「コンテンツマーケティング」とは特別なマーケティングではない

コンテンツマーケティング

「コンテンツマーケティング」と聞くと、特別なマーケティングを行わなければいけないと考える方もいるのではないだろうか。

コンテンツマーケティングという言葉自体は近年生まれたものであるが、施策自体は、今までリアルで当たり前のように行われていた販売促進の考え方と通じているところがある。

以下で、その種明かしをしていこう。

なぜコンテンツマーケティングに注目が集まったのか

Web広告のトレンドとして、数年前までは、検討意欲が高いユーザーに向けた広告を、セグメントされたターゲットに対して表示させ、効果的かつ最小限の工数で顧客を刈り取るという方法が主流だった。

これは、購入を検討しているユーザーに対しては効果的であり、費用対効果も高い。ただし、この方法は購入検討層や見込み客を取り逃がしてしまう施策でもある。

昨今、Web上のコンテンツやサービスは非常に数多く存在しており、見込み度合いが高い顧客向けに商品告知の施策を行うだけでは、その魅力が十分伝わらず、かえって見込み度合いの高い顧客でさえも逃してしまう恐れがあるのだ。徹底的な効率化は、実は非効率なのである。

そのため、販売促進や消費者の囲い込みをWeb環境においても行う必要が出てきている。

以上のような環境の変化から、Webにおける長期的なブランディングや見込み客獲得を行える、コンテンツマーケティングに注目が集まるようになったと考えられる。

リアルの施策に置き換えると、特別なマーケティングではないことが実感できる

コンテンツマーケティングとは「ユーザーにとってメリットのある情報を提供し、企業のブランディングや好感度向上を図り、サイトへの定期的な来訪を促し、顧客の新規獲得、長期的な育成を行っていく」ことを目的としている。

この施策を実際の店舗や、リアルの場のビジネスに置き換えて欲しい。

消費者や顧客の満足度を上げるため、相手にとってメリットのあるサービスや情報提供を行ったり、サンプルなどを配布したりすることで、商品の特性やよさを知ってもらうなど、様々な販売促進策が行われていると思う。

そして、何度もお客様に来訪してもらえるよう、押し付けがましくない、居心地のいい接客を心がけていることだろう。販売促進というと味気ないが、日本的に言うと「おもてなし」である。

コンテンツマーケティングもこれらに通じる施策なのである。

こう考えると、リアルで当たり前に行われている販売促進を、Webでも行えばよいということがおわかりいただけるのではないだろうか。

環境は違えども、訪れているのはリアルもWebも同じ「お客様」

近年、スマートデバイスやモバイルデバイスの普及はますます進み、Webは生活の中により深く浸透してきている。リアルの延長線上にWeb環境があり、その垣根はどんどん低くなっているように感じる。

そして、Webでもリアルでも、利用しているのは同じ「人間」である。何かを買いたい・知りたい・興味があるという温度感はどちらも同じである。

Webだからといって、効率的であればあるほど効果があるということはないのだ。

このようにリアルに置き換えると、「コンテンツマーケティング」というのは至極当たり前な販売促進施策であることがおわかりいただけたのではないだろうか。

あまり難しい特別なものだと身構えずに、長期的なブランド・顧客育成のための販売促進として、コンテンツマーケティングを実施していただきたい。

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