最新トレンド!! B2Bコンテンツマーケティングの動向2013

コンテンツマーケティング
5万人以上のメンバーがおり、16万人のリーチを誇るLinkedInのB2Bテクノロジー・マーケティング・コミュニティ のオーナーである Holger Schulze氏。
このほど、中小企業から大企業までの815名のマーケターから回答を得て分析したB2Bコンテンツマーケティングにおける2013年のトレンド調査のレポートを slideshare.net上で公開している。
今回は、その中から”2013年のB2Bコンテンツマーケティングトレンド” として発表されているトップ5項目をご紹介しよう。
目次
1. B2Bにおいても コンテンツマーケティングが主流となっている
“コンテンツマーケティングは、B2Bマーケティングの主流となっている。また、コンテンツマーケティングはマーケターが新たな顧客層をつくるのを助け、顧客に一歩先をいく考え方を可能にさせるような、より洗練されたものになっている。”
マーケターたちがコンテンツマーケティングのゴールとして設定しているのは、新規(見込)顧客の獲得。続いて、顧客を育てること、顧客の刈り取りである。
2. コンテンツとしての、ホワイトペーパーの人気は落ちている
“コンテンツマーケティングのフォーマットとして、ホワイトペーパーの人気は、ビデオのようなインタラクティブで簡単に消化できるフォーマットと比較して落ちている。”
以前は人気の高かった「ホワイトペーパー(白書、レポート)ダウンロード」的な一方的なコンテンツから、よりインタラクティブなコンテンツへと移行しているのは納得がいく。
特に動画コンテンツの人気が上がっているようだが、、別の質問では、外注するコンテンツの一番目に動画コンテンツが上がっている。マーケターは予算を動画コンテンツに使う傾向にある。
3. B2Bマーケターのコンテンツ制作は増加傾向
“B2Bマーケターの82%以上は、今後12ヵ月間のコンテンツ制作が増えると答えている。”
社内でコンテンツ制作作業が完結すると答えたマーケターも多かったのだが、逆にマーケターの負担は大きくなっていることが見て取れる。
4. Youtubeの人気が上昇、Facebookは後退
“YoutubeはB2Bオーディエンスの獲得とエンゲージメントを高めるソーシャルメディア・プラットホームとして、人気が上昇している。 一方で、フェイスブックは後退している。”
先ほど、ホワイトペーパーの人気が下がっているというデータがあったが、この回答結果を見ると、SlideShare の評価が高い。やはり、キーとなるのはインタラクティブ性のようだ。
5. マーケティングのオートメーション化が進んでいる
マーケターの61%はマーケティング・オートメーション・プラットホームを利用しており、これは、昨年の43%という数字から大きく上昇している。
筆者も、マーケティング目的で送られてくる電子メールなどは、B2Bに限らず、顧客にカスタマイズされているような内容にも関わらず、オートメーション化されているケースが増えていると実感している。
コンテンツ制作にリソースを割いている分、配信や投稿のオートメーション化に関しては、予算のかけどころなのかもしれない。
まとめ:B2Bのコンテンツマーケティングはさらに洗練される
いかがだっただろうか。B2Bのコンテンツマーケティングにもまだまだ新たな戦略やトレンドが出てきそうだ。
手法もコンテンツの内容も、この先数年はより洗練されていくであろう。ぜひ、今後のリソース、予算の割き方などを考える際のご参考にしていただければと思う。
さらに詳しい内容を閲覧されたい方は、下記の参考リンクからご参照いただける。
どのようなコンテンツを提供しているのか、誰がコンテンツをつくっているのか、などこちらで紹介しきれなかった情報が満載なので、ぜひご覧いただきたい。
参考:B2B Content Marketing Report 2013 Result Survey Photo: Some rights reserved by Duncan Hull, flickr
人気記事