楽しまなきゃ損!社員みんなで作り上げるコンテンツで、会社の雰囲気もアップ!

コンテンツマーケティング

「マーケティングって言葉が名前についているくらいだから、コンテンツマーケティングは、もっぱらマーケティング部門の仕事だろう」。

あなたの会社でも、こう考えている社員が多いのではないか?

コンテンツマーケティングの醍醐味は、消費者にとって興味深くて、面白い価値のある情報を発信し、会社としてのイメージづくりやロイヤリティ獲得につなげていけること。サービスや商品のプロモーションが中心となる、一般的なマーケティングとは全く異なるのである。

会社としての魅力を伝えるコンテンツをつくり上げるうえで、さまざまな部署の社員からのインプットはとても重要になる。「皆でつくり上げる」という意識を持ってもらうことがキーポイントとなるのだ。

そこで今回は、マーケティング部門以外の社員にも、コンテンツマーケティングに楽しく参加してもらうことの重要性について解説していきたい。どうやってみんなに、意図的にそのプロセスへ参加してもらうか、また、どんな内容のコンテンツが消費者にとって楽しめるものなのかを紹介してみたい。

重要なのは自信とプライド

社員みんなにコンテンツの作成を楽しんでもらうために重要なのは、「自信とプライド」を持たせてあげることだ。

会社の大きさにかかわらず、普段は裏方として会社を支えてくれている社員は大勢いるだろう。そういった人々にとって、自分の仕事内容や、つくり出したものを周りに「知ってもらえる」「見てもらえる」機会というのは、なかなかやって来ない。

そんななか、さまざまな分野のさまざまな目線からの情報が重要となるコンテンツ制作は、こういった社員の協力が大いに必要となる。「自分を必要と言ってもらえる」、それは仕事をするうえで、とても大切な自信とプライドにつながる。

そういった意味でも、コンテンツマーケティングは、会社経営にとってプラスの存在なのだ。

各社員の個性を生かす

もちろん、全ての社員がコンテンツを一からつくり出すのを得意とするわけではない。そういった場合は、インタビュー方式で情報を引き出したり、ハウ・ツー・ビデオに登場してもらったりと、その社員の個性に合った参加形式をとるのも大切である。

慣れないことは強要せず、あくまでも自主的に、楽しみながらつくれる環境で実践してもらうほうが、よいコンテンツが生まれやすいのは当然のことである。

社員が思いついたアイデアを、簡単にシェアできる土台を用意するのも忘れないようにしたい。社内データベースに投稿用のエクセルシートを設置するのもよいし、休憩所の前に投稿箱を置いておいてもよい。

アイデアが浮かんだら、すぐに気軽に、その情報を提出できる環境を用意してあげることは、フレッシュなコンテンツをつくり続けるのに欠かせないポイントである。

意図的にコンテンツづくりに参加してもらえるよう、社員のモチベーションを上げることも忘れないようにしたい。みんなの協力でつくり上げるコンテンツが、会社のこれからの発展にどれほど役に立つのかは、しっかりと伝えたいメッセージである。

「会社のために、みんなでつくり出すマーケティング」

そんな雰囲気をまとめあげることができれば、成功にかなり近づいているはずだ。

コンテンツに人情味を加える

喜ばれるコンテンツをつくり出すうえで、忘れてはならないのは消費者の目線で考えることである。さまざまな角度からの意見を取り入れてつくるコンテンツは、よりパーソナルで人間味があるものになるだろう。

カスタマーサービスや受付に多く寄せられる消費者からの意見や質問に耳を傾け、そのニーズをもとに考え出したコンテンツをつくり出すのも大切だ。

例えば、今度発売する新製品についてコンテンツをつくりたいとしよう。消費者が興味を持ってくれそうな内容としてどんなものがあるか、ほんの一部だが以下に挙げてみたい。

  • 製品の誕生のきっかけ

  • アイデアを発案した社員の紹介

  • 企画部の苦労秘話

  • 制作部からの裏話

  • 制作過程やスタッフの写真

  • 実際にその製品を使ってみた社員の感想

  • 製品使用方法の説明動画

こうやっていろいろな情報を発信することで、顧客の商品に対する興味や理解はより深まる。そして、こういうコンテンツは、誰かが代わりにつくるよりも、実際にそれを体験した社員が自らの思いを込めてつくり上げるほうが、真実味のある好印象なものになるだろう。

コンテンツマーケティングは社員全員の課題!

どうだろう? コンテンツマーケティングは、「社員全体の協力のもとにつくり出すアイテムだ」ということが伝わっただろうか。

「商品や会社を売り込むのは、マーケティング部門の仕事だ」という観念は、コンテンツマーケティングを行ううえでぜひ捨ててほしい。よいアイデアは、いたる所に転がっている。そして、それは会社中に存在しているのだ。

みんながオープン参加できる、「会社のため」「自分のため」のマーケティング。そういった認識を社員全員に持ってもらえれば、コンテンツの質はぐっと上がり、制作のストレスも大幅に減るはずだ。

「明確なゴールを持ち、社員全員が一丸となった会社」。何とも魅力的な響きではないだろうか?

参考元: 4 Proven Ways to Engage Employees in Your Content Creation Process 6 Ways to Get Your Employees Blogging How to Make Content Creation a Benefit for Your Team—Not a Burden

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