B2B企業はコロナウイルスの大流行をきっかけにデジタルマーケティングを開始

デジタルマーケティング

まずは弊社CEO 宗像のコメントを紹介いたします。

コロナウイルスの影響で、在宅勤務やイベント自粛などが行われており、マーケティング施策への影響も出てきている。中国からの部品の輸入のストップや、欧米での景気悪化懸念などで、不況入りのシナリオも現実性を帯び始めている。

このように先の見えない中で、マーケティング責任者は何を考えるべきなのか。

Click Zという米国のデジタルマーケティングメディアに参考になる記事を掲載いたします。(執筆者の許諾取得済)

 

以下、https://www.clickz.com/b2b-turns-to-digital-marketing-in-the-wake-of-coronavirus-outbreak/260893/ より、許諾を得て、翻訳しています。

 

米デジタルマーケティング会社 Interteam Content Services社長のDan Gerstenfeld氏は、コロナウイルスの大流行により、業界のイベントに割り当てられたマーケティング予算がどのようにオンラインマーケティングに移行されるかを説明しています。

本稿の要約

   企業がマーケティング予算を一番多く配分しているのが展示会であり、結果として、Webマーケティングへの投資が増加する可能性がある。

   データインテリジェンス企業PredictHQが公開した数字は、2月だけでも、コロナウイルスに関する懸念により、マーケティングイベントのキャンセルと延期が500%急増したことを示している。

   多くのマーケティング担当者は、在宅勤務などにより、落ち着いて考える時間が出来ている。このタイミングで、もう一度オンラインマーケティング戦略を見直し、マーケティングメッセージを再定義する事を推奨する。

   Webマーケティングを強化することで、先行きの見えない状況に影響を受ける事が少なくなり、かつ、競合他社に対して、競争優位を確率する事が出来る。

 

最近、私は見込み客に次のような会話をした。彼は、コロナウイルスの大流行をきっかけにしたMobile World Congress(MWC)2020が、直前でキャンセルされて、大きく失望していると。MWCは世界最大の携帯電話見本市であり、彼の企業が参加を予定していた一番大きな展示会だったからだ。コロナウイルスによるイベントキャンセルで、準備に費やした数か月の時間と、数万ドルの費用が水の泡となった。欲求不満のマーケティングマネージャーは、彼は、別の大規模な展示会が当面延期されたとの通知を受け取っているとも話している。


2008年の金融危機のようにはならない

2008年の金融危機では、B2B取引をする企業のほとんどが、リスクを回避し、マーケティング予算を削減した。しかし、今回話した企業は、展示会予算をオンラインマーケティングに割り当て、倍増させる予定との話を聞いた。私は、この動きは理にかなっていると考えている。

 

加えて、最近では対面ミーティングを最小限に抑える企業が増えている。したがって、見込客獲得(リードジェネレーション)の施策は、デジタル戦略にシフトさせざえるを得ない。

 

世界銀行や国際通貨基金などの大規模な組織は、すべての対面会議を中止を決定し、民間企業も続くと予想されている。企業は、予算の多くを展示会に割り当てており、予算配分の割合をわずかに変更するだけでも、Webマーケティングへの投資増加につながる可能性がある。


数十億ドルの損失

データインテリジェンス企業PredictHQが公開した数字は、2月だけでも、コロナウイルスにより、大型イベントのキャンセルと延期が500%増加した。同社は、2月には225件以上の大型イベントが先月キャンセルされ、3月には、キャンセルが更に増加すると予想している。大型イベントのキャンセルによる損失は、数十億ドルにのぼると見積もられている。

2018年に展示会業界リサーチセンター(Center for Exhibition Industry Research)が実施した調査によると、展示会を利用しているB2Bマーケティング担当者は、展示会や業界イベントに予算の40%近くを割り当てている。これに対して、オンラインマーケティングは8%程度であり、展示会は5倍近くの規模である。イベントの予算のごく一部がオンラインマーケティングにシフトされたとしても、Webマーケティング投資の大幅増加につながる。

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オンラインマーケティングの利点

デジタルマーケティングの主な利点は、対面接触を必要としない事、そして、効果が測定可能であることだ。マーケティング担当者は、どのマーケティング活動がリード(見込客)を生み出しているのか、どのような費用対効果であるかを簡単に把握できます。現在、自宅勤務を余儀なくされているマーケティング担当者も多いと思うが、今の時間を利用して、オンラインマーケティング戦略を見直し、マーケティングメッセージを再定義する事を推奨する。


マーケティング戦略を確認する

マーケティング担当役員は、仕事が忙しすぎて、ウェブサイトを見直す時間がないとの不満を抱えています。今こそ、自社のホームページの内容を債券投資、自分達の事業が十分に紹介されているかを確認するタイミングである。

これは、一度、マーケティング施策の目標を保留とし、過去の施策の結果を詳細に調査するときでもある。過去に作成されたマーケティング目的のコンテンツが古くなっており、更新する必要があるかもしれない。

これは、会社のプロモーション戦略を再調整する絶好の機会なのである。

   Webサイトのコンテンツ –適切なマーケティングメッセージが含まれているか、CTA(call to action、問合せ、資料ダウンロードなど顧客の行動を促すコンテンツ)が設置されているか。

   SEO –現在のウェブサイトの検索順位を確認し、検索エンジン向けに最適化して、検索エンジン経由のアクセス数の質や量を改善する。

   コンテンツマーケティング –この機会を利用して、新しいブログ投稿のアイデアを考え、顧客向けのニュースレターを作成しよう。

   プレスリリースと寄稿記事 –メディアやクライアントに伝えることができるトピックを考え、プレスリリースや外部メディアへの寄稿を行う。

   マーケティング資料 –プレゼンテーション資料、パンフレット、その他のマーケティング資料の準備を行う。

   ソーシャルメディアソーシャルメディアでの顧客へのアプローチを再度検討する。新しい事例、ホワイトペーパー、専門記事を作成する。開催するウェビナーの数を増やす。

   ビデオ – 次の動画作成のためのシナリオを作成する。

Webマーケティングへの集中を強化することで、コロナにより先行きが見えない現状でも、マーケティング施策を実行し、オンラインに出遅れている競合他社よりも競争力を高めることができる。

コロナ危機が早期に収束することを願ってやまないが、マーケターとしては、収束に時間がかかるリスクを考慮する必要がある。オンラインマーケティングの取り組みを強化することで、リスクを最小限に抑え、自社の市場における立ち位置を改善できる。

 

Dan Gerstenfeldは、オンラインPRおよびWebマーケティングの専門家です。

彼は、B2B企業へのデジタルマーケティングおよびリードジェネレーションサービスの提供を専門とするInterteam Content Servicesの創設者です。

元記事はこちら:https://www.clickz.com/b2b-turns-to-digital-marketing-in-the-wake-of-coronavirus-outbreak/260893/