップデート”。

その思想は、大規模であったとしても、内容の薄い低品質なサイトの順位を下げ、高品質なオリジナルコンテンツを揃える優良サイト、ユーザーにきちんと価値を提供しているサイトの検索順位を引き上げること。

昨今話題の“被リンクの重要性は今後徐々に下がっていき、オーサーランク(Author Rank)による著者の信頼性がサイト評価に影響する”といった論調も、Google のコンテンツ重視という方向性を顕している。

自然言語処理が飛躍的に進化を続けている中で、“誘導ページ”と判断されかねないような低品質なページや、オリジナルでないコンテンツは徐々に淘汰されていくと考えられる。

今後は、高品質なオリジナルコンテンツの発信による信頼性の確保がより重要になっていくだろう。

<参考> Panda 4.0: Why eBay Just Lost 80% of its Organic Rankings Deconstructing eBay.com’s Organic Loss Using SEMrush パンダアップデート4.0 がeBayに直撃、検索順位大幅下落

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