「女らしさ」って何?女性に元気と勇気を与えるバイラル動画から学べるヒント

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「女の子らしくしなさい」とか「女らしくない」と言われて、戸惑ったり傷ついたりした経験を持つ女性は多いと思う。でも女性だからといって、ピンクやレースが嫌いだったり、理系科目が得意だったりしてはいけないのだろうか?

本記事では、「女らしさとは何か?」をテーマにした人気動画コンテンツを3本ご紹介する。

なぜそんなに注目を集めたのか? 何が人の心をとらえたのか? を考えながら、ご覧いただきたい。

生理用品ブランドAlwaysの「#LikeAGirl」

P&Gの生理用品ブランドのAlwaysが、2014年6月に動画「#LikeAGirl」を公開し、話題となった。現時点(2014年8月)で4500万回以上再生されていて、大人気コンテンツとなっている。

この動画は「女らしい(like a girl)」という言葉に含まれる、侮辱的な意味合いがテーマになっている。「女らしさ」の定義について考えさせられる作品だ。

若い女性、青年、少年たちが「女の子みたいに」走る・投げる・殴るを真似するよう指示を与えられる。皆、髪の毛を気にしたりしながらヘロヘロ走ったり、弱々しく投げたり、殴ったりする。どう見ても「女の子」をバカにしているようにしか見えない。

次に10~12歳の少女達が登場し、同じ指示を受ける。彼女たちは逆に、走る・投げる・殴るというアクションを精一杯行う。表情もりりしい。

少し年上の女性たちは自分の過ちに気づき、最後は「自分らしく」走る・投げる・殴る、という内容だ。参加者の1人が「私は女の子で、それは恥ずべきことではない」と言っているのが印象的である。

Always #LikeAGirl

http://www.youtube.com/watch?v=XjJQBjWYDTs

玩具会社GoldieBloxの「OFFICIAL BIG GAME XLVIII」

次にご紹介する動画は、玩具会社GoldieBloxの「OFFICIAL BIG GAME XLVIII」。こちらは、現時点で45万回以上再生されている。

この動画の前にオリジナルバージョンがあったのだが、残念ながら音楽使用権の関係で、今はもう見られない。ちなみに、オリジナルの方は800万回以上視聴されたらしい。

この動画では、お姫様ごっこに飽きた大勢の少女たちが、家からピンク色のものや、「女の子らしい」おもちゃを持ち出して広場に集まる。そのおもちゃを使ってロケットのような機械を皆で作り、最後は空に向けて発射させるという内容だ。

「私たちが皆、ピンクを好きだと決めつけないで。女子にだって、こんなことができるのよ!」というセリフが聞こえてきそうな作品である。

ちなみにこの会社は、少女たちに科学・技術・工学・数学に興味を持たせ、才能を伸ばすことに焦点を当てたおもちゃを販売している。「女の子らしい」遊びの王道であるお人形遊びと、建築やエンジニアリングなどの要素を組み合わせている商品は、とても興味深い。

GoldieBlox - OFFICIAL BIG GAME XLVIII - Ad (Uncut Version)

http://www.youtube.com/watch?v=ZVCC83cDch0

携帯電話事業者Verison Wirelessの「Inspire Her Mind」

最後は2014年6月に公開された、携帯電話事業者Verison Wirelessによる「Inspire Her Mind」だ。この動画も現時点までに300万回以上再生されていて、けっこうな注目を集めている。

この動画では、自然や科学に興味を持つ1人の少女が、両親から「女の子らしさ」を求められながら成長していく姿が描かれている。

川で遊んでいれば「ワンピースを汚さないように」、海でヒトデを手に取れば「そんなもので遊ぶんじゃない」、電気ドリルを使えば「危ないからお兄ちゃんに渡しなさい」……そんなことを言われるたびに、少女は切ない表情を浮かべる。

ラストシーンでは、少女がサイエンスフェアのポスターに目をやりながらも、ガラスを鏡にしてリップを塗る。

その後に「小学4年生の女子の66%が理科と算数が好きと答えているが、大学でエンジニア系を専攻する女子生徒はたったの18%しかいない」というキャプションが続く。そして、「科学やテクノロジーに興味を持つ少女たちを応援しよう」というメッセージで終わる。

この作品に共感を覚える女性は多いだろう。似たような経験を持つ人も多いのではないだろうか?

Verizon Commercial 2014 | Inspire Her Mind - Extended | Verizon Wireless

http://www.youtube.com/watch?v=XP3cyRRAfX0

3本の動画から学べること

動画を見て、「女らしさ」の定義や「女らしさ」という言葉の不自然さについて、考えさせられたのではないだろうか? 「ありのままでいいんだ」「自分らしく生きよう」と前向きな気持ちになった方も多いだろう。

上記の動画コンテンツ3本から学べるヒントは、まさにあなたが感じたことの中にある。元気が出た人も、過去の体験を思い出した人も、テーマについて考えさせられた人も、「感情」に訴えかけられたことは実感できたはずだ。

その感覚を、今後のコンテンツ作りに活かしていっていただきたいと思う。

セクハラや性差別がいろいろと問題になっている今日の日本でも、「女らしさとは何か?」を改めて考えている人は多いはず。

このような問題提起は、今の日本にも必要なのかもしれない。

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