ありふれた投稿テーマを、「選ばれる」コンテンツに変身させる2つの工夫ポイント【Facebook事例 越前有機蔵マルカワみそ】

コンテンツマーケティング
コンテンツを考えるとき、出てきたアイデアがありふれたものばかりになってしまい、困った経験はありませんか。
どこにでもあるコンテンツを提供しても、ユーザーは喜んではくれません。そもそも、コンテンツ自体を見つけてもらえないかもしれないのです。
そこで、今回は越前有機蔵マルカワみそを例に、ありふれたテーマを「選ばれる」コンテンツにするための2つのポイントをお伝えしていきます。
レシピコンテンツも工夫次第で「選ばれる」コンテンツに
越前有機蔵マルカワみそのFacebookページでは、味噌を使ったレシピを紹介しています。
「レシピは飲食系のFacebookページにはよくある投稿テーマだ」と侮(あなど)るなかれ。見ている人の心をつかむポイントが2つあるのです。
1.ここにしかない個性的なレシピに特化
味噌と言えば、味噌汁や「○○の味噌煮込み」「○○の味噌炒め」といった、名前に「味噌」が含まれるレシピを連想するのではないでしょうか。
しかし、このページでは「うどんナポリタン」「卵、砂糖、乳製品を使わないフレンチトースト」「玄米茶飯」と、一見味噌とは関係なさそうなレシピが掲載されています。
たまに味噌汁レシピがあったと思ったら、なんと家庭で作れるインスタントみそ汁(即席みそ汁)のレシピでした。つまり、どれも個性的なものばかりなのです。
他ではなかなか見つけられない、ここにしかないレシピだからこそ価値が高いのです。見た人は心をつかまれ、Facebookページのファンになったり、「いいね!」したり、友達にシェアしたりするでしょう。
そして必要なときに思い出して、Facebookページやその先のサイトに訪れてくれることが期待できます。
2.運営者自らが実践している
Facebookページに掲載されているレシピは、ありあわせの情報をそのまま載せているわけではありません。
運営者自らが料理し、動画や写真を使いながら、作り方などを解説しているのです。
親近感が感じられる、臨場感がある、興味を引きやすい、そして体験者の立場から相手が知りたいであろう情報(この場合は「作ってみて感じたこと&よくありそうな質問」)を届けることができる、などが考えられます。
↑Facebookページで誘導した先にあるマルカワみそのサイトの記事
供給に対して、消費が追いつかないほどの情報過多の時代ですから、ありふれた情報を載せていてもファンの心はつかめません。
運営者自ら実践してみることで、よりオリジナルなコンテンツに加工することができ、情報の価値をより高められるのです。
また、Facebookから誘導したサイトの記事の最後では「この商品に合うかもしれない食材」として自社商品をさりげなくアピールしているところも見逃せません。
これらのレシピは他の味噌でも作れるため、マルカワみそのお客さんでない人にとっても役立つ情報です。
マルカワみそを使っておいしそうにでき上がった料理を見ているうちに、マルカワみそが欲しくなってしまうのではないでしょうか。
単なる商品の認知やサイトへの誘導といった効果以上に、「マルカワみそで作ってみたくなる」という効果が期待できるコンテンツですね。
ありふれたテーマにオリジナル要素を加えて
ご紹介してきたように、たとえありふれたテーマでも、工夫次第で「選ばれる」コンテンツを生み出すことができます。
そのために重要なことは、オリジナルな要素を加えることです。
投稿内容を考えていて、ありふれたアイデアしか出てこなかったとしても、そのまま切り捨てるのはもったいないのです。
オリジナル要素を加えるために、もう一工夫できないかを問いかけてみてください。
※本記事はFacebookを活用する企業事例を集めたブログ「Facebookプロモーション国内事例集」からの転載です。一部内容を編集してお届けしています。
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