検索エンジンではなくキュレーションサイト!?キュレーション戦国時代の姿とは?

コンテンツマーケティング

スマートフォンユーザーたちは、検索エンジンから情報を調べるのではなく、キュレーションサイトから情報を得るようにシフトしている。

そんな中、「NAVER まとめ」やアメリカとイギリスに進出した「Gunosy」などの、キュレーションサイトが注目を集めている。

今回は、競争の激化するキュレーションサービスの現状についてご紹介する。

スマートフォンユーザーが手放せないキュレーションサービス

少し前まではRSSリーダーにブログやニュースサイトを登録し、RSSリーダーの新着情報をもとにパソコンで自ら能動的に読むといった方法が一般的だった。

しかし、今ではスマートフォンやタブレットで、隙間時間に自分の嗜好にあったおすすめ記事を手軽に読む方向にシフトしてきている。

そんな中、人気が集まっているのは、ユーザーの好みに設定された情報をまとめて配信してくれる、キュレーションサービスである。キュレーションサービスを活用することで、インターネットに溢れる膨大なコンテンツから、有益な情報だけを効率的に情報収集できるのがメリットである。

各サービスはアプリにも対応しており、スマートフォンなどの小さな画面でも使いやすく読みやすいように設計されているのが特長だ。

約400億円まで拡大するキュレーション市場

矢野経済研究所がまとめたキュレーションサービス市場に関する調査によると、事業者売上高ベースが2012年度の60億円から、2017年度にはその6倍以上の約395億になると予測している。

また、キュレーションサービスを企業内で事業として行っていくメリットとして、「少ない投資でインターネット上の大きなトラフィック(アクセス数)を稼げる可能性を持っている」を挙げている。一度、キュレーションサービスを通してユーザーからの人気を集めれば、PV数や成約率を安定的に稼ぎやすくなるという。

コンテンツマーケティングとしても、特定のジャンルの情報をまとめたサイトを作ることは、付加価値を上げて行くチャンスである。

このようなメリットを持つキュレーションサービスは、ECや小売、メディア、ビックデータ分析などで活用されると考えられているのだ。

人気の主要キュレーションサイト5つ

それでは、どんなキュレーションサイトがあるのか、人気の主要キュレーションサイト5つの特徴をそれぞれ見ていこう。

1.NAVER まとめ
LINEでお馴染みの、LINE Corporationが運営するNAVER まとめは、誰でも情報をデザインできるキュレーションサービス。まとめ作成者が作ったページの広告の利益を、ポイント報酬として受け取ることができる。

2.Gunosy
「今日のニュースを3分でまとめ読み」のキャッチフレーズで有名なキュレーションサイト。今年に入ってアメリカとイギリスに進出したことで、国内のみならず海外でも話題となっている。FacebookやTwitterの投稿を独自のアルゴリズムで解析し、ユーザーの好みそうなコンテンツを、毎日朝の8時と夕方5時に配信してくれる。

3.SmartNews
400万ダウンロードを達成し、8月1日からはテレビCMも開始した。特長として、圏外でもサクサク読めることがある。地下鉄など、電波の悪いところでも快適に読むことができるのが嬉しい。天気予報やプロ野球速報もリアルタイムに確認できる。

4.NewsPicks
「もっと自由な経済紙を。」というキャッチフレーズのもと、経済情報に特化したニュース共有サービス。各業界の専門家や友人をフォローして、オリジナルの紙面を作ることができる。

5.Antenna
厳選された250以上のメディアから、様々な「話題」が見つかるキュレーションサイト。好きな記事を「クリップ」して集め、「クリップブック」として発信したり、記事の合間に紹介される商品を購入したりすることができる。

キュレーションサービスの進化に期待

キュレーションサイトの競争が激化する中、各キュレーションサービスは他社にはない特長を出しながら、差別化を図ろうとしている。

今後もキュレーションサイトがビジネスに活用される幅はどんどん広がってくるだろう。どのように進化していくのか、目が離せないところだ。