ブログ以外でコンテンツマーケティングを仕掛ける5つのアイデア

コンテンツマーケティング
ブログは、コンテンツマーケティングの代表的ツールであり、その効果も様々なデータで証明されている。しかし、人手不足・スキル不足などの理由で、「なかなかブログに手を出せない」「ブログの場合に求められる頻度の高い更新が難しい」というケースもあるかもしれない。そんなとき、ブログなしでコンテンツマーケティングを仕掛ける方法はあるのだろうか?
予算が豊富な企業であれば、すでにコンテンツもアクセス量も多いブログやポータルサイトを購入するのは1つの手だ。アウトソーシングという方法もあるだろう。では、そんな余裕のない小さな企業の場合は……?
本記事では、予算が少なくても可能な、ブログを使わないコンテンツマーケティングのアイデアをご紹介する。すでにブログを持っている企業も、さらに効果を上げるため、またはコンテンツを見直すための参考にしていただきたい。
目次
アイデアその1:YouTube動画を取り入れる
ブログ記事を書けないのであれば、動画を作成するのはいかがだろうか? 読者に知ってほしいことを、文章の代わりに動画を通して伝えるのだ。
動画は、人気の高いコンテンツなので効果が期待できる。今はスマホでも動画が撮影できる時代なので、高価なビデオカメラが必要というわけではない。また、ソーシャルメディアでプロモーションしやすいコンテンツでもある。
YouTubeは、毎月の訪問者数が10億人以上、視聴時間が60億時間以上という強力なプラットフォームだ(出典:YouTubeプレスルーム統計情報)。こんな美味しいツールを利用しない手はないだろう。また、YouTubeはGoogle のグループ会社でもあるので、YouTube動画の投稿はSEO的にも有利だ。
ブランド専用のYouTubeチャンネルを作ってもいいし、動画を埋め込んだ動画ブログもいいかもしれない。内容はハウツー動画、イベント風景、業界の権威に対するインタビュー、お客さんの感想、スタッフの紹介などいくらでも考えられる。シリーズ化してみるのもいいだろう。
アイデアその2:音声を提供する
読者へのメッセージを文章の代わりに伝えられるもう1つの手段は、音声だ。意見などを、書くよりも話して伝える方が得意な人におすすめの方法である。また、ブログ記事を書くのは時間がかかっても、音声であれば頭の中にある考えやアイデアを話すだけなので、時間を短縮できる可能性もある。
提供方法の例としては、iTunes Storeでポッドキャスト配信するということが挙げられる。記事に埋め込んで、音声ブログとするのもいいかもしれない。さらに、音声の書き起こし(要約でもよい)を提供できれば、より役立つコンテンツとなるだろう。
アイデアその3:メルマガに力を入れる
文章を書くことは避けられないが、メルマガやニュースレターの配信も、コンテンツを提供できる方法の1つ。見込み客にとって役に立つ、質の高い情報をメールで届けるのである。
さらに、Webサイトでメルマガのバックナンバーも公開するといいだろう。発行順でもいいが、カテゴリ別にまとめておけば閲覧しやすくなり、より充実したコンテンツを提供できるはずだ。
ただし、メルマガの場合は、見込み客自身にアドレスを入力してもらう必要がある。そのため、無料レポートやホワイトペーパーなどの魅力的なコンテンツと引き換えに、アドレスを登録してもらうといった工夫をしよう。
アイデアその4:インフォグラフィックスを作成する
インフォグラフィックスはその名が示す通り、インフォメーション(情報)をグラフィックス(図表)で表現したもの。人の脳は、視覚化されたものの方が吸収しやすい作りになっている。つまり、複雑なデータも、ビジュアル化されることで一気に分かりやすい情報に早変わりするわけだ。そのため、シェアもされやすい。
SNSで上手くプロモーションを行えば、Webサイトへのトラフィック増加も期待できるだろう。また、書くのが苦手な人にとっては、文章量が少なくて済むというのもメリットだ。
すでに世に出回っている情報を基に、分かりやすいインフォグラフィックスを作成するのも1つの手だ。さらに、顧客に対してアンケートを行い、そのオリジナルデータで作成すれば、より価値の高いコンテンツを提供できるだろう。
アイデアその5:役立つ情報をまとめる
役に立つ情報源だけをまとめたページは、訪問者にとってリサーチの時間を短縮できる、非常にありがたいコンテンツとなるはずだ。
自分の業界・専門分野の最新情報が得られるサイトや、良質なブログなどを集めてリストを作ってみよう。それぞれの情報源に簡単な説明や特長を加えておくと、なお良い。見やすさも考えて、カテゴリごとにまとめるといった工夫もしたい。
もし、自社に大量の無料レポート、ホワイトペーパー、ワークシートなどがあれば、それらを1ページにまとめるという方法もある。貴重なリソースがまとめられたそのページが、立派なコンテンツとなるだろう。
最後に
一番重要なのは、ブログか否かではなく、基本を押さえたコンテンツを提供できるかどうかだ。
コンテンツマーケティングの基本とは、読者の求める役立つコンテンツを、定期的に提供し続けること。その条件を満たしているものであれば、ブログの代わりにもなり得るというわけだ。
結局、ブログであろうとそれ以外の形のコンテンツであろうと、お客さんの信頼を勝ち取る、関係を構築するという目的は変わらないことを忘れないようにしたい。
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参考元:
3 Ways to Get Ideal Customers to Your Site Without Blogging
10 Easy Content Marketing Ideas That Don’t Require a Blog, Or A Writing Degree
No Blog — No Problem! — 3 Ways to Utilize Content Marketing Without a Blog
5 Ways To Create Great Content Without Writing A Lot
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