I Love My Job!エンプロイー・ブランディングで会社を成長させる

コンテンツマーケティング

米国人は、「仕事はお金のため」とクールに転職するイメージがある。だが、ジョージ・クルーニー主演の映画「マイレージ、マイライフ」を見れば、それが誤解であることがわかる。

だれだって仕事を、会社を愛し、最高のパフォーマンスを発揮したい。仕事を愛さず会社にいるのは、「家庭内別居」と同じ。

Google やFacebook、Appleの従業員たちは、一人ひとりが饒舌(じょうぜつ)に、自社の労働環境や企業カルチャーの特性について話す。 彼らや彼女らは、それぞれが自社の「広報部員」なのだ。

エンプロイー・ブランディングとは、「従業員による会社のブランド化」のこと。従業員の心に愛社精神を育て、会社の応援団になってもらう。従業員のハッピーオーラは、SNSから自然と伝わってくる。

洗練されたブランディング・スタイル

社業について直接、語らない。「こんなポジティブでアクティブなビジネスパーソンがいるのか。さすがGoogle !」と草の根的にブランドイメージが広がり、結果的に押し付けがましくない「会社の宣伝」となる。洗練されたブランディングの手法なのだ。

会社の応援団となった従業員は、質のいい、儲かる仕事を取ってくるものだ。仕事を愛しているのだから。

アカデミックで忍耐強く、寛容なFacebook社の従業員は、社内を明るくし、同社は常に未来を描く会社となっている。Appleの気さくで自制心に富む従業員を見れば、お客様は「Appleって、やはりすごいブランド」と思う。従業員を味方につければ、会社の内側も外側も高度にブランド化される、というわけだ。

中小企業にも向いている

こうして、従業員によるエンプロイー・ブランディングがなされれば、ブランディング・コンサルタントに高額なギャラを払う必要がなくなる。小さな企業だからといって、あきらめなくていい!

従業員が、SNSを使って発信したとする。米国の統計調査会社Statistaの最新の統計によるとFacebookのユーザーの友達数の平均は約300人。その300人が、約1000人の友達に「いいね!」や「シェア」をしてもらうと、計算上では30万人にも増える。同様に、Digital Marketing Ramblings(DMR)の最新記事によるとTwitterの友達の平均は約200人。同様の計算をすると20万人。従業員みんなが発信すれば、途方もない数字となる!

危機管理をして発信せよ

エンプロイー・ブランディングを実践するうえで、マネジメント層が心がけるべきことは? 抑制すべきこと、そして逆に、奨励すべきことがある。

抑制すべきこと:

(1)企業秘密に触れそうなことについては、広報部の許しが出るまで従業員に発信を我慢させる (2)競合他社の悪口は厳禁 (3)従業員が会社のスタンスをしっかり理解するまで発信させない。ましてや、従業員同士の足の引っ張り合いは論外なので、そうしたことが外に伝わらないようにする

奨励すべきこと:

(1)自社の製品について、あるいは自社のカルチャーについての良い経験は従業員にどんどん発信させる (2)企業には「法人格」がある。その企業はどんな人格なのか、どんな価値観を持っているのかを伝える従業員の発信を後押しする (3)従業員が、社会に信用される規範を示すのを奨励する

「トップ自らにしかできないこと」とは

では、マネジメント層、とくに企業トップが、エンプロイー・ブランディングのために自らやるべきことは何だろうか。以下に列挙する。

・ いま社内で何が起きているか、オープンに、正直に表現する。 ・ 従業員の名前を全部覚え、皆を尊敬する。 ・ ゴールを示す。 ・ 人事や法務など、自社製品をよく知らない人にも自社製品の強みをわかりやすく伝え、全社員が「広報部員」になれるようにする ・ 長々とした社長インタビューではメッセージは伝わらない。会社の強みを、短い、強いキーワードで示す。

「One Team, One Dream!」ちょっとしたリサーチ、戦略の工夫、従業員教育で、会社のブランド価値は飛躍的に高まるのだ。

参考元: Employee Branding: Why Content Marketers Need It How to Use Employee Branding Energize Content Marketing Efforts Through Employee Engagement

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