やはり大事なのは「人」 コンテンツマーケティングチームに必要な4人のキーパーソンとは?

EC(Eコマース)
やはり大事なのは「人」である。
何の話だと思われるかもしれないが、他ならぬ「コンテンツマーケティング」のことだ。
いいコンテンツを作ろうと日々努力しているし、コンテンツに対する社内の評判も悪くない。なのに、目に見える成果が上げられていない…と悩むマーケターたちにひとこと。
「チームのメンバーを見直す必要があるのでは?」
ここで、ドキっとした方は、是非今回のブログを読んでいただきたい。良質なコンテンツを作るには最強の布陣が必要なのだ。 本日は、そのキーパーソンとなる4人を紹介しよう。
1. チーフエディター
良質なコンテンツを作るためには、経験豊富な編集者が必要となる。たとえば、内容の優れたブログを発信していても、「文章が読みにくい・わかりにくい」などの問題があれば、読者は離れていってしまう。そこで、ベテラン編集者に文章をチェックしてもらうのだ。
これまで多くの雑誌やWEBのエディターとして活躍してきた人は、どういう記事がどういう読者にウケるかをよく知っている。また、プロジェクトの進行を管理する能力もある。その経験値をコンテンツマーケティングという舞台で、最大限に活かしてもらうとよいだろう。
2. フリーランス・もしくはフルタイムのコンテンツ制作者
チーフエディターは文章の達人であり、コンテンツマーケティングチームにおいては編集業務に集中してもらいたいものである。そのため、コンテンツ制作(ブログ執筆など)には別途ライターをアサインしたい。80点の原稿をライターに作ってもらい、そこに編集者が20点を上乗せしていくイメージだ。
業界に精通した専門性の高いフリーランスライターに、コンテンツを製作してもらうのもよいだろう。フリーのライターの専門知識と編集者の文章力がタッグを組むことによって、相互補完的に良質なコンテンツを生み出すシステムを作ることが可能だ。
また、コンテンツの配信に関してはフルタイムで従事するスタッフが必要となってくるだろう。 オウンドメディアやソーシャルメディアをフルに活用して、最適なコピーライティング・ディストリビューションの実施には膨大な作業を必要とするからだ。
3. SEOエキスパート
ペンギン、パンダ、ハミングバードと次々に現れるグーグルの検索アルゴリズムへの対応に追われるマーケターも多いのではないか? それだけで日が暮れてしまうということもあるだろうから、ここはやはり、SEOのエキスパートに任せたい。
制作したコンテンツが検索ランキングで上位に表示され、ユーザー導線としての機能を果たすためには、どうしてもSEO的な観点が必要になってくる。いくら読み応えのある、良質なコンテンツを製作しようとも、検索エンジンに評価されるように設計しなければ、その効果も半減してしまうのだ。
また、コンテンツ自体の最適化の話だけではなく、一体どのようなキーワードを狙っていけばいいのか、というコンテンツマーケティングの設計部分についても、彼らのアドバイスが活きていくことだろう。
4.マーケティングアナリスト
冒頭に述べたように、コンテンツマーケティングは戦略的に実践しなければ意味がない。これはマーケティング施策の一種であって、個人のブログの延長ではないのだ。他のマーケティング施策と同様にPDCAサイクルを回し、常に改善に努めていこう。
KPIは達成できているか、達成できていないとしたらどこに問題があるか、定期的に診断する必要があり、この業務はノウハウを持った専門家が担う必要があるだろう。
このアナリストは船頭のようなものであり、上で紹介した4人を正しく導いていくためには必要不可欠なのである。
また、その課題を解決策に落とし込む必要性まで考えると、アナリスト的な資質だけでなくコンサルタント的な資質も必要になってくる。ウェブマーケティングの分析業務の経験があり、なおかつ提案まできちんと行うことのできる人材をおくべきだろう。
このアナリストはなかなか手が回らない場合が多いと思うが、この役割こそがコンテンツマーケティング成長のドライバーとなる要なのだ。
まとめ
いかがだっただろうか? すでにコンテンツマーケティングを導入している方は、上記4人がチーム内にいただろうか? また、導入を検討している方は、上記4人を確保できそうだろうか?
最適な人材を自社内で確保することやゼロから採用を行うことが困難であれば、コンテンツ作成から効果測定までをアウトソーシングすることも選択肢となるだろう。
参考元: ・Four Steps to Building Your Content Marketing Dream Team:MarketingProfs ・How to Build Your Content Marketing Dream Team:monster
Photo: Some rights reserved by Helgi Halldórsson/Freddi, flickr
人気記事
関連記事