ショールーミングでリアル店舗はオンラインに顧客を奪われ続ける

デジタルマーケティング

昨日、ベインコンサルティングの調査による各国別のEC化率の推移のグラフを紹介したが、同じく、商材別のEC化率のグラフを見つけたので紹介する。これは、2020年までに各商材毎にどのようにEC化率が推移していくのかという予測だ。

以下がポイントである。

  • Music & Video(音楽と映像)の分野は、2020年までに95%がオンラインで販売されるようになる。このうちの相当部分が音楽や映像のダウンロードに販売になると予測されている。
  • Electrical(家電)もEC化が進展し、2020年にはEコマース販売が60%に達する。
  • また、Clothing/footware(アパレル、靴)、Homewares(家具・雑貨)などもオンライン販売が大きく伸びていく。
  • 反面、Travel(旅行)やFood/groceries(食品、日用品)は、ほぼ成長がフラットだと予測されている。

音楽、映像、家電のようにEC化が進む所は、既存のリアルのチャネルをどう位置づけるのかが問われるようになるだろう。アメリカでは、2010年9月にレンタルビデオ大手のブロックバスターが破産しているし、2012年4月には、家電最大手のベストバイが巨額の赤字を計上し、50店舗の閉鎖を発表している。日本でも、先日ビックカメラによるコジマへの出資の発表があったばかりだ。

個人的な話しだが、僕はもともと家電好きで、昔は特に買う物がなくても家電量販店に足を運んでいた。ところが最近は家電量販店に行かなくなったし、もし行ったとしても、必要なものだけを買って帰るようになった。

先日、渋谷のAppleストアに行った後に、駅前の家電量販店に立ち寄った。そして、その違いにショックを受けた。Appleストアは、滞在する事自体が楽しい。一種テーマパーク的な雰囲気さえある。ところが、家電量販店は、商品が大量に置かれすぎているし、店員は売込みをかけてくるし、極めて居心地の悪い空間になっている。

現在の家電量販店の店舗は近い将来姿を消し、Appleストアのように、ショールーム、カスタマーサポートセンターとしての機能に姿を変えていくのではないかと思っている。みなさんは、どう思いますか?