なぜ人は憂うつな気分になるのか?日本の自殺率を減らすための具体的な処方箋

経営・ビジネスハック

ネットで、ワイアードの社長の死について話題になっている。彼とは面識がないけれど、若くて、冒険心のある人を失ったのは、社会として大きな痛手だと思う。

僕は、身近な人を亡くし、すごくショックを受けた経験がある。もう二度と身近な人の死はみたくない。心からそう思う。

人間もまた動物の一種。動物である以上、種を残す事がDNAに組み込まれている。その人間が自ら命を絶つことの重み。それを考えないといけない。

自殺が多い社会は、民族として大きな問題を抱えている。この問題は、どうしたら解決できるのか?

昔は、鬱病は一部の人がなるものだった。鬱気質というのは、遺伝する事が知られていて、そのような一部の鬱気質の人がなるものとされていた。

しかし、今や、誰もが鬱病になる時代。自分では自覚していなくても、最近なんか落ち込むなあ、自分に自信が持てないなあと言うときは、うつ傾向が強まっているサイン。

なんで、うつになるのかは、脳の仕組みを考えると判る。ネガティブな事を考えると、脳の回路が強化されて、ますますネガティブに考えやすくなる。マイナスのスパイラルに陥りやすい。

アメリカは、実は、鬱病先進国で、鬱に関する実用的な本が沢山でている。

僕のおすすめは、スタンフォード大の医学部教授のデイビッド・バーンズが書いた本。日本語訳も出ている。

〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法
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この本から、一部抜粋しよう。

「憂鬱な心の動きというのは、自己評価の低い所から起こるもの。貧困な自己イメージは、些細なミスや血管を、人格そのものの否定にまで広げてしまう拡大鏡のようなもの」

第一の原理
「感情はすべてあなたの認知(物事の受け止め方)、あるいは、考えによって作られる」

第二の原理
「憂鬱な時には、悪い方向ばかりでものごとを考える」

第三の原理
「マイナスの考え方は、常に認知のゆがみを含んでいる」

また、著者はこのようにも言っている。
「日本人は、周囲への期待に添えない時に、強い罪の意識を感じる傾向がある」

僕の解釈では、人間の認知力は極めていいかげんだ。同じものを見ても、人によってAだと思ったり、Bだと思ったりする。

僕たちは、メガネをかけている。元気な時には、「ポジティブメガネ」、調子がわるい時には「ネガティブメガネ」をかけている。

ゆううつな気分を直す第一歩は、自分の認知のゆがみに気付く事。そして、次にやるべきは、ゆがんだ認知を直す方法を知る事。

この本には、ゆがんだ認知を直すための実践的な方法が書いてる。

変化の激しい時代、グローバル企業のCEOでさえ、将来に不安を感じている時代だ。我々、日本人は責任感が強いからついつい深刻に考えすぎてしまう。

でも、変化の時代を乗り切るには、しなやかな強さが求められる。一人一人が、ポジティブなマインドを持って、変化を乗り切る事が大事。

僕は、この本を高校の教科書にした方がいいと思ってます。

記事執筆:(株)イノーバ。イノーバでは、コンテンツマーケティングのノウハウを詰め込んだ無料のebookや事例集をご提供しています。ダウンロードはこちらからどうぞ→https://innova-jp.com/library/

Photo Credit:H. Koppderaney