CMSにおけるSNSの連携機能とは?注目される背景とメリットを解説

コンテンツマーケティング
Webコンテンツの作成を行うために、CMSを導入するケースは増えてきています。
CMSの各種機能を使いこなすことは、作業の効率化や生産性向上につながり、Webコンテンツの発展に貢献するでしょう。
特に近年はSNSの普及と一般化によって、各種SNS機能と連携してCMSを動かすことが重要となっています。
事業のためにSNSのアカウントを作成し、CMSと連携することが、新たにマーケティングの成果を生み出す結果につながるでしょう。
こちらではCMSとSNSを連携させるメリットとデメリットを解説するので、マーケティング戦略の一環としてぜひチェックしてみてください。
目次
CMSとは?
CMSとは、専門知識がなくても簡単にWebサイトの作成・運用などを行えるツールです。
具体的な運用事例がなくても、スムーズに自社コンテンツ専用のサイトを構築できるので、商品・サービスのアピールやマーケティング活動につなげられます。
CMSの導入および有効利用は、現代のマーケティングにおいて欠かせないものとなりつつあるでしょう。
関連記事
CMSとは何か? 導入のメリットや選定で押さえるべきポイントとは
CMSにおけるSNS連携とは?
CMSにはコンテンツの作成や編集、ユーザーの管理、各種マーケティング業務など多彩な機能が備わっています。
特にマーケティングに関する機能に力を入れているCMSは多く、近年はSNSとの連携機能が標準搭載されているケースも珍しくありません。
具体的にCMSにおける連携機能には、以下のような特徴があります。
各種SNSと連携できる
CMSにおけるSNS連携の基本機能とは、日常的に使用されている各種SNSと自社のWebコンテンツを連携させることを意味します。
SNSとの連携を行うことで、CMSの管理画面や編集機能からスムーズにSNSアカウントにアクセスし、情報を発信できます。
CMSの多くが、以下のような主流SNSと連携可能です。
- LINE
- TikTok など
上記のようなSNSで自社専用のアカウント作れば、CMSと連携が可能です。
連携を行うことで記事の更新と同時にSNSでその情報を発信したり、定期的に投稿を行って自社Webサイトをアピールしたりできます。
SNS連携を行えば、より多くのユーザーに自社コンテンツを知ってもらう機会を得られるでしょう。
ユーザーが簡単に拡散できるボタンをSNSごとに設置
CMSのSNS連携機能は、上記画像のようにユーザーによる拡散を促すボタンの配置も行えます。
クリック・タップだけで簡単にユーザーのSNSアカウントでシェアしてもらえるので、情報の拡散力アップに期待可能です。
ユーザーから別のユーザーへと情報をつなげていけるので、ターゲット外の顧客層にも自社コンテンツが届く可能性があります。
連携機能ではSNSごとにボタンを設置できるので、多くのSNSユーザーを対象にできるのもポイントです。
SNS投稿を記事に埋め込むことも可能
CMSのSNS連携では、既にネット上に公開されているSNSのデータ(ツイートや投稿)を記事に埋め込むことも可能です。
例えば自社コンテンツを利用した参考事例としてTwitterのつぶやきを埋め込んだり、過去に投稿したInstagramの写真を再度埋め込んで記事を充実させたりといったことができます。
SNSで確認できるあらゆる情報と連携可能なので、さまざまな応用方法が考えられるでしょう。
SNS連携が注目される背景とは?
CMSとSNSの連携が注目される背景には、SNS利用者数の多さが要因として挙げられます。
例えば各種SNSでは、以下の利用者数がいると発表されています。
<Twitter>
<LINE>
- 国内の月間アクティユーザー数:8,900万?(2021年6?末時点)
- 日本人口の約70%が利用している計算になる
<Facebook>
- 月間アクティブユーザー数:29億1,000万人(2021年9月時点)
<instagram>
- 日本国内の月間アクティブユーザー数:3300万(2019年3月時点)
各SNSに多くのアクティユーザーが存在するため、自社コンテンツを充実させつつスムーズに宣伝が行える連携機能は非常に便利なものとなっています。
SNSは今後も幅広い世代で利用されることが予想されるため、CMSを活用する際にはSNS連携機能の注目も高まるでしょう。
CMSにおけるSNS連携のメリット
CMSにおけるSNS連携には、いくつかのメリットがあります。
以下からは、CMSとSNSを連携させるメリットを解説します。
集客力の拡大に期待できる
CMSとSNSを連携させることで、集客力の拡大に期待ができます。
CMS単体では検索エンジンなどからの流入がメインとなりますが、CMS連携を行えばそこにSNSからの入り口をプラスできます。
SNSから自社コンテンツへの流入が増えれば、会員登録や商品購入などのコンバージョン率の向上にもつなげられるでしょう。
検索エンジンからの流入だけでは目標達成に届かない場合には、SNS連携を行って集客力を増やすことがおすすめです。
SNSでの投稿忘れを防止できる
CMSとSNSを連携させておけば、コンテンツ作成時の投稿忘れを防止できます。
CMSで作成した各コンテンツは、SNSをはじめとしたネット上で拡散されることでより多くのユーザーの目に届けられます。
そのためSNSへの投稿を忘れると、ユーザーを獲得する機会損失につながってしまうでしょう。
特にリアルタイムで有効な時事情報を取り扱っている場合には、SNSへの投稿を忘れるとその価値が損なわれてしまいます。
事前にCMSとSNSの連携を行って、自動でアップロードしたコンテンツが各SNSに投稿されるように準備しておきましょう。
CMSにおけるSNS連携の注意点、デメリット
CMSとSNSの連携には、デメリットもあり、注意が必要です。
以下からは、考えられるデメリットについて解説します。
炎上などのリスクがある
SNSへの投稿は、思わぬ炎上につながるリスクがあります。
コンテンツの内容が批判の的になることも考えられるため、CMSで完成した段階で自動的にアップロードされてしまうSNS連携にはより注意が必要となるでしょう。
実際に投稿される前に炎上要素がないか確認する習慣をつけ、リスク回避に努めるのがポイントです。
フォロワー数が少ないと効果が低い
SNSのフォロワー数が少ないと、CMSと連携しても大きなリターンを得られない可能性があります。
そのため立ち上げたばかりのコンテンツや開設したばかりのSNSアカウントでは、連携の効果が出るまで時間がかかってしまうでしょう。
フォロワーを増やすための施策を別で実施するなど、SNS連携を活かすための対策も必要です。
CMSが連携できるSNS以外の連携について
CMSのなかには、SNSツール以外と連携できるケースもあります。
以下からは、SNS以外で連携できる主なツールを紹介します。
MAやCRMとの連携
CMSは、MAやCRMなどのマーケティング関連ツールとの連携が可能なケースが多いです。
各ツールのデータをひとつのプラットフォームでまとめることができれば、効率良くマーケティング効果を得られます。
既にMAやCRMをマーケティングに使用している場合には、連携が可能なCMSを選ぶことがおすすめです。
Office製品との連携
CMSによってが、Office製品と連携が可能なケースがあります。
Wordで書いた文章を記事に反映させたり、Excelで作成した図や表を貼り付けたりといったことが可能になれば、コンテンツを効率良く展開できるようになるでしょう。
複数のユーザーによる共同作業もしやすくなるので、Office製品との連携の可否もチェックしておくのがおすすめです。
CMSを使うのならSNS連携機能を上手く活用する
CMSのポテンシャルを活かすのなら、SNS連携の利用が重要です。
各SNSへの投稿を自動化したり、拡散のきっかけになるボタンを配置したりすることは、自社コンテンツの有効な宣伝につながります。
この機会にCMSにおけるSNS連携のメリット・デメリットを確認し、実際にSNSアカウントの紐付けを行ってみてはいかがでしょうか。
人気記事