インバウンドマーケティングとコンテンツマーケティングの違いとは?

インバウンドマーケティング
最近、インバウンド・マーケティングと、コンテンツ・マーケティングという二つの言葉を良く見かけるようになった。 この言葉は、二つとも海外から来た言葉でもあり、意味は違うのか?使いわけは?などと疑問を感じる人がいるかもしれない。 海外情報を参考に、この二つのコンセプトの違いについてご説明しよう。
両者はかなり似ている
結論から先に言ってしまうと、この2つの言葉は、かなり似ている。両社とも、コンテンツでWebサイトに集客し、問い合わせや資料請求を増やし、売上を上げていく方法論だ。 言葉のニュアンスとしては、インバウンド・マーケティングは、従来型のマスマーケティング用に一方的に売り込むのではなく、顧客をWebサイトに引き寄せる、顧客に見つけてもらうという所に重点がある。しかし、この点は、コンテンツ・マーケティング側も同じ点をアピールしている。 そもそも、インバウンドマーケティングという言葉は、アメリカのHubspotという会社が使いだしたものだ。Hubspot社の創業者は、「インバウンドマーケティング」本を出版してベストセラーになり、インバウンド・マーケティングという概念を世の中に広めたのである。 一方、ライバルのEloquia社は、コンテンツマーケティングという言葉を使っている。Eloquiaは、インバウンドマーケティングという言葉は使わないものの、ほぼ同じマーケティング手法を広めようとしている。
定量的に見てみると、ややコンテンツマーケティング優勢
では、インバウンドマーケティングという言葉と、コンテンツマーケティングという言葉は、どちらがより一般的なのだろうか? ここで定量的なデータをご紹介しよう。 以下のデータは、海外におけるインバウンド・マーケティングとコンテンツ・マーケティングの、それぞれのキーワードの検索量を時系列で比較したものである。 青い線がコンテンツマーケティングで、赤い線がインバウンド・マーケティングを示している。ご覧頂く通り、両方ともに伸びているが、今のところ、コンテンツ・マーケティングの方が検索量が多く、優勢である事がわかる。
用語の違いに目を奪われないようにしよう
海外でも二つの言葉が同じ意味で使われている。日本でも、インバウンド・マーケティングと、コンテンツ・マーケティングの二つの言葉が共存していくことだろう。しかし、実質的に同じ事を指す言葉である。言葉の違いに捕らわれる事なく、その考え方、テクニックなどを学び、売上につなげていくのがおすすめだ。 なお、THE CONTENT MARKETINGでは、コンテンツ・マーケティングという用語で統一していきたいと思う。ヒアリングを行った所、インバウンド・マーケティングという言葉は、コールセンターを連想する人が多く、誤解される可能性があるという理由である。
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