読者がついハマってしまう、強烈なコンテンツの書き方

コンテンツマーケティング
コピーは、コンテンツマーケティングの質を大きく左右する。
優れたコピーライターによって練られた言葉は、さまざまなイメージを想起させ、読者をあっという間に商品やサービスの世界に引きずり込む力を持っている。こうした強烈な力を持つコピーは、どのようにして生み出せばいいのだろうか。
目次
読者をその気にさせるために、コピーができること
コンテンツマーケティングについて考える前に、まずは従来の広告に使われてきたコピーの役割について考えておきたい。
見出しや本文など、コピーはさまざまな場面で使われるが、共通して言えるのは「買う気にさせるためにある」ということだ。
そのために、コピーライターは商品を使用しているシーンを想起させたり、なぜそのサービスが必要なのかを説得したりしようとする。
その結果、顧客は「この商品があれば、もっと生活が便利になるかもしれない」と、購入を検討しはじめるのだ。
例えば、iPadに代表されるようなタブレットが初めて登場したとき、誰しも「パソコンがあれば必要ない」と思ったのではないだろうか。
しかし、「どこでもインターネットが……」「圧倒的な軽さの……」などのコピーを見て、自分がソファーやベッドに寝転びながらタブレットを操作しているシーンを思い浮かべる。
それでも購入に至らない顧客には、「ビジネスに必須の……」や「遠く離れたおばあちゃんとテレビ電話が……」というコピーが追い打ちをかける。こんなことを繰り返すうち、いつの間にか「これがあれば、生活がもっと楽しくなる」という気になってしまうのだ。
もちろん、最初に感じた「パソコンがあれば必要ない」という感想は間違っていないと思う。持ち運びやすさや手軽さなどの反論材料はあるだろうが、タブレットでなければ絶対にできないことは、少なくとも私には思いつかない。
ほとんどの機能はパソコンで代用できる。逆に「パソコンにできて、タブレットにできないこと」の方が多いくらいではないだろうか。
それにもかかわらず、今やタブレットはスマートフォンやパソコンのような「持っておくべきアイテム」の1つになりつつある。
この、顧客をその気にさせる説得力こそがコピーの力であり、コンテンツマーケティングに取り入れたいノウハウである。もちろん、コンテンツマーケティングの目的は直接商品を売り込むことではない。
しかし、この説得力を生かすことができれば、より読者をその気にさせる、質の高いコンテンツが生み出せるだろう。そのために必要なテクニックを、次の章で考えてみたい。
優れたコンテンツを書くための3つのポイント
1.大切なのは何よりも「タイトル」
広告において、キャッチコピーは何よりも大切にされる要素だ。最初の言葉で顧客をその気にさせれば、ほぼ成功は決まったようなものだろう。
これはコンテンツマーケティングにおいても変わることはない。「すぐにこれを読まなければ」という気にさせるタイトルができるまで、しっかりと熟考したい。
2.読者の状況を想定すること
説得力のあるコンテンツを書くためには、相手の置かれている状況や抱えている問題を、より厳密に想定することが必要だ。
同じ情報を提供するにしても、「自分の状況にぴったり当てはまる情報」と「完全には当てはまらないが、参考になる情報」では説得力に大きな差がでてくる。コンテンツを作成する前に、読者に対するリサーチを怠らないようにしたい。
3.わくわくするような、魅力的な演出を
コンテンツを制作する際には、読者をわくわくさせるような演出を忘れないようにしたい。前述のタブレットの例でも、生活がどのように変わるかをイメージさせるからこそ、顧客は商品のファンになるのである。
コンテンツも、事実を淡々と並べただけでは魅力的なものにはならない。情報を知ることで「何か新しいことができるようになる」という、期待を持たせるような記事を心がけたい。
説得力のある、良質なコンテンツを投入し続ける
良質なコンテンツを、より多く投入する。これがコンテンツマーケティングを成功に導くための定石である。読者をその気にさせるような、説得力のあるコンテンツが常に投入され続けていれば、売り上げという成果に結びつくのもそう遠くないだろう。
本稿が、この良質なコンテンツ制作のための参考になれば幸いである。
参考元:?19 ways to be a good marketing copywriter?7 Things the Great Copywriters Wish You Knew
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