コンテンツマーケティングにおけるPinterest、Instagramの6つの活用方法

コンテンツマーケティング
最近、ローソンやユニクロを始めとしてPinterestを導入する企業が増えてきている。
そんな中、「ウチもそろそろ…」と検討している企業も多いのではないかと思う。
コンテンツマーケティングにおいて、ビジュアルコンテンツの力は非常に大きい。
自社のブランドイメージを直観的に訴求することができるし、記事などのフォーマットに比べ画像や動画の方がよりシェアされやすいという傾向も見られている。
今回は、ビジュアルプラットフォームを既に活用している企業を軽く紹介した後に、その効果的な活用方法を紹介していきたい。
ビジュアルプラットフォームを取り入れた企業を見てみよう
ビジュアルプラットフォームをこれから活用しようとする場合、まずはいろいろな企業のページを覗いてみてほしい。インパクトのある写真や、ブランドメッセージの訴求方法など、様々なヒントを得ることができるだろう。
その中でも特に秀逸なのが、スターバックス社である。
「上品なクラシックさ」と「今どきっぽいポップさ」が融合したこのInstagramのページは、幅広い顧客層から人気を集めている。フォロワー数はなんと、156万人にも及んでいる。
ヘーゼルナッツ・マキアートの画像投稿は、7万8千以上シェアされ、「味のバランスがパーフェクトだよね!」などといったコメントを得ている。
海外の事例では、他に以下のブランドのInstagramおよびPinterestのページが参考になるだろう。ビジュアルプラットフォームの活用を検討している方はぜひチェックしてみて頂きたい。*NIKE、National Geographic、Levis、Etsy、Whole Foodsなど。
また、国内の事例では高島屋オンラインストアのPinterestページにも注目したい。
出典:Takashimaya Online Store Pinterest
リピンされやすいという研究結果も出ている赤系の色を含んだ写真が適度に配置され、アピール度の高いページとなっている。現代界では357人しかフォロワー数がいないものの、O2Oの流れを作るなどして利便性を向上させれば、今後フォロワー数は増加していくだろう。
国内では、他に以下のページなども参考になるだろう。主にPinterestのページである。
* ユニクロ、ローソン、資生堂(MAJOLICA MAJORCA)、ドンキホーテなど。
また、自治体や非営利団体などもこういったビジュアルプラットフォームを活用している。淡路市役所のPinterestページやUNICEFのInstagramおよびPinterestのページなどが参考になるだろう。海外では、多くの非営利団体がInstagramなどでボランティアの様子を世に伝えている。
Pinterest、Instagramの6つの活用方法
これらビジュアルプラットフォームの活用を検討している方のために、以下では6つの効果的な活用方法をご紹介したい。
1.自社のブランドイメージを伝える印象深い画像を投稿しよう
きほんのきの字であるが、自社のブランドイメージに合った画像を投稿しよう。
例えば、先ほど挙げたWhole Foodsなどの投稿内容は食品に限られない。オーガニック系の商品を扱うという事業内容に相応しい、サステナビリティをテーマにした写真なども掲載している。
例えば、堆肥を作るコンポスト・ボックスの写真などである。
「サステナビリティ」というブランドイメージが、何となく伝わってくるのではないだろうか?視覚的な訴求力の強さを活かしブランドイメージを効果的に確立していける、というのがビジュアルコンテンツの何よりのメリットなのである。
2.デモンストレーションに活用する
自社商品を使って、どんなことができるかを画像で表現しよう。
例えばカラーペンを販売するSharpieは、カラフルなページを作り、「自社商品を使って、どんなクリエイティブなことができるかを表現している。そうすることによって、「商品の力」をアピールできるのだ。
上の画像の様に、Shapieのカラーペンから生み出されるアートが生き生きと表現されている。文字ではなかなか伝わりにくい魅力をビジュアルコンテンツで伝えていく、というのも効果的な活用方法であろう。
3.これから始まるイベントをチラ見できるようにする
近日予定されているイベントなどについて、全部ではなく、一部の情報をユーザーに知らせて、「何?何?」という期待を抱かせよう。例えばABCワールドニュースは、後に放送するニュースの内容に関連した画像を投稿している。
4.従業員の働く姿を伝えよう
また、従業員の働く姿を撮影し、投稿するのもよいだろう。
例えば、Beaucoup Bakeryというパン屋さんでは、キッチンで働く従業員の姿をInstagramに載せていている。
「舞台裏」を見せることによって、ブランドに対する親近感を抱いてもらうことができる。
5.時にノスタルジックなコンテンツを
例えば、ホンダは1969年のクラシックカーN600の画像を載せている。
クールな画像を投稿するのもいいが、時に「古いもの」を入れると、ページ全体が味のあるものになる。その「古さ」こそが、往年の人気ブランドであることの証明となるのだ。また、往年のブランドのファンとしては、このようなクラシックなコンテンツはたまらないことだろう。
6.ユーザーからコンテンツを集めよう
ユーザーからコンテンツを集めるのもよいだろう。ユーザーの力を借りることによって、プラットフォームがより活性化するからだ。例えばBen & Jerry’sは、「生まれて初めてのアイスです!」といった画像をユーザーから集め、プラットフォームに掲載している。
まとめ
いかがだっただろうか?すぐに真似できそうなアイディアが多かったのではないだろうか?
コンテンツマーケティングでは、いかにユーザーを惹き付けられるコンテンツを制作できるかが勝負である。その上で、訴求力の高いビジュアルコンテンツをどう導入していくかが競争のカギを握ってくるだろう。
ぜひ今回紹介した活用方法を活かし、効果的なビジュアルプラットフォーム戦略を実施していってほしい。
Photo: Some right reserved by mkhmarketing, flickr
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